インストール不要いますぐできるRPG

人気のゲーム
過去に人気だったエントリー
※不定期更新
【地震】安否確認の伝言ダイヤル、次の方法で(日本経済新聞)
伝言録音:171+1+電話番号(自宅の番号) 伝言再生:171+2+電話番号(相手の番号)


1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:08:34.74 ID:4QDc0c6v0
俺さ、今日の夜にさ、彼女の母親に「娘さん下さい」って言いに行くんだw
ようやく・・ようやくなんだ。
んで今さガチでさ緊張してるんよ
だからさ、ちょっとこれまでの事を書いていきたいとおもうんだ。

聞いてくれよ、な?w



2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:09:21.78 ID:4QDc0c6v0
俺は今年28になるおっさん。
大学卒業して就職した先をすぐに辞めてプーになり
しばらくしてようやく見つけた仕事先で安定してきたので春先に彼女にプロポーズをした。

彼女は21になる普通の女性(仮名:ユウ)
特段綺麗だとか、可愛いとか、スタイルがいいだとか、性格がいいとかじゃないんだけど。
でも一つだけ、一般の人とは違う。彼女は高度の難聴者。人の声はほとんど聞こえません。



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:32:36.84 ID:BpAVZi0D0
お前にとって一般とはなんだ?
彼女は彼女だろが
お前が「区別」してどうする
彼女にとってはそれが「普通」

もし俺が親だったらそんな奴に娘は嫁がせたくない


177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:02:05.21 ID:Q9uIelMw0
区別と差別は違う。


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:10:35.00 ID:4QDc0c6v0
出会ったのは随分前の話。
だから話が曖昧になるかもしれないけれどそこは・・すまん。
俺は大学に入学してからは福島から上京して一人暮らしするようになった。

仕送りも少しもらってたんだけどなんだかんだで金はそれ以上に必要になる。
親の負担を少しでも軽くしようって孝行心もあった。
そこでバイト。近くの個別指導塾の講師。
正直面倒だったんだけど金のためだと週3くらいのペースで入っていた。

塾講師やったことある人は結構いると思うんだが、
最初は研修みたいな形で先輩講師と一緒に授業をしてた。
そこは1対2の塾で小学生から中学生まで教えていた。

んでバイト初日。
欠席が出てマンツーマンの授業。マジで後悔した。
『普通』の生徒の授業をするもんだと思っていたからな。

教室長に「今日見る生徒・・難聴者の生徒さんでね。
一応言葉は話せるけど声は聞こえないからなるべく筆談でお願い」って言われた。

なんだそれwって思いながらも生徒の下へ。
机の上にテキストと筆箱を出してボーっと前も見ながら座る女の子。
それがユウとの出会いでした。



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:12:09.53 ID:x101AVWG0
さあ?


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:12:12.83 ID:4QDc0c6v0
近づいたけどなんか俺には気づいてない。

「初めましてw」

ついつい耳が聞こえないのを忘れてそんなことを言ってしまったw
声にではなく存在に気づいたようで軽く会釈をしてきた。
見た目からは全く判断できない。

白のカチューシャをしたその子は円らな瞳を俺に向けたんね。
ホント見た目は普通の女の子。白のワンピースを着ていたのを今でも覚えている。
それと一番の印象は綺麗な髪だった。肩まで伸びた黒髪。今も昔も髪型は変わらない。
ストレートの黒髪。
その髪の毛の間から覗く補聴器。ああ、そういえばこの子は耳が聞こえないんだった。

そんで、無神経にもほどがあったんだが俺は自分の耳を指して
「聞こえないんだっけ?」なんて言ってた。それも彼女には聞こえないのになw
そしたユウは「はい」って言った。

たぶん動作で分かったんだろう。
意外にもはっきりとした口調だったことには驚いたね。
俺は少しドギマギしながら彼女の隣に着いた。
それと同時にユウはノートとテキストを開いた。

「ここからここまてがしゅくたいてす」
ん?
「しゅくたいてす」
あー、宿題ね。

やっぱなんか発音がおかしい。これが難聴者なのかと。
今でこそ『難聴』について詳しくなったものの、この時はマジで焦ったw
幼稚園生、いやそれ以下が話すような喋り方を時たまするからね。
それに声がちょっと大きい。



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:13:10.74 ID:4QDc0c6v0
難聴者にも色々ある。
一般的に生まれつき耳が聞こえない人、
音声言語(喋り方みたいなもん)を取得する前に耳が聞こえなくなった人を『ろう者』、
取得後に耳が聞こえなくなった人を『難聴者』、『中途失聴者』なんて言う。

そしてユウは『高度』の難聴者として障害者手帳も持っている。
高度ってのは70デシベル~90デシベル以下が聞こえない難聴者だ。
彼女の耳には怒鳴り声さえも届かない。
耳元で大声(結構本気)を出してようやく聞こえるそうだ。

100デシベル以上でも聞こえない人は『ろう者』と認定されるんだけどね。
具体的に言うと飛行機の音とか地下鉄とかだな。

んでユウは5歳のときに頭部の打撃と強度のストレスが理由で失聴した。
ようするに音声言語の獲得している最中に耳が聞こえなくなった。
そのせいで『発話障害』も持つようになる。

ユウの発話障害は『聴覚性構音障害』と呼ばれるもの。
舌足らずの人いるだろ?サ行が弱いとか、濁音、半濁音が弱い人って。簡単に言えばそれ。
彼女は『ダ行』が特に弱い。完全に点を抜かしてしまう。
それと言葉を短く言う(単語によりけりだけどね)、
学校を『がっこ』、先生を『せんせ』って言うような具合。

中学校からろう学校に通い始めたから訓練はしたようでこの頃と比べたら今の発音、
発声は格段に良くなった。
ダ行はどうしても弱いが短く言う癖は減った。



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:15:40.07 ID:4QDc0c6v0
すまん・・話が逸れた。
宿題が解かれているノートを覗いたら他の講師の文字が書かれていた。
赤で書かれた講師の言葉に彼女はこれまたペンで答えている。
いやー、こんなんで授業が成り立つのかよと思ったねw 

ああぁ・・俺もこんな授業しなくちゃなのかぁ・・って正直ダルかった。

取り敢えず○付け。
んで途中で気づく。小数の計算?え?小学校六年だよな・・。ゆとりってこの事?まさかな。
はっきり覚えてる。彼女は小学四年生の問題を解いていた。しかも出来は五分五分。

「えっと・・あまり分かってない?」ってまた音声発信。
慌ててノートに書き込む。彼女は曖昧な反応。
俺は授業の要領分かってなかったし、先輩講師もどっかいっちゃってるし・・。

取り敢えず間違ったところを見て何がどう間違っているのかチェックした。



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:17:07.63 ID:4QDc0c6v0
なんてことはない。要は基本が理解していなかっただけ。
なんとなくの理解で済ませてしまっているようだった。

俺は一から教えた。次の単元とかお構いなしにね。
彼女も最初は無表情で淡々と俺の説明を見ては解いていた。
間違いがあるとなるべく丁寧に解説した。

彼女も次第に理解してきてチャレンジ問題もこなした。
ふむ、理解力はいいじゃない。
自分で作ったちょっと意地悪な問題もあっさりとこなしやがった。
なんかムカついたw

「そんな簡単に解くなよーw」なんてノートに書いたら初めて笑った。
笑ったというよりも照れたような感じだった。

後半になるとお互い少し慣れてきたのか世間話。
まぁ、小学生と大学生がする世間話だからたかが知れているけどさ。

映画の話で盛り上がった。小学六年生なのにめっちゃ知ってるw 
俺も映画は結構好きだったから授業そっちのけで盛り上がったw 
小学生と話が合うってのもなんだけどな。ユウは最初の印象とは違いよく笑う子だったよ。

最後に「せんせ」と言われて手渡されたものがある。
彼女が今でも大好きなリンツのリンドールホワイト。
「いっこあげる」
俺は甘いもの好きじゃないんだが笑顔で受け取った。

そして出口まで見送る。
チョコをほお張りながら彼女は帰っていった。



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:14:09.64 ID:HlmtQF2/0
父「娘はモノじゃない。カエレ!」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:18:52.61 ID:4QDc0c6v0
「ください」はダメか・・。マジで緊張してるw


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:20:31.10 ID:4QDc0c6v0
授業後に教室長に「授業どうだった?」って聞かれた。

「いやーw大変でしたw」
「でも良かった」
「どういうことですか?」
「あの子ね、他の先生だと態度が全然違うんだよ」
「へぇ・・」
「悪い子じゃないんだけどね、人によっては全く反応しないんだ」

そんな生徒を新人に回すなwって思ったけど黙っておく。

「彼女があんな笑ってるの初めてみたよ」
「そーなんっすか?w」
「これからも頼むね」
「はぁ・・」

それからユウの担当は俺になった。



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:25:08.40 ID:4QDc0c6v0
週一で通っていた彼女の通塾日と俺の固定シフトがたまたま合ったのもあるだろうけど、それ以上に他の講師が彼女の授業に入りたくなかったのだと思う。

手間がかかる。反応をあまり見せない。
なんてのがその理由だと思う。

大抵のバイト講師なんて適当に教えてりゃーいいだろって考えの人が多いと思う。
かくいう俺も最初はそうだったしな。
だから、ダリーなぁ・・とも思いながらも最初の内は彼女の授業をこなしていた

でもな、その内に筆談にも慣れ、他の小学生の生徒よりも飲み込みが早くてやる気があるその子を
見るのが楽しくなってきたんだよなw
彼女は宿題も与えられた以上にこなしてきて七月に入るまでに六年生のテキストに突入した。

当初と比べるとやる気が違った。
そんなんだから傍から見れば難聴者の授業なんて面倒だと思うかもしれないけれど
俺にとってはめちゃくちゃ楽なものになってた。

なによりも授業の終わりには決まって映画の話が楽しかった。
俺より詳しいと本気で凹んだなw 
でも楽しそうにノートに映画の内容を書く彼女を見ていると愛らしくて気持ちが和んだ。



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:24:20.09 ID:8cS+F2Kj0
ロリコンは犯罪


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:29:09.57 ID:4QDc0c6v0
しばらく彼女の授業を担当していると先輩講師が
「よく嫌がらずに面倒みてるなw」なんて同情してきやがった。
バイトといえどサービス・接客業に近い塾講師をやっているのにも関わらず
髪は明るいし服装はだらしないし香水はきついし・・。

「いやー、楽しいですよw」
てめーみたいな野郎に教えられている生徒が可哀相だわwと思いながらその場はかわした。

時折、講師間で交わされるユウの話。馬鹿にしたようなその会話に反吐が出る。
こんな空気の悪いバイト先辞めようかと思った。
でもそれを思いとどまらせてくれたのはユウだった。



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:31:52.99 ID:4QDc0c6v0
辞めようか悩んで突入した夏休み。
夏期講習なるものがあったが彼女は通常授業のみの参加。
俺もサークルなんかで忙しくて夏の間は一度も彼女と会わなかった。

その間にも他のバイト先をサークル内の人に教えてもらったりしてた。
辞めてもっと割りのいいバイトにしようと思った。
んで夏休み明け。
授業が終わったら「大学が忙しいので辞めます」って教室長に言おうと決めていた。

担当表を確認。そこには一人彼女の名前があった。
久々だなーと思いながら彼女の下へ。
「久しぶりだねーw」
ってノートに書くとユウは急ぐようにそれへの返答をペンで書く。
「先生の授業うれしい^^」って書いてそれを指でさす。

そして言葉で「やった」って言った。
そしてまたリンツのチョコレートをくれた。
俺はバイト規則なんぞお構いなしにその場で口に入れた。



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:32:37.26 ID:4QDc0c6v0
「しー」
俺は人差し指を口元に持っていきそう言った。
ユウもコソコソとそれをほお張って「しー」と同じ動作をして笑った。

海かどこかに言ったのだろうか小麦色に焼けた彼女が一瞬可愛いと思ってしまった。
もちろんロリに興味はなかった。
そういう性的な意味じゃなくて、自意識過剰なのかもしれないけれど、
自分が少しでも誰かに必要とされていることが嬉しかったんだと思う。

ホントすっげー嬉しそうに笑うの。

中学・高校と共学だったにも関わらず浮いた話は一切なかったし、大学デビュー!
と思ってもサークルでは地味な存在だったしね。
俺が隣に来るだけで喜んでくれる彼女を見てるとなんか無性に嬉しかった。

もちろん辞めようなんて既に思わなくなっていた。



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:38:13.28 ID:4QDc0c6v0
それから半年ずっとユウの授業を見ていた。
成績は概ね良好。
冬の頃には学校の授業の先取り、応用もこなすようになっていた。

俺も俺で授業に関係のない算数パズルみたいなもんを持ってきては解かせていた。
彼女も悩みながらも楽しそうに解いていたよ。
それになによりもユウと筆談、それに会話をする機会も増えた。

教室長にも言われたが俺以外の先生とはほとんど筆談すらもしないのに
俺には心を開いてくれていると。
なんかなーwと思ったが悪い気はしなかった。

俺から彼女についての話を聞くことは少なかったが彼女から俺の大学での話なんかを
良く尋ねられていたな。
後、変わらず映画の話もね。

そして三月。
いつも通りの授業だが彼女にとっては最後の授業だった。
事前に教室長に知らされていた俺は若干の寂しさはあったが
新たな旅立ちを祝う気持ちの方が勝っていた。



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:39:09.06 ID:4QDc0c6v0
最後の授業は中学校の準備講座だった。

文字と式辺りまでをサクサクと終わらせていつもの雑談。
「せんせ、わたし、きょうてじゅくやめるの」
珍しく雑談で言葉を発してきた。

「知っているよ。中学校でも元気で頑張ってな」
俺はいつものようにノートに書き込む。
「せんせはまたいるの?」
「いるよー。たまには顔出してな」
またノートに。

「せんせ!」
なんか声が尖ってる。



72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:41:16.54 ID:4QDc0c6v0
ついつい「どうした?」って言葉を発する。
「いま、しゃべってるの」
ああ、なるほど。
彼女が読唇術を少し身につけていることを知っていた。

俺は口を大きく開けてゆっくりと会話をした。
「ごめんね」
「せんせ、わたしのじゅぎょたいへんたったてしょ?」
「ぜんぜん」
「めいわくをかけてごめんなさい」
「馬鹿wなんで○○ちゃんが謝るんだよ」
突拍子もないこと言うから早口になってしまった。

(関係ない話だけど早口は当然理解しにくい。それに区切りすぎるのも良くない。
大きく口を開けて。なるべく短い文で話すのがよろし。)



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:42:24.39 ID:4QDc0c6v0
彼女の表情は???ってなった。

「あやまらないで」
「うん」
彼女が席を立つ。
出口で彼女が口を開ける。

「せんせ、つくえのなかみてね」

周囲の視線が気になった。
いつもそうだったんだが、彼女の独特な喋り方は他の生徒、講師からの好奇な目を浴びてしまう。
こっちみてねーで授業に集中しろ!と毎度毎度思っていた。

「わすれもの?」
彼女は首を振る。
俺はおkサインを出して彼女を見送った。

その日は彼女の授業で最後だったので机の掃除をしながら引き出しの中を覗く。
そこには二つ折りになった紙が入っていた。



76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:43:59.60 ID:4QDc0c6v0
「俺先生~、○○ちゃんが呼んでる」
教室長に呼ばれた。

俺は紙をポケットに入れて出口に行くと彼女が立っていた。
その後ろには彼女の母親も立っていた。
母親に会釈をして彼女の顔を見る。

「どうした?」
「しゃしん」
今ではあまり手にすることのない使い捨てカメラを手にしていた。

「ん?」
「いっしょにとって」
顔を赤らめて言う彼女。ませてるなーなんて思いながらも快諾。

教室長にツーショットを撮ってもらった。



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:45:32.34 ID:4QDc0c6v0
「娘がお世話になりました」
深々と挨拶をする母親。

「いえいえ、僕も楽しかったです」
「ありがとうございました」
もう一度頭を下げると母親は彼女を連れて帰っていった。

彼女が車に乗り込み、見えなくなるまで俺は手を振った。
んで戻って帰宅。

家に帰ってスーツをハンガーに掛けていた時に例の紙の事を思い出した。
ポケットを探り取り出す。
開くとそこには彼女の綺麗な字で
『一年間ありがとうございました。先生の授業とても楽しかったです』
と書かれていた。

可愛らしい絵も添えられていた。
彼女は絵が得意だった。よくノートに書いていたよ。
俺はその紙を閉じて財布に入れた。
そして冷蔵庫からビールを取り出す。

その日のビールは少ししょっぱかった気がするんだぜw



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:46:50.65 ID:4QDc0c6v0
大学二年生になるとやたらサークルが忙しくなった。
バイト代も貯まってたし、その頃から始めたスロットも調子が良くバイトに入らなくなっていた。

んで久しぶりに塾に行くと教室長が
「この前○○ちゃん(彼女)が君に会いにきてたよ」
5月の中旬だったね。

「そうなんすか?なんか用でした?」
「これ置いていった」
封筒みたいなものを手渡された。
中身を見ると最後の日に撮った写真の焼き増しだった。
俺の顔キモw今でもスキャンして撮ってあるがマジできもいw

そして一枚の紙。
『携帯買ったのでメールしましょう』
ってアドレスを添えて書かれていた。



82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:49:07.02 ID:Kal6kTYV0
このゲームどこで買えますか?


