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魅力ある科学教育・地域社会の発展に積極的に貢献するために、私たち大学も様々な方向から努力しています。その一つとして、九州大学大学院システム情報科学研究院では、中学生を対象にした科学実験教室を平成7年から毎年開催しています。今年も夏休み中に「中学生の科学実験教室2010−コンピュータとエレクトロニクスを体験しよう!−」と題してこのイベントを開催することになりました。参加者の皆さんにコンピュータやエレクトロニクスなどの科学技術への興味を持って頂けるよう、色々な面白い実験や実習を用意しています。また、伊都キャンパスの新しい建物・設備などもついでに見学することができます。たくさんの中学生のご参加をお待ちしております。 申し込み受付を終了しました。たくさんのお申し込み、ありがとうございました! |
開催概要,実験テーマ,参加申し込み,会場への行き方,過去の教室の様子,問い合わせ先,企画実施委員会
日時 | 平成22年8月16日(月曜日)10時〜16時30分 |
会場 | 九州大学 伊都キャンパス ウエスト2号館3階大講義室(〒819-0395 福岡市西区元岡744) |
対象 | 中学生 約80名(先着順にて受付いたしますので,お早めに応募ください) |
参加費 | 無料。受講学生には昼食が付きます。JR九大学研都市駅から無料送迎バスあり。 |
参加申込期間 | 平成22年6月1日(火)〜7月15日(木) (WEBのみにて受付ます) |
主催 | 九州大学大学院システム情報科学研究院 |
後援 | KDDI財団, 福岡県教育委員会, 福岡市教育委員会, 糸島市教育委員会 |
テーマA:「自分の顔をコンピュータの中に写し取り,上横斜めから見てみよう」
顔の形や色を測り,コンピュータで表示させたり,コンピュータでの積み木遊びを行って,いろいろなことを楽しく学びましょう.(1)顔の形の凹凸をミリメートル単位で精密に測ることが1分もあればできます.自分の顔を上横斜めから見てみましょう.発見があります.(2)コンピュータでの積み木遊びを通して,最新の3次元コンピュータ・グラフィックスを体験してみましょう.
テーマB:「磁石が声を記憶する?!〜磁気を使った情報記録〜」
コンピュータの中で、動画や3D画像などの情報が「磁石」に記憶されていることを知っていますか?この教室では、磁石に情報を書込み、読み出すことの出来る装置を工作し、これを使って実際に情報(自分の声)を磁石に記憶させる実験をします。この実験を通して「磁気記録」の基本動作を体感することにより、ブラックボックスとして見ていたコンピュータがより身近なものに感じることが出来るでしょう。
テーマC:「簡単なラジオ製作」
簡単なAMラジオの製作を通して、電波を身近に感じてもらうことを目的とします。ラジオの作成では、アンテナの電波の入り口であるコイルを巻くこと、いくつかの電子部品を半田で接続することなどを行います。経験のない方でも必ず完成できます。出来上がったラジオで、放送電波の到来方向を見つけたり、建物の内外でラジオ電波の受信強度が異なることを体験してください。
テーマD:「楽しいディジタル電子工作」
最近は殆どの身の回りの電化製品にディジタル電子回路が内蔵されています.そして,それらにはマイクロコンピュータ(マイコン)と呼ばれる,コンピュータの機能を1つのICに凝縮したものが広く用いられています。このテーマでは,PICマイコンを用いて,電子ルーレットや電子オルゴールを作りながら,身近に使われているディジタル電子回路の仕組みを楽しく理解します。
テーマE:「作って動かすレゴブロック・ロボット」
皆さんはロボットを作ってみたい、動かしてみたいと思ったことはありませんか?このコースでは、前半に、レゴ社のマインドストームNXTを使って、レゴブロックでロボットを組み立てます。自動車や動物など、いろんな形のロボットを自由に作ってみましょう。そして後半では、ロボットを動かすプログラムの書き方を学んでいきます。プログラムを書くと、ロボットが自分で判断して動きを変えることができるようになるのです。さあ、皆さんが作ったロボットを、自由自在に動かしてみましょう。
テーマF:「生体アンプをつくって生体の電気信号を測ろう」
脳や心臓が活動すると弱いながらも電気を発生します.この電気を計測したものが脳波や心電図であり,病院で病気の診断に用いられています.このコースでは弱い電気信号を増幅する生体アンプを作成して,脳波や心電図の測定にチャレンジしてみましょう.うまく測定できなくても,実際の脳波計を使って脳波がどんなものか体験することが出来ます.
