事件焼き肉店食中毒 流通段階から汚染か+(2/2ページ)(2011.5.4 21:54

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焼き肉店食中毒 流通段階から汚染か

2011.5.4 21:54 (2/2ページ)

 厚生労働省では、平成8年にレバーの生食による食中毒が発生したことを受け、同10年に「生食用食肉の衛生基準」を策定し、全国の自治体に通知。細菌を取り除くため肉の表面を削り取る「トリミング」を行うことや、保存や運搬に際して10度以下に温度管理することなどを規定している。だが、罰則はなく、違反していたとしても「指導は可能だが、販売停止にはできない」(厚労省)という。

 ただ、20年度以降、正規の生食用牛肉は市場に出荷されておらず、「非生食用」が店独自の基準によって、ユッケとして提供されているのが実情で、厚労省は黙認していたことになる。

 3人目の死者を受け、厚労省は「これまでも肉の生食は危険だと情報発信してきた。今回の食中毒の原因を調べ、同種事案が発生しないよう呼びかけていきたい」としている。

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