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:49:10.71 ID:4QDc0c6v0
なんだそれwと思いながらも封筒をしまいその日は授業をこなした。

帰宅後思い出したかのように彼女からもらった紙を見た。
そして携帯を手に取る。
アドレスを打ち込む。
本文入力。

でも送信ボタンは押さなかった。

なにかいけないことをやっているんじゃないかという衝動に駆られたんだな。
中学生にメールなんてって思った。
万が一トチ狂って犯罪チックな展開になったらどうすると思い結局メールは送らなかった。

そしてそれ以降彼女が塾に来ることはなかった。
もちろんアドレスの紙もどこかに消えていた。



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:50:39.43 ID:LxOOvO1GO
なんとなんと


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:52:17.07 ID:4QDc0c6v0
月日は流れて大学四年生。
単位も残り4単位、そして就職も無事に決まりフラフラしてた。

そこ頃、大学のサークルの一年後輩の子とも付き合っていた。
どちらが告白したとか、きっかけなんかも今となっては思い出せないほどのなんとなくま付き合い。

でも俺にとっては初めての彼女であり。
初めてのデートであり。初めてのキスであり。初めてのセクロスだった。
正直期待以下だったなと思う。
なんだかなー。

たぶんよっぽどの事がなければこの子と結婚するんだろうか、もし振られたら一生独身かもな。
当時はそんな感じで焦燥感に駆られていた。

その頃になるとバイトも再開。
結局塾講師しかバイトしてなかったなぁ、なんて。
なんだか無味乾燥な大学生活だったなと思っていたよ。

そんな感じで大学生活は終了した。



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:54:04.04 ID:4QDc0c6v0
社会人生活一年目。
だいぶ慣れた(仕事的には、でも既に辞めたかった)頃、夏の日。

会社の同僚と上司と飲んだ帰り。
いつもの最寄駅のホームで酔い覚ましにとペットボトルの水を飲んでいた。
なんか上司の愚痴、説教が多い飲みの席だったので俺の気分は悪く
家に帰っても一人なのでなんとなくそこにいた。

今ではその上司に感謝している。
その時、そこにいなければ彼女と再会はしていなかったかもしれないからね。

突然後ろから声が掛かった。
「せんせ」
振り返ると学生が一人。
すぐに彼女だということは分からなかった。
「おぼえてる?」
たどたどしい喋り。ようやく気づく。

変わらず地味な子ではあったが三年の月日が彼女を大人にした。
制服にも新鮮さを覚えた。
考えてみれば高校生の歳になったのか。
小学生のあの子がな・・。完全にオサーンだったw



91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 14:58:47.28 ID:4QDc0c6v0
「ユウちゃんか?」
彼女は笑って頷いた。
そしてノートを取り出すと「暗いから筆談で」と書いた。

おいおい、今はほって置いてくれよなんて思った。でもお構いなし・・。

「仕事の帰りですか?」
変わらず綺麗な字を書くもんだなと感心しているのもつかの間、
「お酒臭いよ」と書かれた。
そんな匂うかなと思いながら俺も自分のペンを取り出してノートに書き込む。

「社会に出れば分かる」
「体は大事にしないと」
「言うようになったね」
久しぶりの筆談だった。
パソコンばかり打っていたので文字を書くのも久しぶりだった。



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:00:43.31 ID:4QDc0c6v0
「それにしても久しぶりだね」
「そうだね」
「でも高校生がこんな遅くに出歩いてていいのかよ」
「遅いってまだ九時だよ」
「十分遅い」
「友達と遊んでたの」
「夜遊びも程ほどにな」
「厳しいよ、先生」
「でも元気そうで何より」
「元気じゃないよ」
「どうして?」
「先生がずっとメールくれなかったから」

彼女の顔を見る。悪戯に笑っていた。



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:01:28.03 ID:4QDc0c6v0
ああ、あの時のことか・・。
「あの紙なくしちゃったんだよ」
バレバレの嘘。文字も焦っていた。

「じゃあ、今日は教えて」
そう書くと彼女は携帯を取り出した。
俺は参ったと言わんばかりに携帯を取り出す。
そしてお互いに交換する。

当時はいい年こいてアドレスに付き合っていた彼女の名前を入れていたんだが、
案の定彼女に突っ込まれた。
「彼女さんの名前?」
「そうだよ」
「先生モテるね」
「どこがだよw」
「私は彼氏の一人も出来ないよ」
「意外と可愛いのに」

ちょっと調子に乗って意地悪を言う。



98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:02:33.97 ID:4QDc0c6v0
「じゃあ先生が振られたら彼女にして」
え?俺は思わず彼女を見た。
彼女はペンで何かを書く。

「冗談だよ」
「からかうのはやめろw」
そして彼女はノートを閉まって携帯を指差す。

ボタンを押す仕草。
「わかってるよ」
俺はベンチから腰を上げて彼女と一緒に歩き出し改札を出た。

そして急に立ち止まってバッグを漁ると懐かしいリンツのチョコを出してきた。
どんだけ好きなんだよw
と思いながらもありがたく受け取る。

口の中で溶かしながら食べるそれは口に残るアルコールの味と混ざった。



99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:03:23.30 ID:4QDc0c6v0
ロータリーに出向くと彼女の母親が待っていた。
うわwこんな酔っ払いの姿見せたくねぇwと思いながらも挨拶。
言葉は交わさないまま俺は帰宅した。

そしてその時は彼女にメールをした。
『勉強も頑張れよ』ってな感じのを送ったと思う。
『先生もお仕事頑張ってね』って返ってきた。
今は先生じゃねーけどなw

それから彼女とのメールのやり取りが少しずつ始まったんです。



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:04:44.72 ID:4QDc0c6v0
毎日がルーティンワークな社会人二年目。
大学で出来た彼女とはまだ続いていた。
でも彼女のほうがいい所に就職して俺は若干負い目を感じていた。
それに会う機会も月に一、二回。付き合っているのかって感じだったw

そんなつまらない生活に一通のメールが届いた。

ユウからだった。
数ヶ月ぶりのメール。何気なく開いてびっくり。
『この前全国のろう学校主催の絵画コンクールで金賞を貰いました』

ほうほう。すごいじゃないか。



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:08:15.54 ID:4QDc0c6v0
『おめでとう』
『ご褒美下さい』
益々マセガキになりやがってwwと思った。

『高いものは買えないぞー』
『デートして』
馬鹿かwと思った。

『冗談はやめろよー』
『冗談じゃないよ。本気だよ』
『彼女いるんだぜ?』
正直それは逃げるためのいい訳だった。
付き合っていた彼女のことを思って言ったわけじゃない・・。



106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:09:05.80 ID:4QDc0c6v0
『そうだよね。忙しいのにごめんなさい。またメールします』
って返ってきた。

俺もだらしない男だわな。
少し可哀相に思っておkの返信をした。
『嬉しい』

フラグとかそんなことは当時の俺に考える余地はなかった。
ただ元教え子と遊びに行くくらいの感覚。

『どこに行きたいの?』
『映画館に行きたい』
申し訳ないけれど耳が聞こえないのに平気なのかという疑問を当然に抱いた。

でも彼女が行きたいと行っているのだ俺がケチをつけるところではないしな。
『いいよ』
日時と集合場所を決めてその日のメールは終わった。



109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:11:51.10 ID:4QDc0c6v0
その日は快晴だった。
久々の休日でずっと寝ていたかったが約束を反故には出来ない。
鞭打って集合場所に向かったよ。

彼女は俺よりも先についていた。
「せんせ!」
ユウが手を振ってきた。
それはまるで彼氏を待つ彼女の様子だった。

「おまたせ」
ユウは首を振る。
俺は指で「行こうか?」の合図を出す。
ユウは頷いた。

駅近くの映画館。
何を見るかは聞いていなかったが当時ヒット上映していた映画
『バタフライエフェクト』だったのを覚えている。

今での好きな映画の十本には入る名作だと思う。



112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:13:04.60 ID:+LKYTCjz0
俺塾講師始めるわマジで


113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:13:30.28 ID:4QDc0c6v0
でも当時鑑賞したときは彼女の事が気になって映画どころじゃなかったw
聞こえないのに理解できているのかなーってね。
それに補聴器をしていないし。

なんでも大きな音になると補聴器が必要以上に反応してしまって逆に不快になるのだという。
補足すると、私くらいだと補聴器の意味はほとんどない、と最近教えてもらった。

でも必死に見入っていた。
鑑賞後も「おもしろかった」と満足げだった。
字幕だけでも分かるものだなーと関心。

後に音声を消して自宅で映画を見たことがあるが・・正直楽しめなかったw 
健聴者にとっては難しい作業なのかしれんw



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:14:58.65 ID:+LKYTCjz0
馬鹿!ユウにとってはそれが映画なんだよ!


122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:18:39.48 ID:4QDc0c6v0
デート?中は言葉のみだけではなくジェスチャーも交えて『会話』をした。
周りの視線が最初は気になったがすぐに慣れた。

今もそうなのだが俺と彼女間で手話はあまり使わない。
それは彼女の通う学校が『聴覚口語法』を採用していたから。

一般的な手話法ではなくて精度の高い補聴器を持って耳から言葉を聴き、
そして言葉で伝える手法のこと。

ろう社会では今でも賛否両論あるのだがドラマなんかで見られる手話をしながら話す
(トータルコミュニケーションなんて言われているが)ことはしなかった。
とにかく音声を持ってして人とのコミュニケーションを図ろうとしていた。



125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:20:35.33 ID:4QDc0c6v0
今は『人口内耳』なんて便利なものもあるらしい・・。
手術で埋め込むらしいのだが、ユウが失聴した頃には日本であまり普及はしておらず
高額なものになるので彼女はそのオペを行わなかった。
幼少期ならばそのオペを受ければ効果は大らしい。

今は本当に便利な世の中になっているとユウは言っている。
そんな感じで『会話』をするユウに対して初めは理解に欠けて苛立ちもしたがなw
今は造作なく会話できる。

でも喧嘩する時なんかは面白いもんだぜw 
背中を向けていても彼女の怒りは俺に伝わるのに俺の言葉は伝わらないw

だから何の効果もないんだw
それを分かって喧嘩のときや都合の悪いとき、彼女は俺の顔を見ない。
手話も見ないw

テラヒドスw



127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:22:33.07 ID:4QDc0c6v0
それはさて置き。
ユウとのデートは当時付き合っていた彼女と会っている時間より楽しかった。

新鮮さもあってだとは思うが、
こうただ手をつないで適当な会話をして、適当な場所で遊んで・・。

って言うのよりもしっかりお互いの顔を見て自分の伝えたいことを身振り手振り口ぶりを駆使して
会話することに心地いい疲れと共に満足感を得られたんだわw

単調な生活がその日だけは楽しいものになったよ。
そして俺は七時過ぎにユウと別れた。
「せんせ、きょうはあそんでくれてありがとう」
高校生になって礼儀も覚えたかw
深々とお辞儀をして帰っていった。

それにもう一つ、
塾にいた頃授業が終わると「ありがとございました」って言ってたんだ。
「ありがとう」って言えなかったの。
最後の「う」が本人は言っているんだろうけど切れるわけ。
「ありがとっ」みたいな感じかな。
それがこの時はちゃんと「ありがとう」って言えていた。

成長しているんだな・・・って何か切なくなった。
いいな・・学生って。

俺はつまらない生活を送っているなって。
誰かが言っていたよな?w向上心のない奴は馬鹿だってw
まさにその通り。すげー自分のやること全てがだるくなった。
俺はダメダメだと鬱になった。

こうゆう状態って急に来るものなのな。



130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:24:12.23 ID:4QDc0c6v0
決してユウのせいなんかじゃない。
自分が弱かったんだと思う。

彼女とのデート後、しばらくしてから俺は仕事を無断欠席することが多くなった。
すぐに会社はクビになった。
そりゃそうだわな。別にいいし・・なんてふざけた考えをしていた。

貯金は結構あった。
それを崩しながら堕落した生活。
パチンコ、スロット、競馬に、競輪・・。
吸わなかったタバコも吸うようになった。一気に部屋が黄色くなる。



132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:26:33.22 ID:4QDc0c6v0
そして付き合っていた彼女には仕事をやめたことは伝えていなかった。
会うことになるとスーツで向かった。
意外にもバレないw

つーか俺に関心がなかったんだわな、この頃既にw

でもユウには気づかれた。というか目撃された。
ユウと遊んでから半年くらい経ってからかな。

ボサボサ頭のスウェット姿でパチンコ屋から出てしばらくすると肩を叩かれた。
その日は負けていて苛立っていたので「ああ?」なんて低い声で振り向いた。

すると少し怯えた様子のユウがそこにはいた。
たぶん俺の表情さえもひどかったんだと思う。
「せんせ、やすみ?」
構うなと思ったが、あの日遊んだきり会うことも連絡することもなかったユウの手前、
邪険には出来なかった。



136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:30:58.72 ID:4QDc0c6v0
「やすみ」
「そんなかっこうでみっともないよ」
カチンときた。ガキに説教される覚えはないと思ったからね。

タバコを取り出して火をつける。
ふとユウを見るとタバコをふかすジェスチャーをする。
しかも驚きと疑問の顔で。

「わるいかよ」
ユウと話すときの癖で大きく口を開けてしまった。
煙が彼女に掛かる。

「す、すまん・・」
ユウは咽ながら首を振る。

「せんせ、しごと・・」
何かを言いたげだった。
「へいじつ、さいきんよくみる」
「え?」
「しごとやめたの?」

俺はユウの顔を見ずにタバコを吸った。何も言えない。
こんなだらしない男に勉強を教えてもらっていたのかと幻滅されてんだろうなって思って
ユウを見ることが出来なかった。

俺チキン。



138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:32:16.65 ID:4QDc0c6v0
「せんせ」
タバコの火をサンダルの裏で消して彼女を見る。

「べんきょ」(小文字の後の母音発声は今でも困難な模様w)
「は?」
「おしえて」

俺は手を横に振った。嫌だよ。
「えいご」
「は?」
「えいごをおしえて」

彼女はバッグからプリントを取り出した。英語のテキストだった。



139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:35:12.50 ID:4QDc0c6v0
俺はテキストを受け取り中身を見た。
懐かしいな・・、大学受験を思い出す。

「ため?」
ため?ああ・・ダメ?って聞いてるのか。
なんかユウの発音に可笑しくなった。

馬鹿にしているわけじゃない。なんかユウと接していると面白いんだわw
俺は人差し指を上に向けて「いっかいだけ」と言った。
ユウは頷いた。

そして数日後、俺は初めてユウの家に出向くことになった。



142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:36:52.89 ID:GuuuJ6JXO
ユウさんを下さい。俺に。


141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:36:10.33 ID:4QDc0c6v0
別に彼女の家に行くわけでもないのに
俺は久しぶりに髪を切ってユウの家に向かった。

地区は同じだが駅を背に反対側に位置する俺とユウの家。
その方面に行くのは何度しかない。

着いた先は四階建てのアパートだった。
俺の住んでいるボロアパートなんかよりは断然マシだが結構年季が入っている。

ユウの家の玄関前に立ちチャイムを鳴らす。
出てきたのは母親だった。
「どうも」
「お忙しいところすいませんね」変わらず低姿勢なお母さん。

俺は言われるがままに中に通された。
家の中は綺麗に整理されていた。無駄なものが置かれていない。
俺の実家とは大違いだ。

ユウはリビングでテレビを見ていた。
違和感を覚える。テレビ?聞こえるの?
画面を見ると英語字幕の映画を鑑賞していたのだ。
すげーwと感心した。



146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:40:29.96 ID:4QDc0c6v0
俺の訪問に気づき
「せんせ」と言うと停止ボタンを押して立ち上がった。
「こっち」

俺はユウに腕をつかまれて彼女の部屋に連れて行かれた。
すぐにユウの母親がお茶を持ってきてくれた。そして出て行く。
女の子の部屋に入るなんて初めてだった。
しかも女子高生の。なんか落ち着かない。

部屋もまた綺麗だった。
映画のポスターがニ枚張ってあった。

違った意味でセンスがいいww
「トレインスポッティング」のポスターだったw
そして隣には「バッファロー66」のポスターww
本当に女子高生かよwと思った。

そのポスターについて触れたのはつい最近。
「すきなんたからしょがないてしょ」(好きなんだからしょうがないでしょ)だってw

好きになる理由はいらないってかw



152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:44:35.38 ID:4QDc0c6v0
英語を教えると言っても彼女に教えるところはほとんどなかった。
だってほぼ満点に近いものだったから。
学校の宿題をただ一緒に解いては見せ合っていくだけ。

俺のほうが間違っているなんてこともある。
俺いる意味あんの?wってくらい。

そしてその日は終わった。
二時間で一万も頂いた。
タダでいいと言ったのだが母親は言って聞かなかった。
渋々それを受け取る。

帰り際に玄関先でユウに「せんせ、まいしゅ、おしえて?」と言われた。
絶対言われると思った。

でも『教える』ってのは嫌いじゃないし。
ユウと過ごす時間も嫌いじゃない。
俺は「はいはい」といった感じでおkを出した。



153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:46:28.52 ID:4QDc0c6v0
相変わらずユウの家に行く日曜日以外はダラダラと過ごしていた。
でも身だしなみは人並みに整えるようになったし、転職サイトも覗く(だけ)ようにはなっていた。

そして何度目かの家庭教師訪問の日。
二月くらいだっけか。
俺はユウの母親と話す機会も持つことになった。

いつも通りユウにはテキストの問題を解かしていた。
テキストの巻末の入試問題に挑戦ってのを時間を計ってやらせていた。
俺は「トイレを借りるね」と言って部屋を出る。
人の家で小の方とは言え気兼ねしたが我慢がならずトイレを借りた。

そこで気づいたのだがトイレにはびっしりと紙が張られていた。
映画のワンフレーズだと分かった。
一文が書かれておりその下には映画の名前。
相当な映画好きなんだなと思って出た。

するとリビングで洗濯物を取り込んでいた母親と目が合った。
俺はトイレのお礼を言うとすぐに部屋に戻ろうとした。

「男さん、ちょっといいですか」
母親に手招きをされた。



161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:50:01.86 ID:4QDc0c6v0
「はい・・」
何かクレームか?
俺は一切手を出してはいないが・・。

そんな不安に駆られて近づくと椅子に座るように言われた。
「失礼します」
「ユウの調子はどうですか?」
「家庭教師なんかいらないくらいですよw」

あはははと笑うのは俺だけだった。
あれ?まずいこと言った?
「ユウはね、本当に男さんが好きなんですよ」

「はい?」
「変な意味じゃなくて。小学生頃、私にも見せないような笑顔でユウは塾から出てきました」
「はぁ・・」
「塾が楽しいって、あの日初めてそんな言葉を口にしました。『楽しい』なんて初めて聞きましたよ」

「特別変わったことはしてませんでしたけどw」
「そこなんです」
「はい?」
「私でさえ最初の頃は難聴者であるが故に娘とうまく接することが出来なかった。
でも男さんは普通に接してくれた。ユウはそんなことを言っていました」
「あ・・でも僕も補聴器を見て、『聞こえないんだっけ?』なんて尋ねてしまいました・・」

「知ってますよ。最初はその点でユウも不信に思っていたんでしょうが男さんの授業、
会話が本当に楽しかったみたいです」

確かに、それ以降は彼女の難聴に対してこの時までに触れたことは一切なかった。

「ユウは五歳の時に・・」
そこで母親は口を閉じた。
「すいません。こんな話をしてしまって・・」
「話してくれませんか?」

ユウの事がもっと知りたいと、素直に思っていたね。
母親は思い出すかのように話してくれた。



164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:51:22.86 ID:4QDc0c6v0
以下にはユウの過去を書く。
俺はこの一連の話で一つの転機を見出した。
だからユウとの事を書くにあたってこの話は必要不可欠なんだ。

分かってください・・。



167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:54:18.93 ID:4QDc0c6v0
俺は当時ユウは生まれつき耳が聞こえないものだと思っていた。
というか耳が聞こえない人に対する認識がそれだった。

