
PSP に CFW を導入する方法を紹介。ただし、対象は、PSP-1000 と未対策基板の PSP-2000 のみ。
PSP に CFW を導入することで、PSP の制限事項を取り払い、PSP の機能を最大限発揮できます。例えば、フリーソフトやエミュレータの起動、バックアップ UMD を起動できます。
注意事項:
CFW の導入に失敗すると、PSP が故障する可能性があります。したがって、導入についてはすべて自己責任でお願いします。
CFW を導入するために必要なもの
- システムバージョン 6.35 以下の PSP-1000 、未対策基板の PSP-2000
* PSP-2000 未対策基板か否かの判断方法-
6.35 アップデータ-
LCFW 6.35 PRO-B3-
5.50 アップデータ-
Recovery Flasher 1.65-
5.50 PrometheusCFW の導入手順
1. PSP 本体を FW 6.35 にアップデートします。
*既にシステムバージョンが6.35の場合は、この手順は必要ありません。(1) ダウンロードした圧縮ファイルを解凍します。

(2) 解凍してできたフォルダ内にある 635.PBP を EBOOT.PBP にリネームします。
*リネームとは、ファイル名の変更のこと
(3) メモリースティックの PSP/GAME/UPDATE フォルダにコピーします。
*指定フォルダがない場合は、右クリック > 新しいフォルダを作る
■ms0:PSP/GAME/UPDATE/EBOOT.PBP(4) PSP を起動し、XMB > ゲーム > メモリースティック から [6.35アップデータ] を起動します。

(5) 所定の手順に従って、PSP をアップデートします。アップデートが完了すると、自動で再起動します。
*アップデートの有無は、XMB > 設定 > 本体設定 から確認することができます。
2. LCFW 6.35 PRO-B3 をダウンロードし、ダウンロードした圧縮ファイルを解凍します。

3. 解凍してできた 635PROUPDATE フォルダ を メモリースティック の PSP/GAME フォルダにコピーします。
■ms0:PSP/GAME/635PROUPDATE4. PSP を起動し、XMB > ゲーム > メモリースティック から [635 PRO update] を起動します。

5. メニュー画面が表示されますが、そこで、×ボタンを押します。すると、インストールが開始されます。

6.インストールが終わると、自動で再起動します。インストール成功の有無の確認は、同じく XMB > 設定 > 本体設定 からできます。

後は、SERECTボタンを押し、vshメニューを表示します。そこで、UMD ISO MODE を M33 driver にすると、ISOファイルやフリーソフトを起動できるようになります。
*ISOファイルとは、UMDのバックアップファイルのことです。
7. Recovery Flasher 1.65 をダウンロードし、ダウンロードした圧縮ファイルを解凍します。

8. 解凍してできたフォルダ内にある RECOVERY フォルダをメモリースティックの PSP/GAME フォルダにコピーします。
■ms0:PSP/GAME/RECOVERYまた、FW-Packs フォルダ内にある PSP本体に応じた .rfp ファイルをメモリースティックのルートフォルダ(PSP,VIDEO,MUSICフォルダがある場所)にコピーします。
PSP-1000 の場合:PSP1000_550-GEN-D3.rfp
PSP-2000 の場合:PSP2000_550-GEN-D3.rfp9. FW 5.50 アップデータをダウンロードし、ダウンロードした圧縮ファイルを解凍します。

10. 解凍してできたフォルダ内にある EBOOT.PBP ファイルを 550.PBP にリネーム(ファイル名の変更)します。

11. 先ほどリネームした 550.PBP ファイルをメモリースティックの PSP/GAME/RECOVERY フォルダにコピーします。
■ms0:PSP/GAME/RECOVERY/550.PBP 12. PSP を起動し、XMB > ゲーム > メモリースティック から [Recovery Flasher 1.65] を起動します。

13. 項目 : Target FW を×ボタンで使い「load from external FW pack」に変更します。

14. 項目 : Install CFW を選択します。そこで、CFW 5.50 GEN -D を選択し、×ボタンを押すと、PSP に CFW がインストールされます。

15. CFW 5.50 Prometheus をダウンロードし、ダウンロードしたファイルを解凍します。

16. 解凍してできた「5.50_Prometheus」フォルダを メモリースティック の PSP/GAME フォルダにコピーします。
■ms0:PSP/GAME/5.50_Prometheus17. PSP を起動し、XMB > ゲーム > メモリースティック から [5.50 Prometheus] を起動します。

18. 起動したら、インストールするかどうかを聞いてくるので、×ボタンを合計2回押し、インストールを開始させます。

19. インストールが終わると、自動で再起動します。インストール成功の有無の確認は、同じく XMB > 設定 > 本体設定 からできます。

20. これで 5.50 Prometheus の導入が完了したので、いままで起動できなかった ISO ファイルが起動できるようになります。設定は、以前と同じようにSERECTボタンを押し、vsh メニューを表示します。そこで、UMD ISO MODE を M33 driver にすると、ISO ファイルやフリーソフトを起動できるようになります。

ISO ファイルやフリーソフト、エミュレータを起動した様子。