飯舘牛、全頭出荷へ 村公社「移動は肉質に影響」
河北新報 5月5日(木)6時14分配信
福島第1原発事故の影響で、全域が計画的避難区域となっている福島県飯舘村の村振興公社(理事長・門馬伸市副村長)は、村畜産技術センターで肥育している飯舘牛約270頭を全頭手放す方針を固めた。
公社は生後10カ月の子牛を19カ月間肥育し、市場に出荷している。公社の方針によると、肥育開始後間もない子牛は、県内外の畜産農家に買い取ってもらう。その他の子牛も市場に順次出荷するという。30日の理事会で正式に決める。
門馬理事長は「(住民の避難に伴い)牛を移動させたりすると、ストレスがかかって肉質に影響する。ブランドの維持は困難だ」と説明した。
飯舘牛1頭当たりの価格は50万円程度にまで落ち込み、利益を出すのが難しくなっていることも理由という。
村は1988年に公社を設立し、年間平均300頭を生産。このうち肉質が最高級のA4、5の牛だけを「飯舘牛」のブランドで販売してきた。
公社は生後10カ月の子牛を19カ月間肥育し、市場に出荷している。公社の方針によると、肥育開始後間もない子牛は、県内外の畜産農家に買い取ってもらう。その他の子牛も市場に順次出荷するという。30日の理事会で正式に決める。
門馬理事長は「(住民の避難に伴い)牛を移動させたりすると、ストレスがかかって肉質に影響する。ブランドの維持は困難だ」と説明した。
飯舘牛1頭当たりの価格は50万円程度にまで落ち込み、利益を出すのが難しくなっていることも理由という。
村は1988年に公社を設立し、年間平均300頭を生産。このうち肉質が最高級のA4、5の牛だけを「飯舘牛」のブランドで販売してきた。
最終更新:5月5日(木)6時14分
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