2011年3月11日 19時51分 更新:3月12日 1時49分
警察庁によると、帰宅困難者などによる駅の滞留状況(11日午後8時現在)は新宿駅で計約9000人、池袋駅約3000人、東京駅約1000人など。
JR新宿駅西口のタクシー乗り場では数百メートルの長蛇の列。午後3時半から並んだ会社員男性(57)は「さいたま市の会社に戻ろうとしているが3時間並んでもまだ乗れない」と頭を抱えた。
皇居周辺のお堀端では歩いて帰宅する人が列をなした。西東京市の会社員、中谷雅美さん(47)は大手町の会社から自宅へ。地震発生時は15階にいて「社内から出ないように」と指示が出た。午後5時半、徒歩帰宅者を対象に待機が解除されたが、会社に残った人の方が多かったという。会社支給のヘルメットをかぶり、水を持って帰路についたが4時間はかかる。「埼玉の実家に連絡がつかず、心配」と足を早めた。
帰宅困難者向けに都は高校など都立学校244校と足立区の東京武道館を「帰宅支援ステーション」として開放。宿泊も可能で、渋谷区の東京体育館や新宿駅西口地下歩道なども開放した。東京体育館には11日夜、数十人が訪れ、ロビーの椅子に座り込むなどして携帯電話で家族の安否などを確認。東京都町田市の大学3年、飯塚優子さん(22)は「就職活動中で企業説明会が終わった直後に地震。明日のアルバイトまでには帰りたいのですが」と困惑していた。
横浜市も西区のパシフィコ横浜を解放。カーペット敷きの2階ホールだけでなくコンクリート床の1階ホールや通路にも人があふれ一時は9000人に。
会議のためJR桜木町駅近くに来ていた東京都町田市の会社員、武富俊一さん(53)は周囲のホテルに電話をかけたが全て満室。「ここで一晩過ごすなら居酒屋で飲み明かした方がいいかな」とあきらめ顔だった。
千葉県などによると同県浦安市舞浜の東京ディズニーリゾートでは12日午前0時現在、約5万人が帰れない状態で園内にとどまっている。東京都庁も庁舎内が約5000人の帰宅困難者で混雑しているという。