でも最初に言ったようにユウは五歳のとき聴覚を失った。
ユウの両親は離婚している。
離婚したのはユウが失聴した後、すぐに、だそうだ。

元から不仲だった両親。
その影響もあってユウは塞ぎがちな子だったらしい。

父親はいわゆるダメ親父。
結婚して分かった大量の借金。
仕事も二転三転していたようだ。

特に娘であるユウに八つ当たりをすることもあったという。

そしてXデー。
日常茶飯事の夫婦の口論の最中、父親はユウを突き飛ばした。
その反動でユウは床に思い切り頭をぶつけた。

大丈夫?と駆け寄った母親の胸元ユウは
「やー!!!やー!!!やー!!」と泣き叫んだという。

心配した隣の住人がチャイムを鳴らすほどの大きな声だったという。



169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:55:47.34 ID:4QDc0c6v0
そして急に目を閉じて泣き止んだ。揺すっても起きない。
最悪の事態が起こったと母親は救急車を呼んで病院に駆けつけた。

幸い命に別状はなく安心したのもつかの間、母親は離婚届を突きつけたようで。
もちろん養育費の請求も同時にな。

父親は当初断ったようだが裁判の話になるとすぐに承諾をしたらしい。

外傷は特に見受けられなかったユウはすぐに幼稚園へと復帰。
しかししばらくして周囲は異変に気がついたという。
元々無口な子であり、話しかけらても無視をすることもあったようで。

ユウが失聴していることに気がつくのには結構な時間が掛かったみたいだ。
母親はすぐに耳鼻科に駆けつけた。



178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:02:49.15 ID:4QDc0c6v0
様々な検査の末の診断。
頭部の打撃、もしくは高度のストレスからか・・。
根本的な原因は分からなかった。

後者であれば『突発的失聴』と言って、最近だと歌手の浜崎あゆみなんかがそうなったよな。
大抵は片耳だけらしいが稀に両耳に訪れることもあるようだ。

物心ついているような人にはこの突発型ははっきりと何時どこで何をやっているときに
聞こえなくなったのかが、分かるらしいので明確だが、
五歳のユウにその判断は出来ない。

見た目は全く変わらない娘が声を聞き取ることが出来なくなっているなんてと。
ひどく落ち込み自分を責めたという。

共働きであったが故に娘に構ってあげられなかったことなど
直接的原因ではないことまでを責めたという。

同時にこれからどうやって生活をしていけばいいのか・・。
最悪の行為にも出ようとしたらしいがそれを思いとどまらせたのはユウ本人だったみたい。



180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:04:28.81 ID:4QDc0c6v0
貯金と別れた父親からの養育費。
そして母親の稼ぎで生活は成り立ってはいたが如何せん精神的に限界だった。
娘に何を話しかけても反応してくれない。

せっかく二人での生活がスタートしたのにと・・。
仕事のない日はボーっと映画を見ることが多くなったようだ。

高校生の頃所属していた映画研究会。
社会人、そして主婦になってからは見る機会も少なくなった映画。
意気揚々と見るのではなくそれくらいしかやる気がなかったという。

このまま心中をしようかと考えながら眺めることが多かったと言っていた。

ある日、ホラー映画を見ていたという。
内容なんて頭に入ってこない。ただボーっと眺めるだけ。
そこにふと腕に重みを感じたという。

おもむろに首を曲げるとユウがしがみついていた。



184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:07:26.14 ID:4QDc0c6v0
険しい顔をしている・・が視線はテレビ画面。

「ユウ?どうしたの?」
当然話しかけても答えはない。ないはずなのに
「こわい」
と答えたそうだ。

幼稚園生が見るには恐ろしい映像が流れているのだ。
怯えて当然だ。

映画館なんかでカップル(笑)がホラーなんかを見て彼女が彼氏の腕にしがみつく、
そんなベタなシーン。まさにその状態。怖いから誰かを頼りたい。
ユウが頼ったのは紛れもない・・母親だった。
母親はユウを泣きながら思いっきり抱きしめたという。
この子には私しかいない。

そんな当たり前の考えが当たり前に出来なかった自分を情
けなく思う気持ちと娘を愛おしく思う気持ち。一気に押し寄せたんだと思う。

それから映画を見るたびにトコトコとユウは母親の傍で眺めていたという。
理解しているいないは重要じゃなかったと母親は言う。

そして休みの日は決まって一緒に映画を見るようになった。
ミュートにして、字幕だけを二人で追ったという。
娘と同じ目線でモノをみるようになった。

さらに凄いことに、母親はユウの映画に対する理解の有無は問わずに
娘と見る前に一度ビデオを見て字幕を全て書き写し振り仮名を付けた紙を用意したという。
今の映画好きは母親譲りだったんだなw



190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:14:07.56 ID:4QDc0c6v0
小学校は普通小学校に入学をした。
障害者に対するある程度の理解と内容があったからだった。

それに将来的に「ろう者」と位置づけられるか「難聴者」と位置づけられるかは
今のところどの小学校に通ったかで分類されてしまうらしい。
これは母親の意向が大きかった。

小学校に入学。
低学年1~3年までは学校の対応もそしてユウ自身の勉強も順調だった。
昨今大学の講義で見られるノートテイクはなかったが黒板に書かれた文字、
そして教科書を目で追えば十分だった。

しかし四年になると勉強の複雑化からクラスに追いつけなくなり軽度のイジメが起こった。
いずれは起こる事態だと母親はそこまであたふたしなかった。
イジメもひどくはなく担任からの注意で収まる程度だった。

しかし勉強がダメ。担任も大変面倒見がいい人だったのだが限界はある。
そして五年生にあがると同時に俺より一年先に例の塾に通いだす。



204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:21:22.93 ID:4QDc0c6v0
しかし一向に改善されない。
面談の時に渡される学習プラン表には「よく出来ています」「GOOD」なんて書かれているものの
いまいち納得が出来ない。

まぁ、酷いもんだよ。
適当だったもの、あの塾。

しかしユウの母親は気の弱い人なのか、長い目で見ようと思ったのか。
ユウ自身も行きたくないとも言わないので通塾を続行させた。
そして一年が経ち・・未だに四年生の範囲が終わっていない。
さすがに母親は辞めようと思ったと言う。

六年生になり四月分の月謝を払ってしまったので五月から休会をしようと思っていた。
その矢先に俺が登場したわけだ。
「じゅくたのしい」
その一言で母親は満足だったという。

それに自主的に勉強をし始めた娘の姿に感動のあまり倒れそうになったともw
塾から帰ってくるたびに俺のことを話していたと。
聞いていて正直こっぱずかしかったw

中学校も出来るならば公立に行かせたかったようだが。
障害に対する訓練の充実を重視すべきだということからろう学校に入った。
そして今に至る。



206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:23:06.88 ID:4QDc0c6v0
俺は一時間弱話を聞いていたと思う。
人の話をダラダラと聞くのは好きなほうではないのだが聞き入った。

もっと詳しく聞かせてほしい気持ちもあったが
「ユウの方は平気かしら?」という母親の一言で俺が何しにここに来たのかを思い出した。
「すいません!」と言ってユウの部屋に戻った。

「終わった?」
机を見るとユウの頭が乗っていた。
近づいても気づかない。そっと傍に寄って見た。
「すぅ・・すぅ・・」
と小さな寝息を立てている。

あちゃ・・寝ちゃったのかよw
と思いそっとテキストを手に取った。
指定した問題の先もこなしていた。

丸付けするとほぼ満点。
俺が教えていない範囲の問題もほぼ満点。文法、知識的な部分を除いてはね。



209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:27:54.82 ID:4QDc0c6v0
ここで疎い俺は気づいた。
考えてみれば英語を教えてなんておかしな話なわけで。
映画を英語字幕で見ることも出来るし結構難しい英語のテキストもなんなくこなしていたしね。

家庭教師なんてのは俺と会う口実だ、たぶん。
(自意識過剰でさーせんw)
ユウは好意以上のものを俺に抱いているのではないかと・・。

でも同時に無理だと思っていた。
歳が離れている。これは表面上の言い訳。
本当は、俺はこの子を支えてあげられるほど強くないってこと。

障害を理解するのとは別の話だ。

しばらくするとユウが目を覚ました。
机に押し付けられたほっぺたが赤くなっていた。



215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:32:12.34 ID:4QDc0c6v0
俺はおもわず笑ってしまった。
「ねてた?」
「うん」

俺はテキストを彼女に渡す。
「せんせがこないからたよ」
「ごめん」

俺は彼女に帰ると告げた。
いつものように玄関まで見送ってくれた。
普通は会話をして帰って行くんだけど俺は無言だった。

一度だけ後ろを振り返った。
ユウの姿はない。しかしすぐに何かを抱えて戻ってきた。

「せんせ、これ」
その日はバレンタインデーの数日前。
白い包装に包まれたチョコだった。

「ありがとう」
いつも以上に口をはっきりと開けユウにお礼を言った。

生まれてこの方バレンタインチョコなど貰ったことがほとんどない俺はここでテンションマックスww
になって然るべきところ。
でもこの時は重かった。例え義理チョコだとしても。

ユウは俺の言葉に照れたように笑う。
「せんせ、きょうもありがとう」
「うん」

いつもなら手を振って帰るのにそれ以上は何も答えずに玄関を出てしまったのを思い出す。



224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:35:37.75 ID:UcPsgcP/0
彼女居るのにバレンタイン貰ったことないとか…


219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:33:40.44 ID:4QDc0c6v0
家に帰って中身を見た。

『リンツには負けるけれど・・』と小さなメモが。
確かにw

すこし苦かった。でもおいしい。甘くなくていい。
しかし何故か心は晴れない。
考えても無駄だとその日は眠りについた。



225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:36:14.54 ID:4QDc0c6v0
俺は次の日曜から家庭教師のバイトを休むようになった。

『転職先を見つけるため忙しくなる』とユウには言った。
ユウに会うことが出来なかった。気持ち的に。

事実、仕事先を見つける動きもみせていた。
そろそろ貯金もやばい・・。

しかしそうはいってもやっぱり探すだけで応募しようとはしなかった家で引きこもることが多くなった。

相も変わらず付き合っていた彼女とは数回会うだけ。
会ってもお互いの笑顔も減った。

性欲なんてのも彼女に対してわかず飯を食っては帰っていくだけ。
「仕事は順調?」といわれても「まぁ」と答えるだけ。

そんな感じでgdgdと過ごして年度も変わり桜も散った五月。
ユウがちょっと時間を作ってくれとメールで寄越してきた。
俺は渋々承諾した。
駅近くの喫茶店で待ち合わせをした。



227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:40:34.45 ID:4QDc0c6v0
「せんせ」
ユウはいつも俺より早く到着している。

「どうしたの?」
「しんろのことてそうたんがあるの」
ユウがそう言うと近くに座っていた他の客が数名俺達の方を見るのが分かった。

「だいがくに、すすむのか?」
「よねんせいはむり」
「どうして?」
「はやくしゅうしょくしておかあさんをらくに」

就職・・。痛い響きだった。
それ以上に気になったのが周りの視線。
構わず続けた。



228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:41:16.48 ID:4QDc0c6v0
「たんき?」
ユウは頷く。
「どんなしごとに、つきたい?」

「えいご」
「えいご?」
「かいがいえほんのほんやくかに・・」
俺はユウの話を最後まで聞かずに立ち上がった。

俺の正面の席のカップルがコソコソとこちらを見ながら話していたのだ。
驚くユウの手を取りカップルに向かっていった。
「見てんじゃねーよ!バカップル!!」

俺は振り返らずに店を後にした。

むかつく。
心底腹がたった。
ユウは見世物じゃない。



229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:42:21.28 ID:4QDc0c6v0
「せんせ?」
「おれのいえではなそう」
その店は俺の家の傍であったから。下心なんかで呼んだわけじゃないぞw

俺は怒りから何も話さずにずんずん突き進む。
ユウの腕を掴んでいるのも忘れて。
気づいたのはユウの手が上に上に移動して俺の手を握り締めたからだ。

小さくて柔らかい手が俺の手を包んだ。
しかし思わず振り払ってしまった・・。
「いや、その・・」
俺はてんぱった・・、さすがに今の態度はどうかしている・・。

「へへ」
ユウが恥ずかしそうに、ちょっと切なそうに笑った。
今でもあの日のことは謝ってない、本当に悪かったと思う。



233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:45:55.37 ID:4QDc0c6v0
家に上げるとユウは驚いた表情を見せた。
「きたない」
おうおう・・。ちょっとは遠慮してモノを言えと思った。

言うほど汚いとは思わないけれどなw
俺はテーブルに置かれたパソコンを立ち上げて『絵本翻訳家』をググッた。

その間のユウの行動がおかしい。チラチラと部屋を見渡している。
「どうした?」
と尋ねる。



242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:49:59.27 ID:4QDc0c6v0
「そうじしないの?」
「あのな・・」
面倒なので筆談に変えた。

「一人暮らしなんてこんなもんだぞ」
ユウもすぐにペンを走らせる。

「食事もちゃんと採ってるの?」
「とってる」
ここは言葉。

「彼女さんを家に呼んだりはしないの?」
「よばねーよ」
「先生だらしないよ」
「うるさい。ちょっと黙ってろ!!」

殴り書きをした。
図星なことを言われてキレるとかwくそったれですw
ユウは何も言わずに隣に正座をしていた。
なんで正座wと思ったが反省の意をこめているのだろうとほっておく。

俺は構わず調べた。



246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:51:25.44 ID:4QDc0c6v0
どうやら短期の英語科を出て翻訳家(絵本ではない)になった人はいるよう。
そして絵本翻訳家は少子化の影響から絵本自体が少なくなっているために
相当なるのが難しい職業のようで・・。
淡々とメモ書きをしていると肩を叩かれた。

「なに?」
ユウはペンをとってこう書いた。
「掃除していい?」
・・・。

是非!と即答したかったが何か癪に障ったので「好きにして」と書いた。
ユウはパッと立ち上がり掃除をしだした。
「すてていい?」「これはどこ?」
なんて聞きながらテキパキと掃除をしていくユウを見ていい奥さんになるわな・・なんて思ってた。

ものの数十分で見違えるほど綺麗になった俺の部屋。
ほんのり汗をかいていたユウに「ありがとう」と告げメモを手渡す。
「せんせ、ありがとう」ユウもお辞儀をしてきた。



253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:55:10.09 ID:4QDc0c6v0
「せんせ、すごいね」
「ネットつかえば、できる」
パソコンを指差す。

首を振るユウ。
「わたし、せんせをそんけいしてる」
「ん?」
俺が???な顔をしていると紙に書く。

「尊敬」
そして俺を指差す。
尊敬ね・・、どこにそんな要素があるw

「先生は私を普通の子と見てくれる」
「だって、普通じゃん」
「ありがとう」
俺は「うん」と言い、続けて今日はもう帰りなとユウに言うと素直に帰っていった。

帰った後に『色々悩んで一番の道を選んで下さい』とプーの俺は偉そうにメールを送った。
『先生も頑張ってね』と返ってきた。

俺は再びパソコンに向かう。
彼女の気持ちに答えるのは無理。
でも彼女が俺に抱いている綺麗過ぎる幻想を保つことは出来るのではないかと。

先ずは仕事を探そう。
人並みにちゃんとしようと思った。



245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:51:24.11 ID:zLISbRRvO
なんか、やたら人間らしいよな、>>1って。


255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:57:15.42 ID:KwMfFz3C0
健気だなぁ…


261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 16:59:52.30 ID:4QDc0c6v0
夏が過ぎ、そろそろ年の瀬だというのに仕事は決まっていなかった。
少し高飛車になっていたのかもしれない。

有名どころの大学を卒業して有名企業に入った俺勝ち組w
だから転職先もある程度いいところじゃないとwwなんて自惚れていたのかもしれない。
面接にこぎつけたのはわずか一社。しかも落とされる。

その間にもユウとはメールで連絡をちょくちょく(月に一回くらい)とっていた。
どうやら進路は短期大学の英米文学か英語科にするとのことだった。
彼女の英語力なら短期大学の英語科では物足りないのではと思ったが・・。

そんな感じで過ぎていく日々・・そしてあの日が来る。



264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:01:05.24 ID:4QDc0c6v0
二月。
久々の面接。

昼からの予定ではあったが朝から目が冴え渡っていた。
ユウの合格発表の日でもあったからだ。
ダブルのドキドキ。心臓に悪いw

十時過ぎ。
メールが来た。
「先生、合格したよ」

きたああああああああああああああああ!!!
俺はすぐに返事をする。
「おめでとう。四月からは晴れて大学生だ」

小学生だったユウがもう大学生・・。感慨深かった。

でも呑気に浸っている場合ではない。
俺もしっかりしないととスーツに着替えた。
今日はいける!と確信していた。

俺も四月から社会人復帰だと。

でもそんな上手く行くわけないw



277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:04:38.06 ID:4QDc0c6v0
面接は散々だった。
空白の時間を問い詰められ、俺の人間性も否定され・・、
圧迫面接というか、ただこき下ろされただけ。

久々に凹んでいた。自己嫌悪もプラスされてな。
なんか誰かと一緒にいたかった。
ユウに連絡しようか・・まさかw

俺は例の彼女に電話をした。
しかし繋がらない。おかしい・・今日は休みのはずだ。
何度かけても繋がらない。

仕方なしにメールをした。
『今日会えない?』
するとメールが返ってきた。
『今忙しくて電話出られない。どうしたの?』

どうしたの?と聞かれて俺は隠していた事実を話そうと思った。
もう隠していても意味はない。
こういう時に彼女に頼らなくていつ頼る。
都合のいい考えが俺の頭をよぎる。

『実はな、俺だいぶ前に仕事辞めてるんだ。今は仕事を探している段階。
それで今日の面接で散々だったから○○の顔が見たくなって』

今思えば最低なメールだわなw



275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:04:18.44 ID:gQtTEool0
今晩何時に行くんだ?間に合わないぞ


278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:05:56.28 ID:GPdo5KO20
間に合わないとか、途中で行っちゃうのだけはナシな


282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:09:00.02 ID:4QDc0c6v0
時間心配してくれている人ありがとう。
ユウのお母さんが今日は遅いから8時くらいだと思う。
ユウから連絡が来るから。

(続き)
しばらくするとメールが返ってきた。
『だと思った。つか何様だ、お前。もう二度と連絡してくるな』
青ざめた。予期せぬ返事だったから。

俺は電話を掛けた。出ない。もう一度・・。

「しつけーなぁ」
男の声だった。
「あれ?」
「今○○とデート中なんだよ、殺すぞ」
「ちょっと・・」

すぐに電話は切られた。
数分はボーっとしていたと思う。
ハッとしてもう一度電話を掛ける。
プープーとなる。

話中?違う着信拒否だ。メールはどうだ?
『あて先を確認してください』

オワタ・・。何もかもがオワタ・・。



285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:11:18.98 ID:qcVLWRVS0
仕事の速い彼女w


288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:11:50.04 ID:4QDc0c6v0
面接先の最寄り駅のベンチで俺は一人うなだれていた。
彼女を失ったショックというか面接とも相まってプライドがズタボロだったからな。
2,3時間はいたと思う。完全に不審者。

そこに一通のメール。ユウからだった。
『合格通知!』
写メールと共に送られてきた。

何故か涙がこぼれてきた。
尊敬していると言ってくれるユウの方がよっぽど頑張っている、
難聴者というハンデをものともせずに頑張って自分の道を歩んでいる。
羨ましい。そして妬ましい。

俺は無意識にユウに『電話』をしていた。



289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:12:37.99 ID:4QDc0c6v0
初めて掛ける電話。
「せんせ?」
声が聞こえてきた。

「てんわじゃわからないよ」
「おめでとう。本当におめでとう」
俺は聞こえるはずもない言葉を受話口に向けて話す。

「せんせ?どうしたの?」
ユウには無言電話なんだろう。
「せんせ?せんせ?」
その問いかけが俺を苛立たせた。

面と向かってじゃなきゃ話せないのかよ?
ふざけんな。
なんで俺の声が聞こえないんだよ!!!!

