2011年3月12日 6時8分 更新:3月12日 7時43分
九州新幹線の博多-新八代間約130キロが12日開業し、博多から鹿児島中央までの約257キロが全線開通した。これに合わせて山陽新幹線と九州新幹線の直通運転もスタート。新大阪駅では午前6時、鹿児島中央行きの一番列車「みずほ601号」が発車した。九州方面からの一番列車である熊本発の「さくら544号」は午前9時44分に新大阪に到着する。
新大阪駅では、前日の東北沖大地震を受けてテープカットなどの祝賀イベントのない出発式となった。新大阪発鹿児島中央行きの「みずほ」は途中、新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本に停車する。
直通運転の開始で、新大阪-熊本の所要時間は最短2時間59分(さくらは3時間20分)、鹿児島中央までは同3時間45分(同4時間10分)となり、従来よりそれぞれ58分、1時間17分短縮される。「みずほ」「さくら」は1時間に1本程度、1日に計15往復運転される。【牧野宏美】