地震:石油タンク炎上 千葉・市原

2011年3月11日 19時53分 更新:3月11日 20時13分

激しく燃える石油コンビナート=千葉県市原市で2011年3月11日午後6時9分、本社ヘリから馬場理沙撮影
激しく燃える石油コンビナート=千葉県市原市で2011年3月11日午後6時9分、本社ヘリから馬場理沙撮影

 爆発しながら燃え上がる石油コンビナートから、真っ黒な煙が空に立ち上っていた。11日午後6時ごろ、本社ヘリで東京湾上空を飛んだ。白い石油貯蔵タンクが無数に建ち並ぶ千葉県市原市の工業地帯では、タンクがオレンジ色の炎を上げながら激しく燃え上がっていた。少なくとも数十メートルの高さの火柱が3~4本見え、時折爆発したように真っ白な光を放っている。

 ヘリは地上から約500メートルの高さを飛んでいるが、はるか上空まで黒煙が立ち上り近寄れない。建ち並ぶ他のタンクにも燃え移りそうだが、炎があまりに激しく危険なためか、消火作業をする人の姿は見えない。周辺に住宅はないようだ。

 東京都心部は大きな建物の被害は見えず、停電も見あたらない。しかし、電車が止まっており、駅前には帰宅できない人があふれかえっている。封鎖された高速道路は通行する車が1台もないが、並行している一般道には車があふれ、数珠つなぎになってほとんど動けない状況だ。【古関俊樹】

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