「せんせとこにいるの?」
「うるせええええええ!!!!!!!!!」

あまりにも理不尽。
そして俺は電話を切った。
もうこのまま電車に飛び込んで死のうかと思った。
マジで。

でもそんな勇気もない。
トボトボと俺は家に帰ることにした。



291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:13:48.57 ID:4QDc0c6v0
途中パチスロを打って帰った。
こんな日に限って当たるなw連荘を重ねて五万勝ち。
風俗でも行くかと思ったが遅いし帰る。

電車に揺られて駅につく。
家に帰ってネトゲでもやろう。
適当にバイトして適当に過ごそう。
もう彼女もいない・・一生そんな感じでいいやと思っていた。

改札を抜け階段を下りる。
・・・。
・・・あのさ。
なんでかな・・。

なんでそこにいるのかな?wどんだけ待ったんだよ?w
今何時だよw

「せんせ」
笑顔のユウがそこにいた。



294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:15:04.07 ID:qz4pCick0
なんてっこった・・・


295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:15:23.00 ID:iC3d8Mh1i
ゆぅぅぅぁあああ!!


306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:18:56.89 ID:4QDc0c6v0
「いつから?」
「たまたま」
嘘が下手。

「おそいから、かえれ」
「せんせ、げんきない?」
「うるさい」
わざと顔を近づけて言った。

「うるさくない、しんぱい」
ガキに心配される筋合いはない。
俺は無視して歩き出そうとした。
しかしユウが腕を掴んでくる。

振り払っても振り払っても掴んでくる。

うざい。

「はなせ!」
「せんせはなにもはなしてくれない!」
「話しても聞こえねーだろ!!」

ここ一番に力強く振り払う。



316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:22:02.42 ID:4QDc0c6v0
「いいか。俺はお前が抱いているような人間じゃない。いわば屑だ。
お前の方がよっぽど素晴らしいよ。耳が聞こえなくても健聴者と同じ。
いやそれ以上に輝かしい人生を送っている!
なにか?見下しているのか?馬鹿にしているのか?ああ?ふざけんなよ!」

聞こえないのを言いことに絶対言ってはいけないことを口に出してしまった。
困った顔をするユウ。

分かるわけない。こんな怒鳴ってもユウには届かない。
「ばーか!あーほ!どーじ!まぬけ!!!」
小学生みたいな煽り文句を浴びせた

俺は柱に頭を当てた。

もう最悪だ。サイアク・・。
その日は俺の涙腺も緩んでいたんだなー。
三度の自己嫌悪に泣けてきた。



324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:25:35.37 ID:4QDc0c6v0
「せんせ、ひとい」
驚いた?まさか聞こえていたのか?
同時に俺の背中に彼女の手が触れた。

背中で突きはねるがどかない。
「かおでわかるのよ」
ユウは言葉を続けた。

「せんせはいいにおい。むかしからこのにおいがすき」
匂い?タバコ臭いだけだ。
「せんせ、すき。たいすき」

ユウの体もぴったりとくっ付いてきた。



326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:26:04.03 ID:MuQp8CP0O
この話には何か血が通っているような気がする
今がユウにとっても1にとっても幸せだろうから幸せにしろよとは言えないけど、
もう少し短気なのなおせよ


332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:27:22.28 ID:4QDc0c6v0
俺は咄嗟に振り返った。
驚いた表情を一瞬見せたがすぐに顔をしたに向けるユウ。

「ごめんなさい」なんて謝る。

俺は携帯を取り出して打ち込んだ。
『好きってどういう意味だ?』
言い方が古いがラブかライクのどっちなんだと。

ユウも携帯を取り出して打ち込む。
『先生に彼女がいるのは分かってる。でも気持ちは伝えていいでしょ?』
『気持ちって?』
『先生の事がずっと好きなんだよって』

俺はユウを見た。
ユウは視線をどこに置いていいのか分からない様子。
「ごめんなさい」
俺の顔が強張っていたのかまた謝ってきた。

それが物凄く可愛かったのな。
もう無理だった。
俺もユウのことを無意識に好きになっていたのかもしれない。
それは今となっては分からないけれど。

俺はユウを抱きしめた。
ユウは体を一瞬震わせたがユウの手もゆっくりと俺の背中に回った。
「馬鹿だな、ユウちゃんは。こんな屑を好きになって」

聞こえないのをいいことに。
「せんせ」
ユウが力強く俺を抱きしめてきた。
「たいすき」

俺も強く抱きしめた。



345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:29:24.34 ID:ES6lVutpO
えんだあああああああ


347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:29:50.76 ID:VneAmMgQ0
いやあああああ


346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:29:50.21 ID:4QDc0c6v0
ユウも大学生になり四月、五月と月日が流れていく。
でも例年のようにgdgdとはしなかった。

俺は身の丈にあった仕事を探しとにかく定職につこうと思った。
部屋も綺麗した。
身なりも正した。
タバコもギャンブルもやめた。

それは一重にユウがいたからだな。
彼女は大学に入ると同時に翻訳家についても学びだした。
いつも一生懸命で前向きな彼女を見ていると俺もしっかりしないとと自然と思うようになった。

ちょっと脱線するが実のとこと今のところ翻訳家にはなれていない。
需要のなさと、やはり障害者ってことで難しいようで。

でも俺は応援している。
得意だった絵を生かして絵本作家になれば?とも勧めている。

とにかく今でもユウは前向き、ポジティブだ。



352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:31:49.61 ID:4QDc0c6v0
んで7月。
年に数回の実家からの電話。

俺はその時ユウのことを言った。
「今度帰るとき彼女連れて行っていいかな?」
「あらーwもちろんよwどんな子かしらw」
「普通の子だよ」
「会社の人?」

ドキっとしたが冷静を保ち。
「いいや」
「写メくらい送りなさいよw」
母親は歳と反して携帯を使いこなす、よく写メを送ってくるんだw

「後でな、それと一つ知っていてほしいことがある」
「なに?w」
「彼女は耳が聞こえない?」
「え?」

一気にテンションの下がる母親。



360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:34:31.01 ID:4QDc0c6v0
「そういうこと」
「病気かなにか?」
「まぁ」

「障害者ってこと?」
「そんな言葉を使うな」
「連れてこないで」

「は?」
「お母さんは認めない。よりによって障害者なんかと・・」
「おい、言葉が過ぎるぞ」
「とにかく家には連れてこないで」

自分の耳を疑った。
実の母親がそんなこと言うなんてと。

もちろんユウには話さなかった。
「今度俺の実家にいかないか?」と誘ったら喜んでいたからな。



363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:35:28.91 ID:FYKxOUeCP
母親・・・
またモヤモヤさせられるとは・・・


374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:39:03.76 ID:1T7g+a7CO
息子心配したら出てもおかしくない台詞ではある。


376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:39:21.44 ID:4QDc0c6v0
そして八月の末・・
俺はレンタカーを借りて実家の会津若松に帰ることにした。もちろんユウを連れて。
運気ってのはあるのかもな。

仕事の方も、面接は上手くいき後は連絡待ちっていう具合にもなってた。
その流れに身を任せその日までに何度となく母親を説得した。
しかしメールは返ってこない。

ユウとの2ショットも送ったが返事はない。
このまま家に帰っても追い返されるだけかもと思ったが構わない。

その時は直接ガツンと言ってやろうと思った。
ユウとの約束が優先だしなと。
それに初ドライブでユウも満足げだったからそれで全てがおkだった。

しかし実家に近づくに連れて緊張。
最後のパーキングエリアで実家に電話。
休みだったので父親が出た。



378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:40:12.74 ID:gQtTEool0
父ちゃん!!!!!!!!!!!


381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:40:39.40 ID:4QDc0c6v0
「母さんは?」
「いるよ」
「もうすぐでそっちに着くから」

「え?そんなこと聞いてないぞ」
「末には帰るって言っただろ」
「そうか、(受話器を話して)おーい、男が帰ってくるってよー」

何かを話している。
「一人か?」
「いいや、彼女とだ」
「彼女と来るそうだー」

うるせーよ、親父w
「じゃあ気をつけてこいよ」
そう言うと切られた。

そして実家に到着。
チャイムを鳴らす。
出てきたのは地元で働く弟だった。



390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:43:10.92 ID:4QDc0c6v0
「おう」
「なんだよ彼女連れかよw」
そういう弟にユウはお辞儀をした。

「うるせー。早くいれろ」
「うーっす」
そして玄関に行くと親父が出てきた。

「おお、家に若い女の子がくるとは!!」
親父はしゃぎすぎだw
ユウはまたお辞儀をする。

奥で母親が覗いているのが分かった。
「母さん!!母さん!!」
親父が母親を呼ぶ。

渋々出てくる母親。
「ただいま」
母親は無表情のまま何も言わない。

「彼女のユウちゃんです」
玄関先に揃った家族に紹介をした。



392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:43:37.06 ID:m9cKDyA/0
親父がかわいい


398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:45:23.28 ID:VneAmMgQ0
親父いいな


395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:44:39.75 ID:wLSPypbd0
まぁ、得てして母親と妻はうまく行かないもんだからねぇw
初めから嫌われてるぐらいで丁度いい気がする。


399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:45:54.52 ID:4QDc0c6v0
「はじめまして。ユウといいます」
ずっと車の中で練習していた台詞。

「ちゃんといえてる?」って何度も尋ねてきた。
発声なんて気にする必要ないのになw

「初めまして。男の父です」
なんかキリっとなりやがった親父w自重しるw
そして「お茶用意するからおいでおいでー」と父親と弟はリビング入っていく。

しかし母親は立ったまま。



401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:47:02.37 ID:GNkNWrlC0
親父wwwwwwww


408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:48:41.01 ID:DzZ3krKh0


        ____
       / \  /\ キリッ
.     / (ー)  (ー)\
    /   ⌒(__人__)⌒ \   <初めまして。男の父です!
    |      |r┬-|    |
     \     `ー'´   /




405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:48:16.19 ID:54mko7teO
準備しなくて大丈夫?


409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:49:10.67 ID:4QDc0c6v0
さんくす。
チャリで10分のところにあるから平気。
書き込みながらも準備はしてるんだぜw



416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:51:23.99 ID:4QDc0c6v0
「なんだよ」
俺と母親の間の空気を読んだのかユウが困った顔をする。

すると母親は手を前に持っていった。
手話だった。

『初めまして。私の名前は○○です。よろしくお願いします』
これを手話でやった。

このやろー。
俺は笑顔を堪え切れなかった。
あの時ほど母親に対して愛のこもった怒りを感じたことはなかった。

ユウの顔にも満面の笑みが零れた。
普段俺の前では滅多に使わない手話を母親に見せた。
『初めまして。ユウと言います。お邪魔します』
って。

靴を脱ぎあがる。
「練習したのか?」
母親に尋ねる。

「知っていただけ」
ツンデレをやるには歳が行き過ぎているだろw
でもこんな母親が大好きだ。



421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:52:19.59 ID:mVb/Kcws0
っかかかかかかかかか華ああああああああtttytytytyたああああああああああああああああああんんんんんんんんn


419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:51:57.50 ID:7rCwVWFd0
え、何、ツンデレ?


429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:52:49.12 ID:n21Fc0D50
なんという…


430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:53:06.36 ID:56qdsGZX0
カーチャン(;∀;)


431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:53:09.62 ID:iC3d8Mh1i
>>1のツンデレは母親譲りだったのかwww


436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:53:52.17 ID:ELC9DZnrO
母さんが夜なべして


440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:54:41.07 ID:fmRN/6fjO
やっぱりカーチャンは偉大だな


444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:55:58.67 ID:4QDc0c6v0
父親も弟も初めは驚いていたがすぐに慣れてくれた。
弟は空気を読まず「手話教えてw」なんて言っていたので張った押しておいた。
ユウもユウで簡単な手話を教えていた。

夕飯を食べ終えると弟は部屋に入り父親はビールを片手にだべってテレビを見ながら寝てた。
ユウは風呂に入っていた。

「ユウちゃん、いい子ね」
「ああ人一倍な」
「ごめんなさいね」
「気にするな。誰もが同じ反応する」
「結婚考えているの?」
「急になんだよw」
「あんたも30近いじゃない」

この時はまだ20後半になったばかりなのにw



456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:58:37.03 ID:4QDc0c6v0
「今では30過ぎても結婚してない人なんてザラだろ」
「支えてあげられるの?」

人の話聞いちゃいねー。俺はビールの缶を潰す。
「分からない・・」

そこに風呂上りのユウが顔を出した。
母親の貸した寝巻きに身を包み頭をバスタオルで拭いている。
湯に漬かって満足げな表情。

俺は一息ついた。
そして手招きしてユウを傍に呼んだ。
ちょこんと座るユウ。

バスタオルの上から俺は彼女の頭を撫でた。
「母さん、前言撤回だ。何が何でも彼女を幸せにしたい」
母親は一度頷いて「お風呂」と言って去っていった。

ユウはキョトンとしていた。そして俺の顔を見る。
「なんでもない」
「そっか」
「ゆっくりできた?」
「きもちよかった」

この笑顔を絶やしたくないんだわw



466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:00:35.31 ID:MuQp8CP0O
さらっと泣けること言うな・・・


467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:00:37.74 ID:4QDc0c6v0
次の日にはもう帰ることにした。
まだ大学生のユウを連泊させることに気が引けた。
昼には出て観光をして帰った。

帰りの退屈な東北道。
隣にユウがいれば飽きなんてのはないがな。

「せんせ、しあわせものたね」
俺は運転しているので前も向かなくてはいけない。
だからなるべく大きき口を開けて話した。



480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:03:41.08 ID:4QDc0c6v0
「どうして?」
「すてきなかぞく」
「そうかな?」
「うん」

「ユウのおかあさんもいいひとだろ?」
「うん」
ちょっと無神経だった。

父親のいないユウ。兄弟のいないユウ。
『家族』が羨ましかったんだろう。

「ユウと出会えことも幸せの一つだ」
わざと見えないように喋った。
「なに?」

答えずに俺はユウの頭を撫でた。
片手運転だったけど構わない。混雑もしていなかったし。
何も言わずに撫でた。

ユウもそれ以上何も言わなかった。
しばらくするとユウの頭がすっと落ちる。
寝てしまったようだ。

俺は手をどけて前を見据える。
俺はこの子を幸せにする。
絶対にだ。



501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:09:39.52 ID:bOMRQxjQ0
8年前を思い出すな…
俺「お父さん娘さんが俺を欲しがっています」
父「ダメかい?」
俺「お受けいたします」


502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:10:09.96 ID:GPdo5KO20
>>501
あるあるwwww


503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:11:06.05 ID:wLSPypbd0
>>501
なんか挨拶まちがってねぇ?ww


504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:11:25.62 ID:FYKxOUeCP
>>501
ちょっとほんわかしたwwww


499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:09:17.27 ID:4QDc0c6v0
仕事は見事に内定を頂き今のところ落ち着いた。
そして今年の三月の末。
ユウは就職せずに翻訳家の道を目指すことになった。

ちょっと現実の冷たさを感じていて落ち込み気味だったユウを連れて散歩しがてら花見をしていた。
よく晴れた日だったな。

そしてユウの作ってきたサンドウィッチを食べるためにベンチで。
ヒラヒラと舞う桜が綺麗なところだった。

「せんせ、おいしい?」
「うまい」
無言で食べる。
「はい」

おお、お決まりのリンツw
「ありがとう」
包みを開け口に入れる。



521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:14:28.44 ID:4QDc0c6v0
「せんせ、さくらきれいね」
「だね」
「せんせ、さくらすき?」
「すきだよ」
「わたしも」

まじまじと桜を見るユウの横顔。
小学校の頃となんら変わりがないその愛くるしい笑顔。
見た目は本当に健聴者と変わらない。

でも耳が聞こえないと言うだけでこの子なりに苦労はしてきたんだろう。
小さな一人の生徒だった子がこんなにまで大人に成長した。
歳なのかなw

彼女の横顔を見ているだけで涙腺が緩んだ。



531 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:16:02.80 ID:4w4Y4tHHO
俺も緩んだ


528 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:15:48.09 ID:4QDc0c6v0
「せんせ?」
ユウが背中を擦ってきた。

「せんせ、たいじょぶ?」
「ごめん、ごめん」

ユウがハンカチを手渡してきた。
涙を拭きそれを返す。
ハンカチを受け取る小さな手、その手を握った。

「せんせ?」
「けっこんしよう」
「え?」
「けっこんしよう」

驚いた顔をしたと思ったのもつかの間、ユウが急に泣き出した。
初めて見るユウの涙。

「ユウ?」
もしかしてフラグ折れた?と思った。
うわー、まだ早かったかなって。

でもハンカチで涙を拭いたユウの顔は笑っていた。



536 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:17:19.41 ID:4QDc0c6v0
「せんせ、わたしみみがきこえないのよ?」
馬鹿かと思った。
今更なんだよと。

「かんけいない」
「せんせにめいわくかける」

過去を思い返すってのは突然なんだな。
塾で最後の授業の日。
「迷惑だったでしょ?」と言われたのを思い出した。

「かけない。かけられたことなんて、ない!!」
俺は語尾を強くして言った。

「せんせ、いいの?」
俺はリンツの包みを取り出して小さく丸めた。
そしてユウの指にくるくると巻く。

「ゆびわ」
ユウの目からまた涙が零れる。
「けっこんしてください」
「うん・・、あっ」
ユウは首を振った。
「はい」

律儀な奴めw
桜の木の下で俺は彼女にプロポーズをした。



541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:19:16.90 ID:4QDc0c6v0
長々とすいませんでした。
こんなこと書きながらめっちゃ緊張しております。
まだ連絡がこないから何時に行くのか分からないけれど。
ちゃんと自分の気持ちを伝えにいこうと思ってます。



555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:21:52.90 ID:aEOH/5HG0
どうも俺の目は壊れているみたいだ


557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:22:23.03 ID:FAB7tIciO
>>1しっかりな。


546 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:20:17.93 ID:vBGd29I2i
涙も乾いたし、パンツも乾いたからそろそろ脱いでいいの?