テーマG:「レーザーで絵を描こう」
レーザービームをレンズで小さな点に集めると大きなエネルギーを1点に集中させることができて、いろんな物質を溶かしたり、蒸発させたりできます。レーザーのエネルギーをコントロールすると、板の表面に1ミリよりも小さなサイズのこげ跡を作ることもできます。この性質を利用して、様々な材料の板の表面にレーザーとパソコンを使って自分の好きな絵を描く実験を行ないます。
テーマH:「匂い嗅ぎロボットを作って対決しよう」
匂いに誘われて動くロボットを作ります.匂いを測るセンサと電子回路を作り,センサをロボットに搭載します.そして,センサで動くロボットのプログラムをコンピュータで作り,ロボットを動かします.ロボットとあなたの嗅覚,どちらが敏感か対決してみましょう.
テーマI:「見て!触って!感じる。静電気を体験しよう」
冬場のパチパチ君や夏場に発生するカミナリあるいは蛍光灯の光は、様々な静電気現象の一部です。このテーマでは、静電気実験に関する装置を工作し、電気を「作る」「蓄える」「放出する」「触る」ことによって静電気現象を体感します。また、大学の大掛かりな実験装置を用いて人工的な「カミナリ」をドカーンと発生させてみましょう。迫力満点の静電気を体験して下さい。
テーマJ:「コンピュータを使わないコンピュータサイエンスの学習」
見た目がコンピュータの形をしていないタイプのものをいれると、今や日常生活のあらゆる場所でコンピュータを利用してるといっても過言ではないでしょう。そのようなコンピュータの基本原理は、現代社会の基礎知識と言えるかもしれません。このテーマではコンピュータがどのように動くかを、コンピュータを使わずに楽しく学習します。教材として数年前に出版され世界各国で使われてきたComputer
Science Unpluggedを活用する予定です。
テーマK:「風で電気を作ろう!!〜風力発電機を作ってオルゴールを鳴らそう〜」
石油資源の枯渇、CO2増加による地球温暖化が社会問題となる中、自然エネルギーを利用した発電として太陽光発電とともに風力発電が注目されています。このコースでは風力発電機作りにチャレンジします。また、様々な電気と磁気のデモ実験を体験しながら、電気と磁気の不思議な関係について学んでいきます。
申し込みを終了しました。
JR筑肥線-九大学研都市駅より無料送迎バス運行予定
九州大学伊都キャンパスへの行き方は
こちらをご覧下さい。
2007年度の教室の様子はこちら
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2008年度の教室の様子はこちら
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2009年度の教室の様子はこちらからご覧頂けます。
電子メール
rika2010 'at' c.csce.kyushu-u.ac.jp (←'at'を@に変えて下さい)
九州大学大学院システム情報科学研究院 情報知能工学部門 井上弘士(いのうえこうじ)
電話
092-802-3711
九州大学大学院システム情報科学研究院
教務事務室
中学生の科学実験教室担当
※平日
9:00〜12:00
と
13:00〜17:00 に限らせて頂きます。
委員長 |
都甲 潔 |
(研究院長・情報エレクトロニクス部門) |
副委員長 |
和田 清 |
(副研究院長・電気システム工学部門) |
委員 |
高橋 規一 |
(情報学部門) |
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井上 弘士 |
(情報知能工学部門) |
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浜屋 宏平 |
(情報エレクトロニクス部門) |
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村田 純一 |
(電気システム工学部門) |