東日本大震災:企業イベント次々中止 入社式など

2011年3月14日 19時48分

 東日本大震災の被害が深刻化する中、多くの企業が、入社式や新店オープニングセレモニー、新商品発表会などのイベントの中止や延期を相次ぎ決めている。

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、17日に予定していたグループ14社の合同入社式の延期を決めた。広報は「地震被害が拡大する中、延期すべきだと判断した」と説明する。旭化成は「華やかな印象のある行事は不適切」(広報)として、15日に予定していた11年度キャンペーンモデル発表会の中止を決定。ホンダは15日に予定していた二輪車の新車説明会、ソニーは16日の液晶テレビなどの新商品発表会を中止。オンワード樫山は、17日に予定していた新店舗オープンセレモニーを延期した。

 電力不足に配慮して、イベントの中止や延期を決めた企業もある。東京急行電鉄は14日、ショッピングセンター「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」(東京都世田谷区)の報道関係者向け内覧式を予定していたが、「センターの一部区画が東京電力の計画停電の対象となっている」(広報)として中止。化粧品会社「ポーラ」などを傘下に置くポーラ・オルビスHDも、14日に子宮頸(けい)がん啓発イベントの一環として予定していたポーラ銀座ビル(東京都中央区)のライトアップを延期した。【浜中慎哉】

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