547 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:20:45.39 ID:wLSPypbd0
>>1はまだ手を出していない気がするわけですがwww


566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:23:56.15 ID:4QDc0c6v0
今でも「せんせ」と呼ぶねw
人前だと恥ずかしいけれど長年の呼び名だ、直してほしいとは思わないw
それとまだ・・なんだ。
一年半近く付き合っていて恥ずかしい話w

だからもう息子をは閉まってくれw



578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:26:37.36 ID:gQtTEool0
いいじゃないか。この際。セクロスだけが恋愛じゃないぞ。


580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:26:41.31 ID:MuQp8CP0O
せんせ しあわせにね


583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:27:09.33 ID:4QDc0c6v0
書き込んでいる間は緩和されていたけど・・いまgkbr。
やばいやばいやばい・・。



587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:27:43.59 ID:wLSPypbd0
手土産準備した?


593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:28:34.62 ID:fmRN/6fjO
がんばれよ!きっとうまくいく!
分かりきってるから報告はいらねえよ
お幸せに!


610 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:31:14.94 ID:4QDc0c6v0
もしここが残っていたら報告しにくるけどね。
があああああああああ、緊張するだがあああああああ



636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:36:59.82 ID:4QDc0c6v0
七時だと。急だな、おい。
行って来る。

深呼吸・・。



643 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:37:59.31 ID:KwMfFz3C0
人人人、パクっ!しとけ


659 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:40:56.90 ID:p9flkcQ5O
せんせいてらー
鼻から息を吸って
口からゆっくり出す、数回繰り返すと落ちつくよ!!!

ユウちゃん幸せにして下さい!!!


671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:42:42.19 ID:AASwCa6iO
やべぇ俺も緊張してきたあぁぁぁぁぁっ


716 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 19:06:15.53 ID:fCTm7UJrO
1です。
チャリがパンクしてて直そうと思ったけど止めて今走ってる。信号待ち。
遅刻とかありえない…。
やっぱり報告だけはしたいと思う。すまん勝手で

汗臭くなりたくねー



755 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 19:25:56.01 ID:fPcyBfIPO
あーもーなんだよこのスレ
顔がしょっぱくなったじゃねーかコノヤロー!


796 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 19:40:30.55 ID:XUEri+TM0
早急に>>1の生活基盤を固めないとこれからが大変だぞ。
でも、1とユウちゃんなら大丈夫!がんばれ
早く報告が・・・・。気になる


873 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 20:36:01.75 ID:nXGvXif/0
なんかいいな


963 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:00:25.41 ID:lcfVBdU60


   ハ,,..,,ハ
  /;;・ω・;;ヽ となりのぬるぽ♪ぬるぽ♪
.  (;( ^^^ );)
  `'ー---‐´



964 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:00:54.48 ID:4roVQMMe0
ガッ、ガッ


1000 名前:VIPの帝王 ◆koxjyhajbE:2009/06/04(木) 22:27:44.31 ID:vzpUrVNU0
1000ならせんせとユウは永久に幸せ


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 21:38:00.26 ID:Gzq2jReo0
いまごろ>>1は・・・


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 21:41:00.53 ID:cCq6StOgO
もしかしてセッ・・・


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 21:42:39.20 ID:FMb8c8yh0
せっちんトイレか


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:33:39.61 ID:4QDc0c6v0
ただいま。
十時過ぎに帰ってはいたんだが少し書き溜めていたので遅くなった。
報告します。



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:34:06.80 ID:6yJQlsQw0
キター


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:34:13.89 ID:XsLSS+9y0
おかえり


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:34:14.22 ID:yW2azvO20
お帰り!


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:34:19.12 ID:z9DI4CH/O
お帰り!!


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:34:30.52 ID:4N32r/mn0
お帰り!!


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:34:34.49 ID:/nkhiFMpO
>>1きたあああああああああああああ


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:34:54.67 ID:4QDc0c6v0
チャリがパンクしていたのをすっかり忘れていた。
マジで焦って走った。

着いたのは7時15分ころ。
アパートの前でユウが待っていてくれた。
「せんせ」

俺は両手を合わせて謝る。
ユウは笑って首を振る。
「いこ」

そう言われて家に上がった。
リビングのテーブルには既に食事が用意されていた。

ユウは俺が今日なんのためにここに来るのか母親に言ったのだろうか。
そんな疑問を持ちながら食事をした。
想像できると思うが食事中は静か。

会話しながら食べるってのは中々難しい。
まぁ、時折言葉を挟むけどね。
それよりも緊張の方が上。

いつ言おうか。今か?嫌ちがう・・。今か?まだいいだろ。
の繰り返し。

そんなこんなで飯食い終わる。



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:36:41.66 ID:4QDc0c6v0
片付けは一緒にした。
「男さんは座ってて」
と言われたが積極的動く。
好印象を最後の最後までもたせておかなければとセコイ話w

片付いたテーブルに紅茶とガラスのボールにリンツがたくさんw
親子揃って好きなようですw
ユウはその中でもホワイトしかとらない。
これがデフォ。いいよ、可愛いよ。

んで沈黙。
ユウがチラチラと俺を見る。
ここしかないと思った。

「お母さん」
母親はキョトンした表情を見せた。
俺は椅子から降りて正座をした。
すると呼んでもいないのにユウも俺の隣に正座した。

「お話があります」
ユウの母親も察したのかカップを置き椅子から降りて俺達の前に正座した。

今と思えばなかなかシュールな光景。

でもその時は接近したが故に緊張マックス。



76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:37:43.41 ID:4QDc0c6v0
「ユウさんと付き合いをさせていただいて月日が過ぎました。
僕も今の仕事を順調にこなせています」
噛まずに・・噛まずに・・と心を落ち着かせる。

「今の僕ならユウさんを幸せに出来ると確信しています。
ですから、ユウさんをこれからも一生大事にさせてください。僕にユウさんを下さい」

下さいって言っちゃたよ・・と思いながら床に顔をつけた。
ユウもまた同じように床に顔をつける。
俺の言葉は分からなくても動作で判断したのだろう。

数秒間の沈黙。

「男さん、顔を上げてください」
俺は母親の言葉に顔をパッと上げる。
何故か浮かれない顔。
そしてため息をついてこう言った。

「私は後悔しています・・」



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:38:20.59 ID:lPyfqd1h0
え・・・?


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:38:35.73 ID:8ZVjQBoT0
え?後悔?


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:38:42.76 ID:cRIVW0xBi
え…?


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:38:52.88 ID:nXGvXif/0
ん?


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:39:08.54 ID:4QDc0c6v0
血の気が引いた。
おいおい・・。
99パーセント即答でおkだと思っていた。

自惚れちゃダメなのか・・やはり。

母親は言葉を続けた。
「私は後悔しています。男さんのような人の伴侶が私の娘であることを」
「え?」

「もっと素晴らしい女性がいます。娘は障害者。
そしてずっとあなたを愛し続けていたとも彼女の口から聞きました」

母親の口から「障害者」だと?
耳を疑ったが黙って聞く。



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:40:22.51 ID:4QDc0c6v0
「自分を押し殺してはいませんか?
何か変な使命感に駆られて娘を大事にしていかなければと思ってはいませんか?」

こんな母親だったか?
「そうだとしたら私は後悔してもしきれません。あなたの人生を狭めてしまったと」

何を言っているだ?俺は少し憤っていた。
「どうですか?」

俺は唇を噛んだ。
そして隣のユウを見る。
聞き取れなくてユウは不安げな表情をしていた。

そんなことはない。

心配するな。
俺は心からユウと結婚したい。



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:41:18.26 ID:ClwqUQNYP
お母さん・・・(;ω;)


94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:41:19.92 ID:4QDc0c6v0
「お母さん、あなたの言っていることは全部被害妄想です。
僕の気持ちに嘘偽りは一切ありません。彼女を幸せにしたい。
ここでお母さんに断られても何度でも頼みに来ます」
俺は母親の目を見てそう言った。

「俺にとってのユウさんは誰よりも愛おしい女性です。
こんなに素晴らしい女性に育てたお母さんを僕は心から尊敬します。
ですから、後悔なんかしないでください」

すると母親は目を逸らして顔を後ろに向けた。
体が震えていた。
ユウがすぐに母親の元に駆け寄る。

「大丈夫」とユウに言うと俺の方を向いた。
「ごめんなさいね」
母親は姿勢を正した。

「自分の娘を障害者なんて初めて口にしてしまった・・」
「・・・」
「男さんの本音が聞きたくて。ごめんなさい・・」

そういうことか。



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:42:31.51 ID:4QDc0c6v0
安心した。
そしたら自然と堅くなった俺の表情も緩ませることが出来た。

「おかあさん、僕はダメ人間かもしれません。でも絶対にユウさんだけは幸せにします。
どうか見守ってください」

母親は涙で声にならず頷くだけだった。
ユウが困った笑顔を見せながら俺の隣に再び座った。

「おかあさん」
母親がユウを向く。



99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:43:31.54 ID:4QDc0c6v0
「わたしをうんでくれてありがとう。わたしをそたててくれてありがとう。これからもたくさんありがとうをいわせてくたさい」

ユウは俺の手を取った。
「これからは○○さんといっしょにあゆんていきます」

俺の名前がユウの口から出るのは久しぶりだった。
俺も強く握り返した。
「お母さん、よろしくお願いいたします」
床の音がなるくらい俺は思い切り頭を当てた。

「ユウをお願いします」
涙ながらの母親の声に俺も泣きそうになった。



107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:45:25.07 ID:aEOH/5HG0
おめでとう


108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:45:35.41 ID:4QDc0c6v0
帰り。
ユウは下まで送ってくれた。

「せんせ、きょうはありがとう」
「こちらこそ」

じゃあなと言って帰ろうとした。
すると「まって」と言われた。

「せんせ、おぼえてる?」
ユウはジーンズのポケットから写真を取り出した。
少し色あせたその写真は紛れもない塾で撮ったものだった。

写真の中の二人は『若かった』。
「たからもの」
ユウが笑う。

俺はユウを抱きしめた。
彼女と出会ってから長い月日が経った。
変わったのは歳か。

程度や種類の違いはあるにせよ彼女を愛おしく思う気持ちは塾の頃から変わらない。

俺はユウが大好きです。
絶対に泣かせたりはしません。

Vipの皆様・・長々とありがとうございました。



158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:50:42.07 ID:FMb8c8yh0


                                         ;;    "' :;,
                                   ,,       ;;         ':;,
                                    '; "' ' :;,, ,;;         ':;,
                                   ;:    "           ':;,
                                   ';:                ';,
                                       ';:,'                 ;;
                                    ';;                  ;;
                                     ';,     ,,,ノ'   *       ,;
                            从  , ,    ':;, .. :: :: ::  ''"       ,;'
                            , ;: '' `   ```''':;, :: ::             ':;
                         , ;: ''`      ,,_   .. ::::  _     ::      ';,       ,, ,
                       ; ' ゙` .;'       '.  ; .. ::: ::: ::;," '''' '' '';:        ';.    ,;::''  ";;
                      `::;,  ;'         `"      ;;    ,;',;'        ';   ;;'    ,;:'
                           ';'               :;   ,: '         ;:  ;;'   ,;;'
                 ,,: :'::'; ;,   ;'        *     ;'`' '' ' "            :;:  ;:   ;;'
                ,;:'   ,';'  .;'              ,:'           ,, 、   .;:   ;:   ;;
                ;:   ,;"   `'' ::::;: :; ;,: :'       `",;'` ' '';;'' '' ' ' ""`     ;;'   ;   ;;
               ;:   ,;        ' :;,         ,;'   ;:'          ,;'   :;   ;:
                 ;:   ;            ` '' ','      ;;   ;:'          ,;'    :;   ;:
                 :;   :             ,;'        ;:''::; .;:           ;'     :;   ;:
               ;,   ;           ,;:'  ,    ':,  ', :           :,     :;   ;:
                :,   ;           ,;'   ';      ';, ;,::            ';,     ;;   ;;
                ';,   ';        ,;'     ';,       ;:;,            ';,    ,;'    ,;
                 ';,   ' ;      .,;:'       ';,     ,;' ;,             ';,  ,,;'   ,;'
                  ':;,   ' ;,   ,;:'          ':: ;; , ,; ' ':;,             "''    ,;'
                   '::;,    ; ::'            :;   ';:                 ,;'




112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:46:15.23 ID:5Vo7qgyE0
これからだろ
頑張れよ!


122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:47:11.08 ID:QsG3fqStO
幸せにしてあげてくれよ!!


123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:47:11.32 ID:504bCKRT0
絶対に大切にしろよ!!!


126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:47:23.81 ID:QIfx9e1S0
二人の未来に幸あれ!!


135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:47:59.89 ID:4N32r/mn0
おめでとう、羨ましいぜこのやろう


141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:48:36.95 ID:APUxX2iqO
糞ーっ!地球人のクセにこの俺様を泣かせやがってーっ!


145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:48:50.72 ID:iAWEmYIhO
>>1とユウちゃんお幸せに!!!!!!
ユウちゃんの花嫁姿は一生忘れるなよ!


161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:51:12.08 ID:VSyrZavIO
>>1おめでとう!
これからも色々あるとは思いますが、
お互い支え合って幸せな人生を歩んで下さい!!!!!!


197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:57:18.04 ID:4QDc0c6v0
みんなさんくす。

本当に心はすっきりしてる。
心だけなww



235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 23:06:22.76 ID:WWjrTBns0


  (⌒∨⌒)/::"\
  (⌒\:::::::::/⌒(⌒∨⌒)
 ( ̄>::( ゚Д゚)<(⌒\:::::::/⌒)
  ( ̄/:::::::: (_>::( ゚Д゚)::<
  /((⌒∨⌒(_/U::U\__)
  / (⌒\::::::::/ (_∧_)`∨⌒) 、@,
 <(__>::( ゚Д゚)::<__し//J\::::::/⌒;@@^
 |ヽ(_/::::::::\_)(_>::( ゚Д゚).つ|/`
 | ヽ. (_∧_) // (_(ノ:::::::\_)
  |  \し|.|J  ////(_∧_)
  l   `.:7 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ し"J
   ヽ  /     .:::/
  / ̄ ̄ヽ (,,゚Д゚) ~ ̄ヽ <1おめでとうだゴルァ
  ヾニニ=/./ハゞ\=ニン
   / / /|  |ヽ \
   (__ ̄l/__U"U V`"




248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 23:09:16.37 ID:vtwxbPSZ0
>>1おめでとう。
運命の素晴らしさを感じた。
末長くお幸せに…


252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 23:10:20.74 ID:4QDc0c6v0
俺のレスはこれで終わりにする。

難聴者ってのも色々いるのは事実だ。
発声が出来るユウは恵まれている方なわけだ。
それでも初めて会う人だと違和感、それ以上に不快感を覚える人もいる。
でも何かを伝えようと思う気持ちは人間誰もが持っている。
口じゃなければ目、手、体・・どこでも伝えられる。
伝え方じゃなくて何を伝えるかだとユウと出会って学んだ。
このvipってのもそうだな。
色んな思いがあるわけだ。
って偉そうなことはここまでで去るw

まとめサイトとか映画化とか映像化とか言っているけどそれに俺は口出ししない。
vipに載せている時点で何も言えないしな。
まぁ、億が一にも映画化されたらこっそりと見に行くがw
でも絶対にユウを『障害者』として捉えてはほしくない。
ユウはユウだ。

んじゃ、マジでさいなら。ノシ



391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 00:23:10.86 ID:6BBjugLn0
映像化や書籍化なんて無粋だとおもわないか・・?
俺達は一人の男の人生に感動した、それでいいんじゃないかい??


347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 23:51:51.54 ID:yPGT4UhJ0
「娘さんを僕にください」
言ってみて、喉の奥に妙なくすぐったさを覚える。
加えて胸が締め付けられる感じなのは、おそらく今までにないくらい俺が緊張しているからか。
大学入学と同時に上京してきて10年、か。自分の部屋にいるのに、
こんなにも居心地が悪いのは初めてだ。

いつもと変わらぬ薄暗い明りの1DKで、ノートパソコンに向かう。
ブックマークから掲示板にアクセス、新規スレッドを作成…。
先に言っておくが、別にこれは惚気話をしたいとか、自己顕示欲とか、
そういった類の動機があるわけじゃない。
約束の夜8時まで時間もあることだし、この気持ちを整理しておいた方がいいかもしれない、
純粋にそう思ったからだ。
そして少し、ユウの存在を確かめたかったからだ。

震える手で、どうにかキーボードを叩く。落ち着くなんて、当分無理そうだ。



『「娘さん下さい」って言いに行くwwwwwwwwww』



276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 23:15:37.36 ID:SF9Z1rjc0
てめぇこら、>>200の安価実行しろよ。


159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:51:00.31 ID:SF9Z1rjc0
おめでとう!

じゃ、安価な>>200


200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 22:58:07.71 ID:SF9Z1rjc0
一生幸せにな。











ワラノート |


全記事表示

  • | このエントリをつぶやく

  • ワラノートmini
    クイズ好き集まれ!

