中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

西口17年連続白星 パ現役最年長記録

2011年5月6日 紙面から

西武−ロッテ 銀仁朗(右)とお立ち台に上がり笑顔を見せる西口=西武ドームで

写真

◇西武5−3ロッテ

 西武のベテラン、西口が6連敗中だったチームを窮地から救った。7イニング1失点で、今季初勝利。自身の持つパ・リーグ現役最多の勝ち星を167勝に更新し、プロ1年目から17年連続勝利は同現役最長記録だ。

 「本拠地で3連敗だけはしたくなかったので、今日は何としてでも勝ちたかった」

 真骨頂の強気と緩急がよみがえった。生命線のスライダーがコーナーに決まる。円熟の投球術は打者のタイミングを狂わせた。「ロッテは走者を出すと盗塁があるので神経を使う。打者を打ち取ることに集中した」。得点圏のピンチを背負っても、慌てなかった。

 「去年のオフはこれまでで一番練習したよ」。昨年12月は休日も取らずに、筋トレと走り込みに時間を費やした。「悪けりゃ2軍。チームの中で自分の立場は分かっている」。クールな男には、もう後がない思いもあった。

 試合前のベンチでは、OBの清原氏から激励された。「声を掛けられ一段と気持ちが入った」。2ケタ勝利からは5年間遠ざかっている。その間、2軍落ちの悔しさも味わってきた。9月で39歳になるベテラン右腕が、負けられない一戦で存在感を見せつけた。 (梶原昌弥)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