2011年3月15日 19時20分 更新:3月16日 6時58分
市販のうがい薬の商品名をあげて「放射線対策で飲むと効く」などという誤った情報がインターネット上に流れているとして、放射線医学総合研究所が「飲んでも効果がないだけでなく、体に悪影響を及ぼす可能性もある」と注意を呼びかけている。
放射性物質の放射性ヨウ素が大量に体内に入った場合、健康被害を抑えるため、内服薬の「安定ヨウ素剤」を処方される場合がある。放医研によると、うがい薬にはヨウ素が含まれているが、効果があるほどの含有量はなく、体調を崩す可能性がある含有成分もあるという。安定ヨウ素剤は通常、自治体が備蓄しており、「避難所などで指示があった場合にのみ服用してほしい」と呼びかけている。【山崎友記子】