    能登和良という名前で遊んでいます
    クイズがひとりでできるようになったよ
    次回以降のログインはこちらから



    ●ぼくにはわけがわからないよ


    エンディングがあるとか

    この記事へのコメント

    1. Posted by    2009年06月06日 18:38
    不覚にも泣いてしまったぜ・・
    2. Posted by    2009年06月06日 19:01
    涙がでそうになた
    3. Posted by    2009年06月06日 19:02
    くそっ泣いちまったじゃねーかよ
    幸せになせんせ
    4. Posted by    2009年06月06日 19:03
    またうそ臭い・・・
    5. Posted by    2009年06月06日 19:04
    何か氏にたくなってきた…
    6. Posted by というよりも   2009年06月06日 19:10
    おてぃんてぃんが痛い・・
    何で?
    7. Posted by    2009年06月06日 19:12
    いい話ダナー( ;∀;)
    8. Posted by    2009年06月06日 19:20
    いい話だった
    9. Posted by    2009年06月06日 19:21
    イイハナシダナー( ;∀;)
    10. Posted by    2009年06月06日 19:30
    良い話だ。1がかなりのダメ人間ということさえも霞んで見える。
    11. Posted by    2009年06月06日 19:34
    ちょっとリンツ買ってくる
    12. Posted by    2009年06月06日 19:37
    どうせどこかの男の頭の中の妄想だ。
    13. Posted by    2009年06月06日 19:38
    (´;ω;`)
    恋愛っていいもんだな…良スレだ
    14. Posted by    2009年06月06日 19:40
    いい話だった…
    15. Posted by VIPPERな名無しさん   2009年06月06日 19:40
    1とユウは俺の分まで幸せになってくれ(TT)
    いい娘と出会えてよかったな!
    16. Posted by    2009年06月06日 19:42
    ユウいい子すぎるだろjk
    末永くお幸せにな
    17. Posted by    2009年06月06日 19:42
    なにこの自分語りスレ
    18. Posted by    2009年06月06日 19:43
    イイハナシダナー(;A;)
    19. Posted by    2009年06月06日 19:45
    あれ目からリンツが・・・
    20. Posted by    2009年06月06日 19:48
    泣かせるな
    21. Posted by    2009年06月06日 19:52
    全俺が泣いた
    &gt;&gt;1とユウちゃんが幸せになれるよう願ってるお
    22. Posted by リンツ   2009年06月06日 19:57
    いい話だ。
    vipもすてたもんじゃないな。
    23. Posted by    2009年06月06日 19:57
    感動した。
    ユウ、センセお幸せに。
    24. Posted by VIPPERな名無しさん   2009年06月06日 20:09
    しにたい
    25. Posted by    2009年06月06日 20:14
    イイハナシダナー
    26. Posted by    2009年06月06日 20:18
    涙腺弱い俺には無理だった…
    一生幸せになって欲しい
    27. Posted by    2009年06月06日 20:20
    ゆとりとか日本語力がとか言われてもいい!
    感動した!
    28. Posted by    2009年06月06日 20:21
    最高
    29. Posted by    2009年06月06日 20:21
    やべぇ
    泣いた
    本気で泣いた
    がんばれ
    ちょーがんばれ
    30. Posted by    2009年06月06日 20:23
    嘘だろうと本当だろうと
    自分の知らないどこかであったかもしれない物語
    として捉えればいい話だったと思うな
    31. Posted by    2009年06月06日 20:34
    携帯小説レベル
    32. Posted by    2009年06月06日 20:35
    なにこの新作ゲーム買ってくる
    33. Posted by    2009年06月06日 20:37
    これは久々に良スレ
    編集もよかったよ
    34. Posted by    2009年06月06日 20:41
    いいはなしだなー( ;∀;)
    35. Posted by    2009年06月06日 20:49
    ちょっと結婚してくる
    36. Posted by    2009年06月06日 20:51
    つくりばなし ほんとうのはなし
    そんなのぜんぶよみてのうけとりかたしだい
    ほんとうにかんどうしたなら そんなことはどうでもいいのよ
    37. Posted by    2009年06月06日 20:51
    3回ほど泣いた
    38. Posted by    2009年06月06日 20:52
    不覚にも泣いた
    39. Posted by    2009年06月06日 20:56
    いい話だなチクショーw
    40. Posted by    2009年06月06日 20:58
    いい話だなぁ
    ケータイ小説(笑)みたいに誰かが傷つくとか誰かが死ぬとかレイプとか露骨すぎる性描写とかそんなことなくて
    心が洗い流される感じだわ
    41. Posted by    2009年06月06日 21:03
    勝手に行けばいいだろ、何ネットに書き込みしてんだ。
    42. Posted by    2009年06月06日 21:11
    良い話ダナー
    43. Posted by ななしノート   2009年06月06日 21:21
    ちょっと塾講師してくる
    44. Posted by    2009年06月06日 21:27
    いい話だぁ;;
    45. Posted by    2009年06月06日 21:31
    歳とると涙腺弱くなるんだから
    こんな話読ませるなよ( TДT)
    46. Posted by    2009年06月06日 21:37
    本当の愛がここにある
    47. Posted by    2009年06月06日 21:41
    マジでどこぞの人が死ぬ映画よか1000倍泣ける・・・
    48. Posted by    2009年06月06日 21:45
    一日5回オナニーが日課の自分が恥ずかしくなった・・・
    49. Posted by VIPPERな名無しさん   2009年06月06日 21:48
    いい話だ・・・
    50. Posted by    2009年06月06日 21:48
    映画化決定
    51. Posted by    2009年06月06日 21:54
    泣いてしまっただろうがぁぁああ
    52. Posted by 蒸発した名無し   2009年06月06日 21:57
    なんという自分語り
    53. Posted by    2009年06月06日 21:59
    55が頭悪すぎて笑った
    54. Posted by    2009年06月06日 22:04
    こういう話は大好き
    フィクションでもノンフィクションでも
    55. Posted by    2009年06月06日 22:05
    誰か映画化してくれ
    ちゃんと字幕つきで
    56. Posted by    2009年06月06日 22:07
    スレタイで幼女だと思ったのに…
    57. Posted by    2009年06月06日 22:10
    全俺が泣いた(´;ω;`)
    58. Posted by    2009年06月06日 22:20
    これ作り話なんだろ?そうなんだろ!?
    俺も塾講やってたけどなんもないまま経営不振で首だよorz
    59. Posted by    2009年06月06日 22:38
    ごめん、まじで泣いた
    恥ずかしいが泣いてしまった
    60. Posted by    2009年06月06日 22:39
    外国人の俺にもこんな恋愛ができるかなー
    61. Posted by    2009年06月06日 22:41
    涙腺崩壊
    62. Posted by    2009年06月06日 22:42
    そこらの陳腐な感動もののドラマよりも感動した
    63. Posted by    2009年06月06日 22:43
    なんという涙腺崩壊
    幸せになってほしいわ
    64. Posted by    2009年06月06日 22:53
    いつもは自分語りきめwwっていうとこだけど、
    本当にいい話だな。1さんお幸せに
    65. Posted by ななしノート   2009年06月06日 22:56
    全あたしが泣いた
    66. Posted by    2009年06月06日 22:56
    幸せになってほしいな
    67. Posted by    2009年06月06日 22:58
    いい話だったな。
    68. Posted by    2009年06月06日 23:02
    こんな決して折れない太いフラグを立てたかった。
    69. Posted by    2009年06月06日 23:11
    これはいい話だわ
    まとめありがとうございます
    70. Posted by    2009年06月06日 23:14
    1の人間性がリアルでたまらんなー
    71. Posted by VIPPERな名無しさん   2009年06月06日 23:15
    お腹の真ん中が痛くなるよね。
    涙腺とつながてる?
    最後までリンツが分からず涙目でした
    &gt;&gt;1幸せに!!
    72. Posted by 蒸発した名無し   2009年06月06日 23:17
    ちくしょう
    なけるぜくそおおおお
    幸せになりやがれよ!!
    73. Posted by     2009年06月06日 23:19
    いかんなこれは・・・出版社に発見されるぞ
    74. Posted by    2009年06月06日 23:24
    リアルに涙流すとは思ってもみなかったぜ……
    こういう話読んで泣いたの初めてな気がする。
    75. Posted by     2009年06月06日 23:35
    いい話なのに、最後で台無し
    障害者手帳をもってりゃ障害者だろう
    そんなの気にしないで愛すって母親とやりとりしたのに
    なんでちんけな言葉にこだわってるんだよw
    76. Posted by    2009年06月06日 23:36
    泣いた。
    77. Posted by    2009年06月06日 23:43
    前の記事もこの記事も俺のレスがのってない;;
    78. Posted by    2009年06月06日 23:50
    泣いた
    良い話だなー漫画みたいだw
    79. Posted by    2009年06月06日 23:51
    半年ぶりに泣いた
    80. Posted by    2009年06月06日 23:52
    345と347のが脳内で再生されたw
    お前らwww
    81. Posted by    2009年06月06日 23:53
    なにこのいいはなし…
    82. Posted by    2009年06月06日 23:53
    ちくしょうちくしょうちくしょう
    死ぬまで幸せにしてろばーかばーか!
    ダメだ感極まってこんな事しか書けない
    &gt;&gt;1もユウも一生幸せでありますように
    83. Posted by    2009年06月06日 23:54
    末永くお幸せに
    84. Posted by    2009年06月06日 23:57
    素晴らしい話だった。
    事実だとか、作り話とかそんなことはどうでもよいわ。
    85. Posted by    2009年06月07日 00:02
    おにぃちゃんたち きょうもおうちで おしごとなの?
    86. Posted by    2009年06月07日 00:03
    「難聴者の花嫁」これは売れる!
    87. Posted by    2009年06月07日 00:05
    両方のお母さんが素敵だな
    あれ、目からリンツが・・
    88. Posted by    2009年06月07日 00:10
    近いうちにニコ動にまとめ動画が上げられて
    ランキングに乗る。「○○化決定」みたいな
    タグが乱立される、嘆かわしい。
    89. Posted by    2009年06月07日 00:16
    久々にいい話だった!
    &gt;&gt;1幸せにな!
    90. Posted by    2009年06月07日 00:17
    ティッシュ7枚で余裕でした
    91. Posted by    2009年06月07日 00:24
    塾講は結構楽しいよ。いい子にあたればだけど
    ただし未成年に手は出すなよ?犯罪だからな
    92. Posted by    2009年06月07日 00:26
    良かったなぁ…
    93. Posted by     2009年06月07日 00:26
    フィクションだろうとノンフィクションだろうとどうでもいい
    いい話だった
    94. Posted by    2009年06月07日 00:31
    美談過ぎて逆に嫉妬した・・・
    95. Posted by    2009年06月07日 00:34
    目から水が出たりなんてないですよ。ホントですよ。多分。
    96. Posted by      2009年06月07日 00:35
    ちっ、7つ下の子と結婚だと。羨ましすぎる。ざけんな・・・・・・・・と思ってこれ読んだけど、嫉妬の心が折れた
    幸せになれよ。そして、羨ましい
    昔、描いていた理想の恋人関係じゃないか。難聴なんざ些細な問題だ。羨みを恨みに変えることすらできやしない
    こんないい女、滅多にいない。&gt;&gt;1に嫉妬するけど、許す。しかし、ユウ幸せにしなかったら許さない
    まぁ、&gt;&gt;1には簡単なことだろうけどな
    97. Posted by    2009年06月07日 00:42
    ちょっとプロポーズしてくる
    98. Posted by とおりすかり   2009年06月07日 00:47
    良い話だ。小説のように綺麗な話。
    駄目人間はほどほどにしとけよ。
    99. Posted by    2009年06月07日 00:57
    俺の嫁も脳性麻痺で体がうまく動かない。
    体が不自由な人と一緒にやっていくのは大変だが、ともに頑張ろうじゃないか
    100. Posted by    2009年06月07日 01:01
    生徒となのか・・・ちょっとなぁ
    101. Posted by    2009年06月07日 01:05
    良い話だな
    おめでとう、お幸せに
    &gt;&gt;1の母親が手話使う所が一番好きだ
    やっぱり母は母
    すげーな
    102. Posted by    2009年06月07日 01:06
    イイハナシダナー( ;∀;)
    103. Posted by    2009年06月07日 01:08
    下手なドラマより何倍も感動した。
    素敵な話をありがとう!
    104. Posted by     2009年06月07日 01:08
    泣いた
    ずっと幸せでいてほしい
    105. Posted by    2009年06月07日 01:16
    書いてくれてありがとう。
    106. Posted by    2009年06月07日 01:23
    &gt;&gt;1の家族も&gt;&gt;1本人も、彼女の母親も彼女もみんな素晴らしい人ばかり。
    チンケなスイーツ(笑)向きの作品なんかよりもよっぽど感動できる。
    107. Posted by    2009年06月07日 01:27
    &gt;パチンコ、スロット、競馬に、競輪・・。
    縁がないからホントにこれら一通りやる奴いるのか
    ピンとこないわ
    つかここだけ昭和のセンスw
    108. Posted by    2009年06月07日 01:27
    キュンキュンしたw
    109. Posted by 蒸発した名無し   2009年06月07日 01:33
    こんな良い話久しぶりに見た
    映画化したら絶対に見るよ
    110. Posted by    2009年06月07日 01:40
    ちょっと障害者とかほざいてた自分を殴ってくる
    111. Posted by    2009年06月07日 01:49
    ここまで胸が熱くなったのは久々だ・・・
    幸せを願わずにはいられない
    112. Posted by     2009年06月07日 01:53
    映画化がどうのとか・・。
    113. Posted by    2009年06月07日 01:58
    何コレ?
    糞みたいな内容なのに
    世界一美しいんだけど
    114. Posted by    2009年06月07日 02:01
    どんなハンデを持ってても前向きに生きる事が出来るなら「健常者」なんだろうな。
    むしろそういう人を見てゲラゲラ笑う屑みたいな奴らが心に障害あるんじゃねえかと思った。
    115. Posted by    2009年06月07日 02:01
    こんなに心から感動したのは久しぶりだ
    116. Posted by    2009年06月07日 02:05
    リンツ高くてワロタww
    軟調や構音障害は未だに理解されてない部分が多いのな・・・
    おれ自身もそれだから理解はできる
    117. Posted by    2009年06月07日 02:08
    泣かせてもらった。
    オレと同郷だってことがちょっと誇らしいw
    道端で会えたらいいな。
    118. Posted by    2009年06月07日 02:12
    感じの良いときにはレスを控えめにサラシ、丁度良いときにはそれなりにレスを加える管理者に尊敬の念を抱くよ。流石だねぇ。
    あと今思ったけれどさ、&gt;&gt;1はかなりにんげんらしいよな。なんつーか。短気はしゃーねーけどよ。
    人間らしい。
    119. Posted by    2009年06月07日 02:14
    指輪のエピソードでありえないほど泣いた。
    素敵で大切な話をありがとう。
    お幸せに。
    120. Posted by    2009年06月07日 02:30
    泣ける。
    121. Posted by フラグを立てたい名無しさん   2009年06月07日 02:35
    これが作り話だと見ようとする俺は心が歪んでいるのかッッッ
    122. Posted by     2009年06月07日 02:37
    &gt;&gt;345,347
    わらかすなw
    123. Posted by    2009年06月07日 03:08
    これは素晴らしい話だった。
    あんまり泣かない派だがこれは涙腺が緩んだ。
    124. Posted by    2009年06月07日 03:13
    長く付き合ってたのに卑怯な別れ方を選んだ前の彼女とクソみたいな浮気相手にイラつくな…
    いい話しだけにスカッとしない
    もし実話ならそいつらの不幸を強く望むよ
    125. Posted by    2009年06月07日 03:18
    いい話だけど最後の映画化うんぬんが自惚れすぎてうざいな
    126. Posted by    2009年06月07日 03:24
    よかった
    ありがとう
    127. Posted by    2009年06月07日 03:32
    ちんけな言葉うんぬんって言ってるやつさぁ
    台無しなのは君の頭だよ…
    本当の事なら何言ってもいいって風には普通ならないから
    128. Posted by ななしノート   2009年06月07日 03:45
    ごめん 最初のほう読んだだけで嘘くささがプンプンするわ
    些細な描写を鮮明に描きすぎだわ
    129. Posted by    2009年06月07日 03:55
    &gt;&gt;1が、ただのいい人すごい人ではなくて
    ちょっとダメなやつなのがいいな
    でもそっから立ち直って、すばらしいよ
    130. Posted by  _   2009年06月07日 03:56
    おめでとう、お幸せに。
    131. Posted by    2009年06月07日 04:01
    &gt;&gt;200になら掘られてもいいわ
    まぁ実話ならお幸せにな
    132. Posted by    2009年06月07日 04:02
    久々にいい話が読めた
    感動したよ
    133. Posted by    2009年06月07日 04:08
    泣いた。
    ありがとう。
    そういう気持ちになった。
    134. Posted by    2009年06月07日 04:17
    幸せを祈った200の人柄も、200をラストに持ってきた管理人もGJ!
    135. Posted by    2009年06月07日 04:23
    そのちんけな言葉で傷付くのは彼女だからだろ
    バカか
    136. Posted by    2009年06月07日 05:20
    1のおかんで涙腺が決壊した。
    137. Posted by    2009年06月07日 05:57
    BGM置いときますね
    ttp://www.youtube.com/watch?v=vqW6TEgx_r8
    138. Posted by    2009年06月07日 06:18
    感動した
    と同時に、俺の今の状況を鑑みて俺しねばいいのにって思った
    139. Posted by    2009年06月07日 07:37
    これ読んでやっぱり運命って
    あるんだなと思ったよ
    それなのに俺と来たら・・・あーあ・・
    2人ともお幸せに!!
    140. Posted by    2009年06月07日 08:14
    そりゃ創作だもの
    141. Posted by    2009年06月07日 08:34
    感動した!!
    142. Posted by    2009年06月07日 10:33
    え?いつこれドラマ化するの?
    143. Posted by    2009年06月07日 10:42
    泣いちったよ
    144. Posted by    2009年06月07日 10:50
    嘘くせー
    超嘘くせー
    でも面白かった!
    145. Posted by    2009年06月07日 10:54
    久々に泣いたわ。
    マジで&gt;&gt;1はユウさんを幸せにしろよこの野郎。
    短気なのは治せよな。
    146. Posted by    2009年06月07日 11:03
    スナイパーが仕事してくれた・・・
    高学歴で屑のせんせはともかくユウには幸せになってほしい。
    147. Posted by    2009年06月07日 11:08
    なんという派生オレンジデイズ
    148. Posted by    2009年06月07日 11:14
    &gt;&gt;75
    障害者としてではなく普通に接したからユウは先生の事を好きになったって母親が言ってたのに、自分は障害者として見てるっておかしくないか?てことじゃないのか?
    149. Posted by    2009年06月07日 11:30
    これはさすがにぐっときた
    150. Posted by 通行人A   2009年06月07日 11:44
    ほんと泣いた
    どうかこれからも末永くお幸せに
    151. Posted by ななしノート   2009年06月07日 12:24
    日曜の昼から欝になったぜ…
    釣りであってほしかったorz
    &gt;&gt;1もユウもおしあわせに
    152. Posted by    2009年06月07日 12:27
    今までお涙頂戴の映画やドラマで一度も泣いた事のない私が泣くとは…、
    せんせとユウちゃん末永くお幸せにな!
    153. Posted by    2009年06月07日 12:36
    末永くお幸せに・・・
    154. Posted by    2009年06月07日 12:37
    まるっきり図書館内乱じゃねーかw
    155. Posted by    2009年06月07日 12:58
    ハハハファック
    156. Posted by    2009年06月07日 12:58
    胸が熱くなった
    お幸せに
    157. Posted by     2009年06月07日 13:15
    結婚式には呼んでくれよな!!
    158. Posted by    2009年06月07日 13:32
    よかった…!
    スレで言いそびれたから、ここで言わせてくれ。
    せんせもユウさんも結婚おめでとう!
    幸せになってね!
    159. Posted by nanashisan   2009年06月07日 13:42
    全俺が泣いた
    160. Posted by    2009年06月07日 13:45
    えんだああああいやああああ後ろで流しながら読んで泣いた。
    161. Posted by    2009年06月07日 14:03
    創作宣言してくれないと感動できないよ・・・
    恋空とかと同じレベルじゃないか・・・
    162. Posted by    2009年06月07日 14:17
    ワラノートなのに
    163. Posted by    2009年06月07日 15:35
    何この泣ける話・・・
    &gt;&gt;1とユウちゃんが絶対幸せになりますように
    164. Posted by    2009年06月07日 15:38
    ええはなしや
    165. Posted by    2009年06月07日 15:40
    映画化決定
    166. Posted by 名無し   2009年06月07日 15:41
    なんていい話なんだ
    涙でた
    167. Posted by    2009年06月07日 15:55
    久しぶりに泣いた 俺も就職しよう。
    168. Posted by    2009年06月07日 16:35
    全然いい話じゃねー
    事実なら人に話さず胸んなかひめとけっつーの
    勝手な作り話すんな
    反吐がでたわ
    169. Posted by    2009年06月07日 16:38
    いい話だ・・・。
    お幸せに。
    170. Posted by    2009年06月07日 16:55
    映画化希望
    171. Posted by    2009年06月07日 17:36
    すごく感動した。
    二人とも絶対に幸せになってね!!
    172. Posted by    2009年06月07日 17:45
    だめだ、久しぶりにVIPで泣いた・・・
    173. Posted by    2009年06月07日 17:51
    始めしか読んで無いけど多分良い話し?
    174. Posted by    2009年06月07日 17:56
    ちょっとリンツ買ってくる
    175. Posted by     2009年06月07日 17:57
    取り合えず>>55が中学生か、奇麗事いいたいだけの低脳だってことはよ~~く分かった
    176. Posted by    2009年06月07日 17:57
    ユウの内面の描写をもっとしてほしい
    特別性格もいいわけじゃないってどこでそう思うんだよとw
    177. Posted by    2009年06月07日 18:04
    事実かどうかは置いといて、なんか読みやすい文体というか、
    引き込まれる文章というか。&gt;&gt;1の文才に脱帽。
    178. Posted by    2009年06月07日 18:14
    いや、普通に映画化希望
    どこぞの携帯小説よりずっと泣けるわ
    小説でもいいから出してくれ
    179. Posted by    2009年06月07日 18:16
    障害者って言葉に異様に反発するのは健常者の方が良いってことの裏返しじゃねーか
    &gt;&gt;1は耳聞こえてようが聞こえてまいが、出会って恋愛出来てれば結婚しようって思える相手なんだろ?
    普通に恋愛すればいいじゃねーか
    セックスしないとか、女の方も不安に思うんじゃねーか?私、魅力ないのかな?とか
