2011年3月11日 11時14分 更新:3月11日 11時44分
12日の九州新幹線全線開業を前に、山陽新幹線直通の「みずほ」「さくら」として運行されるN700系車両12編成と、九州内のみ走る「さくら」と「つばめ」に使用する800系車両2編成の計14編成が11日、熊本市のJR九州熊本総合車両所に初めて集合し、報道関係者による撮影会があった。
N700系は外側が淡いブルーで塗装され、最新の振動制御装置により車両の揺れが少ないのが特徴だ。一方、800系の車体は真っ白で流線型を描く。
同車両所の古島康光所長は「最高時速300キロ(山陽区間)、260キロ(九州区間)に耐えられるよう、社員一同、細心の注意で保守点検作業を続けてきたので『いよいよ』という緊張感でいっぱい。皆さんに親しまれる新幹線になってほしい」と語った。
12日以降、N700系は8両編成、800系は6両編成で運行される。【夫彰子】