2011年3月11日 23時53分
【ワシントン斉藤信宏】11日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、東北沖大地震の影響で世界経済の先行きに対する懸念が強まったことを受けて急落。指標である米国産標準油種(WTI)の4月渡しは一時、前日終値比3ドル超値下がりし、1バレル=100ドルの大台を割り込み、99.01ドルをつけた。その後は100ドルをはさんだ水準で取引が続いている。
原油価格は、中東・北アフリカ情勢の緊迫化で上昇が続いていたが、東北沖大地震による日本経済と世界経済に対する影響への懸念が拡大。大きく値を下げて取引されている。