    180. Posted by    2009年06月07日 19:24
    普通に涙が出てしまった・・・。
    えんだぁぁぁぁ
    いやぁぁぁぁぁ
    …管理人、分かってるwww
    181. Posted by    2009年06月07日 19:45
    泣いた・・・本当に幸せにな!
    あと&gt;&gt;200GJ
    182. Posted by    2009年06月07日 19:58
    なんでこういうの発掘しないんだよ・・・
    恋空なんかクソじゃん
    映画化決定。
    183. Posted by    2009年06月07日 20:12
    お互いがお互いを尊敬しあっているね
    男女の関係として一番理想的な形じゃないかな
    184. Posted by    2009年06月07日 20:23
    幸せにな!!!!!
    185. Posted by    2009年06月07日 20:26
    泣いた
    明日から俺もがんばる
    186. Posted by    2009年06月07日 20:47
    泣いたわ
    お幸せにな
    187. Posted by    2009年06月07日 21:16
    釣りでも何でもいい。全俺が泣いた。
    188. Posted by    2009年06月07日 21:24
    耳を澄ませばなみの鬱
    189. Posted by    2009年06月07日 21:58
    ユウは脳内で最終兵器彼女のちせに変換されて読んでた。
    190. Posted by    2009年06月07日 22:05
    がんばろう いまから
    191. Posted by    2009年06月07日 22:43
    結婚したいな~
    人生の墓場なんて言うけど、こういうの読むとそんな事あり得ないなんて思えてくるよ
    192. Posted by    2009年06月07日 22:53
    リンツという小物が効いていますね
    193. Posted by    2009年06月07日 22:54
    久し振りにこの手のスレで泣いた(T△T)
    親の優しさにも感動した…
    お幸せにな、この野郎!!
    オレもこの前貰った嫁、大事にするわ。
    194. Posted by    2009年06月07日 23:18
    散々バカにしてる恋空で感動してるスイーツと同レベルじゃねーか
    余命云々とたいしてくわらない
    195. Posted by    2009年06月07日 23:22
    ちくしょう、スレタイでムカついたのに読んでいて塁線崩壊させるとは
    >1さんユウさん、お幸せにな!
    素直にそう言わせてもらうぜ。
    196. Posted by    2009年06月07日 23:28
    1が自分で映画化とか言ってるのが気持ち悪い
    197. Posted by    2009年06月07日 23:40
    これから始まる物語に人生という名前をつけよう
    198. Posted by    2009年06月07日 23:45
    やられたわ・・・感動してしまった。
    199. Posted by いいはなしノート   2009年06月07日 23:48
    恋空オツ!
    200. Posted by    2009年06月07日 23:49
    米欄に「ロリコン」の文字が無いだと…!
    話は置いといて、パー速でやるべきだと思った
    201. Posted by    2009年06月08日 00:15
    無神論者で宗教が大嫌いで、
    「運命の出会い」なんてフレーズには
    ( ゚д゚)、ペッて言いたくなるオレなのに・・・
    稀にこういう話に出合うと釣られてもいいから
    人を信じたくなる・・・ありがとう。
    202. Posted by 蒸発した名無し   2009年06月08日 00:15
    &gt;&gt;1みたいなやつが幸せなのに
    俺らと来たら・・
    203. Posted by    2009年06月08日 00:26
    &gt;&gt;1と同郷だ
    田舎は差別偏見が強いが
    ユウちゃん守ってあげてください
    おしあわせに!
    204. Posted by    2009年06月08日 00:33
    ないた。
    205. Posted by    2009年06月08日 00:52
    この世界のどこかにこんな素晴らしい幸せがあるだけで
    生きていける気がする。
    206. Posted by    2009年06月08日 01:06
    よくできた小説だな
    またそのうち書籍化かしら
    207. Posted by    2009年06月08日 01:29
    かんどう
    208. Posted by    2009年06月08日 01:31
    最後の母親の誘導尋問だけ、違和感あり。
    でも、面白かった!!
    209. Posted by    2009年06月08日 01:59
    ワラノートなのにこんな笑えもしないスレ載せるとか・・・ちょっとがっかりだわ
    210. Posted by    2009年06月08日 02:04
    今の自分と比べてしまった。色んな意味で泣けた。たとえ10年、それ以上経っても同じ気持ちでいてくれ。良い人とめぐり合えて、うらやましいよ。たのむ、幸せになれ。女をなかすなー
    211. Posted by    2009年06月08日 02:13
    お幸せに!b
    212. Posted by    2009年06月08日 02:14
    何だろう、良い話しだね。
    俺の人生には全くかすりもしない人間ドラマだよ。
    俺の人生何なんだって思ってしまった。
    お幸せに。
    213. Posted by    2009年06月08日 03:09
    羨ましすぎる
    20歳くらいの時に7歳下の勉強教えるってことは小6か中1ってことだろ
    おれもそのくらいの子とちゅっちゅしたい
    214. Posted by     2009年06月08日 03:23
    すばらしいなあ・・すばらしいです
    215. Posted by    2009年06月08日 03:31
    なんで恋空はバカにされるのにこれはこんなに賞賛されるのか
    マジでわからん。同じレベルのもんだろ。
    ありきたりの設定、お約束の流れ、ベタな展開・・・。
    まあ、今時の人の国語力のなさ(読むのも書くのも)はよくわかった。
    216. Posted by    2009年06月08日 06:22
    激しく映画化希望!!!
    217. Posted by    2009年06月08日 06:28
    ワラノートどうした?
    218. Posted by    2009年06月08日 07:39
    映画化されてろくでもない俳優にろくでもない演技されるよりこのままの方が・・・
    219. Posted by    2009年06月08日 08:28
    新垣結衣で脳内変換された
    gj
    220. Posted by みみ   2009年06月08日 09:13
    おめでとうございます。
    どうか…お幸せに(^-^)
    221. Posted by    2009年06月08日 09:37
       /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
      i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
      |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
      i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|
       iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)&quot; c ミ     i.
       .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、  /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
       丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi._/|  _/|    /   |  |  ― / \/    | ―
      /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ    |    |  /    |   丿 _/  /     丿
      'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
     ノ     Y  `--  &quot;    ))  ノ &quot;&quot;i    ヽ
          ノヽ、       ノノ  _/   i     \
         /ヽ ヽヽ、___,;//--'&quot;;;&quot;  ,/ヽ、    ヾヽ
    222. Posted by    2009年06月08日 10:19
    泣いた・・・幸せになってね!
    223. Posted by    2009年06月08日 10:53
    ふざけんな
    泣かすんじゃねーよ
    罰として幸せになりやがれっ、、
    224. Posted by ななしノート   2009年06月08日 11:21
    スレ見てたせいで大学に遅刻した・・・
    だが後悔していない!
    末永くお幸せにな
    225. Posted by    2009年06月08日 11:33
    創作か事実(多少脚色あったとしても)か分からないけどいい話だったわ
    ただ包装紙で指輪を作ったとこは、日和ルートのまんまだったからなんか体が痒くなっちゃたよ
    226. Posted by    2009年06月08日 11:34
    何このNHKにようこそ
    227. Posted by    2009年06月08日 11:45
    たとえ作り話だとしても神。もちろん俺は真実だと信じてる。お幸せに・・・。
    228. Posted by        2009年06月08日 11:51
    「障害を持ってるだけの普通の子」として接すればいいのに難しいんだよな
    片や「障害を持った子」として特別扱いし問題となり
    片や「普通の子」として障害があることを理解しようとせず問題となる
    近しい者は後者になりやすいから注意な
    &gt;&gt;1は多分わかってると信じてるけど
    229. Posted by    2009年06月08日 12:07
    数年ぶりに2chで泣いた。
    そして実話なら同郷で多分後輩 …orz
    230. Posted by    2009年06月08日 12:09
    映画化だの書籍化だのこまけえこたあいいんだよ!
    二人とも末永くお幸せに!
    231. Posted by    2009年06月08日 12:19
    えぇい、たまにこのヌクモリティがあるからvipは困る。
    幸せにな!
    232. Posted by    2009年06月08日 12:30
    200gj過ぎるwww
    233. Posted by    2009年06月08日 12:55
    &gt;&gt;1が最低だ
    氏ねよクズwwwww
    234. Posted by     2009年06月08日 13:05
    ストーリー知っちゃったからこのエロゲー出来ないじゃないかよ
    235. Posted by    2009年06月08日 13:23
    馬鹿じゃねーの。ラブラブしてんじゃねーよ
    236. Posted by    2009年06月08日 13:51
    双方のカーチャンが良かったな
    読みごたえあったぜ
    237. Posted by    2009年06月08日 14:11
    心の底から応援したくなった!2人とも幸せになれよ
    オレも難聴で、引きこもってたけど力が湧いてきたよ\(^ ^)/
    238. Posted by                        2009年06月08日 14:29
    映画化とかドラマ化とか言ってる人はさ、本当に映像化して欲しいのかね?
    こういうのってよくも悪くもネットだから通用すると思うんだけどな
    239. Posted by    2009年06月08日 14:29
    読み直そうと思ってスレタイ見た瞬間にまた泣いた
    240. Posted by    2009年06月08日 14:36
    良い話に真実か虚構などとは不要ですな
    241. Posted by    2009年06月08日 15:15
    (ノД`。)イイハナシダナー
    242. Posted by    2009年06月08日 15:18
    久々に泣いた
    幸せになってほしい
    243. Posted by    2009年06月08日 15:48
    (´;ω;`) ブワッ
    244. Posted by    2009年06月08日 15:50
    目から汁が…
    245. Posted by    2009年06月08日 15:52
    真面目に仕事しよう。
    そして、今日は早く帰ろう。
    246. Posted by    2009年06月08日 16:10
    設定からいって無理がある。
    釣り臭がすごくて途中で飽きちゃった。
    だいたい、筆談で「w」とか使わねーよ。
    247. Posted by    2009年06月08日 17:08
    いい話だなあ
    248. Posted by VIPPERな名無しさん   2009年06月08日 17:19
    何が下さいだよ!娘は物じゃねーぞ!
    なんだよその上から目線はよぉ!
    結婚させてくださいでいいじゃねえか。
    何で下さいとか言うんだ?わけわかんねえ
    クソッ!不覚にも目から水が
    249. Posted by    2009年06月08日 17:28
    ワラノートの米ランはあったかくていいな
    250. Posted by    2009年06月08日 17:52
    生まれて初めて、本当の意味で使う
    イイハナシダナー
    251. Posted by    2009年06月08日 17:55
    その・・・・なんて言うか
    たとえ実話だとしてもこんなとこに書いてしまってるのが全てをぶち壊してる
    100%創作だろうが
    252. Posted by    2009年06月08日 18:01
    作り話だとしたら素晴らしい文才だよ。
    批判こそ胸に秘めた方が良いと思います。
    253. Posted by    2009年06月08日 18:04
    長門で脳内変換しましたごちそうさま
    254. Posted by    2009年06月08日 18:13
    リンツの指輪良いな
    リンツ好きが伏線だとは思わなかった
    255. Posted by    2009年06月08日 18:40
    いくつか書き込みあったが、俺にも「障害者」という言葉に執着してるのがよくわからんかったな
    手帳もあるし障害があるのならその事実を認めるのが自然な気がするが
    「障害者」という一言のカテゴリで彼女を片付けるなということだろうか
    リンツが好きで、世話好きで、絵本翻訳家を目指している、
    そういった要素の内に難聴という「障害」があるだけだと言いたいのかな
    256. Posted by    2009年06月08日 19:32
    涙腺が崩壊した
    257. Posted by    2009年06月08日 19:40
    リンツが指輪になるとは思わなかった。
    いいわ。
    258. Posted by    2009年06月08日 19:59
    恋人をネタに2ちゃんで自分語りとかケータイ小説と変わんないな
    まぁ作り話だろうけど
    259. Posted by    2009年06月08日 20:17
    俺も会津若松出身なんだが、
    友人に耳のあまり聞こえない子と結婚したやつが居るんだがまさか・・・な?
    260. Posted by    2009年06月08日 20:37
    マジで泣いた
    261. Posted by    2009年06月08日 20:48
    末永く幸せになってろちくしょー
    262. Posted by    2009年06月08日 20:49
    不覚にも目から汗がwww
    面白かったです。
    263. Posted by    2009年06月08日 21:00
    まさに事実は小説よりも奇なりだな。
    末永くお幸せに。
    264. Posted by    2009年06月08日 21:14
    一生、幸せになっちまえ
    265. Posted by    2009年06月08日 21:35
    いいなあ
    266. Posted by ななしノート   2009年06月08日 21:45
    いや、これは映画化するべきだろう
    267. Posted by    2009年06月08日 21:57
    また読みたくなりました。
    お幸せに。
    268. Posted by    2009年06月08日 22:14
    これは創作。かけてもいい。
    最後に釣り宣言しないのはずるい
    269. Posted by    2009年06月08日 22:54
    VIPスレ読んで、初めて本当に泣いたんだぜ。
    1とユウに幸あれ。
    270. Posted by    2009年06月08日 22:57
    久しぶりに涙が溢れてきた。
    明日から本気で仕事を探そう。
    映画化して欲しいね。
    271. Posted by    2009年06月08日 23:09
    久々にただただ純粋な愛を見たよ
    本当の話なら「おめでとう」を二人に
    創作なら「ありがとう」を&gt;&gt;1に
    272. Posted by    2009年06月08日 23:10
    &gt;&gt;1 作家になれよ
    273. Posted by    2009年06月08日 23:16
    もうダメだ涙出すぎて…
    1さんとユウさん、お幸せに。
    自分のしてる恋愛が馬鹿らしくなってくるぜ(;_;)
    274. Posted by    2009年06月08日 23:45
    おめでとう
    275. Posted by    2009年06月08日 23:51
    ちくしょう、いい話過ぎて泣いた
    幸せになれよ、ユウちゃんを大切にな。
    当たり前だとは思うけどwwwwww
    276. Posted by    2009年06月08日 23:54
    お幸せに!
    277. Posted by    2009年06月09日 00:01
    イイハナシダナー( ;∀;)
    トリアエズ彼女ホシイナー(´;ω;`)
    278. Posted by    2009年06月09日 00:19
    泣ける
    279. Posted by    2009年06月09日 00:21
    しね。二人とも幸せに生きてしね
    280. Posted by nanashi   2009年06月09日 00:22
    いい話だ。
    281. Posted by    2009年06月09日 00:27
    イイハナシダナー!
    ♪ベリー ベリー ストロング~アイネクライネ~/斉藤和義
    282. Posted by    2009年06月09日 00:28
    泣いた。
    「障害者」という言葉を使う気が無くなった。
    ありがとう。
    283. Posted by    2009年06月09日 00:37
    創作か、実話かなんて誰にも関係ない。
    良い話だった、それで充分だ。
    284. Posted by    2009年06月09日 00:42
    映画化決定(仮)
    285. Posted by    2009年06月09日 00:44
    いい話だ・・・
    彼女に会いたくなった。
    もっと大切にしたろ。
    286. Posted by    2009年06月09日 00:48
    このまんまの話をユウちゃんが絵本にすればいいんじゃね?
    絵本と言えども大人向けの絵本だってあってもおかしくないだろ。
    んで、さらにユウちゃんが「英語に翻訳」すればおk
    上手くいけば世界中でこの絵本が読まれる事になる。いや、できればこんなに感動する話が世界中のハンディを持つ人たちの励みになってほしい。
    電車男のようにマスコミで話題になれば…
    ちょっとはユウちゃんの夢が前進するかもな。
    287. Posted by    2009年06月09日 01:43
    すえながくおしあわせに!!!
    288. Posted by    2009年06月09日 02:30
    目の前がバグって見えるのは何でなんだぜ?
    289. Posted by    2009年06月09日 02:44
    いい話ですね。
    心が暖まったよ。
    どうか末永くお幸せに!!
    290. Posted by    2009年06月09日 03:22
    どーしてくれるんだ...
    目が腫れてひどいぞ
    お幸せに
    291. Posted by    2009年06月09日 03:24
    涙で目が腫れまくりです
    お幸せに
    292. Posted by     2009年06月09日 03:58
    なにこのコメ欄気持ち悪い
    293. Posted by    2009年06月09日 04:17
    バタフライエフェクトは最高
    あと28はおっさんではありません
    おにいさんです
    294. Posted by    2009年06月09日 05:08
    感動した、それだけで十分だw
    幸せになっ!
    295. Posted by    2009年06月09日 08:05
    ワラノートでまさか泣かされるとは…w
    うまく言えないけど、なんというか引き込まれた。
    読みたいと思わせる内容だった…俺はね?俺は!
    嘘か本当かなんてどっちでもいいや。
    少なくとも流れたこの涙は本物。
    感動をありがとう、1
    …バタフライエフェクト借りてくるw
    296. Posted by    2009年06月09日 08:27
    主要登場人物みんながいい人すぎる!
    1の家族もユウチャンのお母さんも。
    みんなの幸せがずっと続きますように!
    297. Posted by    2009年06月09日 08:44
    &gt;&gt;1の母ちゃんが手話したとこから泣いちゃったよ
    本当にお幸せにね!
    298. Posted by    2009年06月09日 10:54
    男さん、ユウさん
    お幸せに
    299. Posted by    2009年06月09日 11:28
    イイハナナシダナー(´;ω;`)
    でも変な所で開業してあると最後に縦読み釣り宣言がくるのかと身構えてしまうw
    300. Posted by    2009年06月09日 11:30
    いいなああああああああああ
    301. Posted by    2009年06月09日 11:59
    プロポーズのとこで泣きました
    幸せになってください!
    302. Posted by ななしノート   2009年06月09日 12:50
    軽い気持ちで開いたのに今はモニターがかすんで見えます。末永くお幸せに!
    303. Posted by    2009年06月09日 13:05
    お昼休みのお人時に
    胸の奥がキュンと来たじゃねーか
    304. Posted by    2009年06月09日 15:25
    幸せにな
    305. Posted by    2009年06月09日 18:05
    最悪な自分を見て改めが出来た&gt;&gt;1なら大丈夫だろうが
    もしユウちゃんを不幸になんてしてみろ
    少なくとも涙を流したやつらが黙ってないぞ
    絵本とか特に興味ないがもし出るなら見てみたいな
    宣伝乙だなんだ騒ぐやつもいるだろうがユウちゃんみたいなピュアな心を持った娘が手掛けるものだ、少なくとも&gt;&gt;1を変えたその心の片鱗見せてくれよ
    306. Posted by    2009年06月09日 18:55
    あったかい気持ちにさせて貰いました
    本当にお幸せに!
    やっぱり心から応援したくなる
    エピソードの方が泣けてきます!
    307. Posted by    2009年06月09日 18:58
    工房ですw
    俺も将来運命の人を見付けたいですw
    幸せになってください
    308. Posted by    2009年06月09日 18:58
    あったかい気持ちにさせて貰いました
    本当にお幸せに!
    309. Posted by    2009年06月09日 21:04
    良い話すぎる…
    お幸せに!!&gt;&gt;1格好良すぎ!!!!!!
    310. Posted by    2009年06月09日 21:40
    ttp://www.youtube.com/watch?v=JBXqfdDZlGI
    聞きながら読ませてもらった。
    嘘でも心が潤ったよ
    真実なら心の底から二人の幸福を願います
    311. Posted by    2009年06月09日 22:08
    泣いたけど
    またねらー釣って書籍化かよwww
    312. Posted by    2009年06月09日 22:12
    ユウ・・・ホリキタ
    男・・・なぜかノンスタイルの黒い方
    で自己変換して読んだ。泣いた。
    二人のかあちゃん共GJ!
    313. Posted by    2009年06月09日 22:15
    創作でもいい!
    泣いた…
    314. Posted by    2009年06月09日 22:37
    同郷で同い年……
    くそっ!二人ともめいっぱい幸せに暮らして孫に見守られながらしんじまえ!
    315. Posted by    2009年06月09日 23:23
    俺ももうちょっと頑張るわ。色々。
    つーか
    くそおおおおおおおおおおおおおおうらやましいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!
    316. Posted by    2009年06月09日 23:30
    羨ましい
    317. Posted by    2009年06月09日 23:32
    マジ泣きしたwww
    久しぶりに涙が頬をwww
    寝る前に良い話読めてよかった。感動した。
    せんせもユウさんも末永くお幸せに。
    リンツ見かけたら買おうと思う。
    318. Posted by    2009年06月09日 23:34
    マジ泣きしたwww
    久々に涙が頬をwww
    リンツ見かけたら買おう。
    せんせもユウさんも末永くお幸せに。
    319. Posted by    2009年06月09日 23:49
    ガチで泣いた
    320. Posted by あやか   2009年06月09日 23:49
    地元を確認する限り先輩だ・・・
    どうぞお幸せに
    321. Posted by    2009年06月09日 23:52
    はじめて文章見て泣いた
    &gt;&gt;1よ、幸せにな
    322. Posted by    2009年06月10日 00:38
    仕事が終わらなくて焦ってるこの時間に泣かせるな
    323. Posted by    2009年06月10日 00:57
    な、泣いてなんかないお(´;ω;)
    324. Posted by    2009年06月10日 02:01
    フィクションだろバーカm9(^o^)
    325. Posted by    2009年06月10日 02:40
    タイトルだけで完全に馬鹿にして「とうとうここもリア充スレ扱うようになったか・・・」と
    か思って脊髄反射でコメントしたけど、ちゃんと読んでみたら素晴らしいスレだった
    二人はもちろん、家族の方たちも一生幸せに過ごしてください
    326. Posted by    2009年06月10日 02:58
    しまった、仕事前に読んでしまった・・・
    いい話だなぁ~お幸せに。
    日本の絵本はレベルが高い。アメリカのは作家の自己満足で色が派手・ストーリーが単調。ぜひユウさんに英語絵本をつくっていただきたい。実際、最近アメリカの図書館で日本人作家の作品を目にする。ちなみに韓国は絵本作家がいなくて、アメリカのものが数倍の値段で売られているらしい。
    327. Posted by    2009年06月10日 05:29
    いい話しや。
    仕事中の休憩なのに全部読んで…泣
    お幸せに。
    さ、仕事しよ。。。
    328. Posted by    2009年06月10日 08:27
    昨夜、続きと言うか蛇足っぽいのが立ってたな。

