2011年3月11日 15時39分 更新:3月11日 18時20分
11日午後2時46分ごろ、東北地方で震度7の地震が起きた。気象庁によると、震源地は三陸沖の牡鹿半島の東南東130キロ。震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.9。震度速報で宮城県北部で震度7、福島、茨城、栃木県などで震度6強、岩手、群馬、埼玉、千葉県で震度6弱を記録した。
この地震で岩手、宮城、福島県などの海岸に大津波警報が発令されたほか、各地で津波警報が出た。岩手、福島県などでは津波が押し寄せ、道路が冠水、海岸の物が流されるなどの被害が出た。東京都港区付近では、地震直後にビルから黒煙が上がっている。
東海道新幹線はこの影響で全線運転を見合わせた。
宮城県庁によるとこの地震で宮城県の女川原発1~3号機は緊急停止した。外部への放射能漏れはないという。
大阪、京都、兵庫など近畿の各府県では震度3を観測。大阪市中心部の高層ビルは大きく揺れ、物が倒れるなどして、ビル内から外へ避難する人が多数いた。