    娘さん下さい~のスレを立てた者だけど。
    ttp://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1244558845/
    329. Posted by    2009年06月10日 08:53
    会津かよww実家一緒ww
    330. Posted by    2009年06月10日 09:19
    いつか、ユウさんの翻訳した絵本が読める事を待ってみます。
    331. Posted by    2009年06月10日 10:49
    堪えられるわけないだろ
    こんな話;;
    332. Posted by    2009年06月10日 12:22
    中高生が好きそうな話だな
    333. Posted by    2009年06月10日 13:20
    綺麗な人間をひさしぶりに見た気がする
    ワラノートがナキノートになった件について
    334. Posted by    2009年06月10日 13:33
    いい話だ。。。
    335. Posted by    2009年06月10日 13:50
    こんな女性に一生を捧げたい
    336. Posted by    2009年06月10日 14:38
    &gt;&gt;1おめでとう!!
    短気治して一生お幸せにな!!www
    337. Posted by    2009年06月10日 16:47
    泣いた。俺の大事な甥も全盲。みんな幸せになれーーーーーー
    338. Posted by    2009年06月10日 17:16
    心からこの2人を祝福する。どうか幸せが訪れますように。
    何気ない&gt;&gt;1の振る舞いが、ユウちゃんの心を楽にしたんだな。
    俺も障害という程ではないが、喋りがおかしくて結構周りに馬鹿にされる。
    周りはどうとも思ってないのかもしれないが、結構辛いんだよな、こういうのって。
    そういう中で&gt;&gt;1みたいに普通に接してくれる人って言うのは凄く有り難いし、とても頼りがいのある人だと思える。
    これからも2人一緒に末長く愛が育まれますように。
    339. Posted by    2009年06月10日 17:41
    いいはなしだなぁ
    340. Posted by    2009年06月10日 18:21
    ろう学校の絵画コンクールとかぐぐっても出てこないんですけどw
    341. Posted by    2009年06月10日 18:44
    ノンフィクションなら、祝ってやる。
    フィクションでも(;∀;)イイハナシ乙!となる。
    342. Posted by    2009年06月10日 19:29
    『障害者』として捉えてはほしくないとか言ってるけど
    結局どうしたってこの話は障害者の女の子とVIPPERの話でしかないし
    イイハナシだと思うけどその要素もヒロインが障害者だからって点が強いよ。
    この話においてユウは障害者ゆえに健気で懸命で可愛く映る。
    俺も身近に難聴者がいるから「障害者」って言葉に敏感になる気持ちはわかるけど
    世間的に障害者は障害者なんだよな。
    もしこれがただ昔の塾の教え子と講師の話でしかないのなら書籍化も映像化もねーよ。絶対に。
    されたとしたらそれは手軽にお涙頂戴出来る「障害者のヒロイン」と
    「流行りの2ch」って要素がオイシイからだ。
    これがこうしてまとめサイトに乗ってるのも結局はそういうことだろ。
    343. Posted by    2009年06月10日 21:00
    幸せになってっ欲しい
    344. Posted by    2009年06月10日 21:30
    ムスカさん、私も目がおかしくなりました
    345. Posted by    2009年06月10日 22:34
    ケッ! なーにが「娘さん下さい」だ!
    1みてーな奴は、たくさんの子供と孫に囲まれて、嫁と一緒にヨボヨボになりやがれ!
    346. Posted by    2009年06月10日 23:25
    元カノと浮気相手の不幸を願う
    347. Posted by    2009年06月10日 23:34
    マジ良い話だった!
    感動した
    348. Posted by    2009年06月11日 00:29
    末永く、2人とその周囲に幸あらんことを
    349. Posted by    2009年06月11日 00:45
    暖けぇ話だなぁ
    &gt;&gt;1が適度にクソ野郎なところが
    すげぇいい味出してるwww
    350. Posted by    2009年06月11日 00:55
    この二人の絆すごい強そう
    351. Posted by 通りすがり   2009年06月11日 01:01
    映画化決定
    フィクションだろ
    イイハナシすぎる
    352. Posted by    2009年06月11日 02:28
    ろう学校って、65歳前後のおばあちゃんが担任出来るの?いい話だったけど、フィクションに感じたなあ
    353. Posted by VIPPERな名無しさん   2009年06月11日 04:36
    別に作り話でもなんでもいいや
    感動した
    354. Posted by ななしのごんぞう   2009年06月11日 11:18
    昼間なのに、思わず目から水出ちゃったよwww
    子供がなんでママ泣いてるのー?だってwwww
    ふたりが末永く幸せでありますように!
    355. Posted by     2009年06月11日 12:47
    感動した……!
    末永くお幸せに!
    356. Posted by    2009年06月11日 17:52
    余命なんちゃらなんかより感動した!!!
    書籍化希望!!!!
    357. Posted by    2009年06月11日 18:20
    あるぇ、、、、画面にモザイクが、、、、
    358. Posted by    2009年06月11日 18:36
    後日談読んだけど、なるほどね
    ただ、人っていうのはどうしても自分からしてみて(当人には自然)
    異なる環境や状態でもモノともしない姿に感動や尊敬の念を抱くんだと思う
    でも、確かに荒くれた1に愛想を尽かさずに
    寄り添い続けたユウさんは難聴なんか抜きにしても尊敬に値する方なのだろうね
    事実かどうかはともかく、この「人物」たちが
    お互いを敬愛し続けていくことをそっと想います
    359. Posted by      2009年06月11日 22:39
    障害者って表現に過剰に反応しすぎ
    360. Posted by    2009年06月12日 02:28
    良い話過ぎて涙腺崩壊しました。
    世界のどっかで絶対に幸せになってください。
    361. Posted by    2009年06月12日 03:25
    いい話と聞けて、泣けました&gt;&lt;
    二人には幸せに暮らしてもらいたいです
    362. Posted by    2009年06月12日 04:17
    良いオチだ
    200…
    363. Posted by    2009年06月12日 12:10
    表現じゃないんだよ。
    とらえ方なんだよ。
    364. Posted by    2009年06月12日 14:27
    オレも難聴でひきこもりだけど、勇気をもらった
    本当に心からふたりが幸せになりますように\(^O^)/
    ありがとう
    365. Posted by    2009年06月12日 22:18
    最近多いよな
    単体ではいまいちな脚本→2chで実話に化け→実話を元に映画化・ドラマ化
    366. Posted by VIPPERな名無しさん   2009年06月12日 22:23
    作り物にしろそうでないにしろ、俺は感動したよ。
    書籍化、映画化希望とか米にあるけど、俺はこの状態で残すのがベターな気がするけどなぁ。
    マスコミとかヘタに変な連中が手を入れちゃうと、途端に感動できるものじゃなくなることもあるからさ。
    せんせは短気なトコ自分でも分かってんだろうから、あんまりユウ泣かせんなよ!
    こんなにいい娘、なかなかいねぇんだから。
    今後、生まれてきた子供も母親が障害あるってだけで心無い連中からイジメられっかも知れないけど、そういうもんに負けんなよ、てか、2人なら負けないと思ってるぞ。
    367. Posted by    2009年06月12日 22:51
    VIPで泣くことなんて久しぶりだ!
    ありがとう。
    これからもユウちゃんとお幸せにな!
    2人の幸せを願ってるぞ!
    368. Posted by    2009年06月13日 03:26
    うーん、おかしいなぁ
    これが本当の話かどうかはおいといて、こいつ結構ダメ人間だぞ?
    周りの人間は良い人っぽいし、特に両母親のエピソードとかは良い感じだけど
    「物語」としても、そんなに賞賛されるほどかね
    369. Posted by    2009年06月13日 09:42
    感動した!
    370. Posted by    2009年06月13日 10:55
    本当に良い話ですね。
    不覚にも泣いてしまった。
    私も現在、塾の講師が気になってたトコ
    改めて深く考えてしまったよ
    おふたりとも、幸せに!!!
    371. Posted by      2009年06月13日 11:04
    こんなのをありがたがる奴らがスイーツ(笑)って言ってると思うと
    372. Posted by    2009年06月13日 15:10
    障害者って単語を嫌ってるみたいだけど
    最近の若いもんは全然悪い意味で捉えてないよ
    国が定めてる言葉だし、そんなに気にするな。
    時代はいい方向に進んでる
    373. Posted by    2009年06月13日 17:47
    久々に泣いたな。
    もし釣りだとしてもこれなら釣られてもいいわ
    374. Posted by    2009年06月13日 21:01
    ひねくれたやつが多いな。評論家のつもりだろうか。
    375. Posted by ななし   2009年06月13日 23:52
    ふたりにバンザイ
    376. Posted by ユウ   2009年06月14日 12:22
    せんせい
    わたしもだいすき
    377. Posted by    2009年06月14日 16:22
    よかったよかったwww
    ドライアイの俺でも泣けました
    ありがとうおめでとうお幸せにwww
    釣りとか関係ねーわwww
    378. Posted by ななし   2009年06月14日 21:34
    いい話だ、素直に。
    色んな状況や出会いがあって、
    悩んだり笑ったり怒ったり色々あったりするのは、
    物語そのものだからな。誰の人生だってそーさ。
    優等生ばかりが主人公じゃない。
    379. Posted by    2009年06月14日 22:34
    幸せにな
    380. Posted by    2009年06月14日 23:22
    運命的・ドラマチックな人生ですね(/_;)
    僕は人を大切に思う事、そのすばらしさを忘れていたのかもしれません。
    381. Posted by    2009年06月16日 01:53
    こういうのってさ
    障害者だから~とか女の側は関係ないんだよ
    電車男然り痴漢男然り
    &gt;&gt;1がVIPの住人だったことに感動してるんだからな
    382. Posted by    2009年06月16日 10:54
    おお、マジに泣けたぜおいw
    383. Posted by VIPPERな名無しさん   2009年06月16日 12:18
    なんだよ、このヌクモリティ(´;ω;`)ブワッ
    幸せにな
    384. Posted by かしす   2009年06月17日 21:17
    自分が嫁の両親に挨拶に行った時の事を思い出しました。
    色々有ると思うけど、こんなにどんなときも相手を思っていられるなら大丈夫!
    みな「障害」って言うけど、私は「個性」だと思います。
    絶対いい夫婦になれると思うよ。幸せにな!
    385. Posted by silwel   2009年06月24日 22:32
    何かが俺の中で崩壊した。
    少し、変われるかもしれない。
    明日も頑張ろう
    386. Posted by    2009年06月29日 03:05
    この二人には幸せになってほしい。
    それと安価は絶対だからな。
    387. Posted by    2009年07月08日 22:44
    うらやましいかぎりだ・・・
    (';Д;`)
    388. Posted by    2009年09月16日 01:08
    誰かがかいてたけど、人間らしさが出てていいんだと思う。
    だからこそいいんだと思う。
    だから蛇足って本人はいってるけど、続編のほうもあってこそこいつらしいんだと思ったし思う。
    おめでとう。
    389. Posted by    2009年10月06日 23:55
    管理人!
    この話をもっと広めようぜ!
    なんだよ…この純愛はよぉ~
    390. Posted by    2009年10月23日 01:10
    好きな人に身体障害があった…たまたま。
    オイラはこの恋話をそう思っています。そして昔を思い出しました。
    オイラの嫁さん 両膝に障害ありました。
    先天性の病気で10代後半で大手術。必死のリハビリで完治しましたが、膝の力は通常の人の30~40%だと。歩き方も少し…。
    障害者手帳は貰えるらしいんですが、本人拒否してます。「だって普通に歩けるもん」と。
    嫁さんと付き合い始めてから知りました。だからって…愛することに関係ある?…手術の傷跡だって愛しいさ。
    ケコーンして10数年、子供2人の子育て奮戦中の毎日ですが、男さんとユウさんの恋話、心に響きました。いい話、ありがとうございます。
    男さんとユウさん、末永くお幸せに。
    391. Posted by ななしなオイラ   2009年10月23日 01:34
    好きな人に身体障害があった…たまたま。
    オイラはこの恋話をそう思っています。そして昔を思い出しました。
    オイラの嫁さん 両膝に障害ありました。
    先天性の病気で10代後半で大手術。必死のリハビリで完治しましたが、膝の力は通常の人の30~40%だと。歩き方も少し…。
    障害者手帳は貰えるらしいんですが、本人拒否してます。「だって普通に歩けるもん」と。
    嫁さんと付き合い始めてから知りました。だからって…愛することに関係ある?…手術の傷跡だって愛しいさ。
    ケコーンして10数年、子供2人の子育て奮戦中の毎日ですが、男さんとユウさんの恋話、心に響きました。いい話、ありがとうございます。
    男さんとユウさん、末永くお幸せに。
    392. Posted by    2009年10月23日 21:16
    嫁と付き合い始めた頃を思い出した(足に先天性障害、術後完治・障害者手帳貰えたが本人拒否w)。とてもいい話。泣けたよ(´;ω;`)
    393. Posted by    2009年11月16日 19:04
    久しぶりに泣きました
    お幸せに!!!
    HOME