東日本大震災の被災地支援に、グラビアアイドルも立ち上がった。WBA世界バンタム級王者・亀田興毅(24)=亀田=の初防衛戦(7日、大阪府立体育会館)のラウンドガールに、タレントでグラビアアイドルの熊田曜子(28)が起用されることが4日、発表された。チャリティーマッチとして行われる試合の趣旨に賛同した熊田がノーギャラで引き受けたという。
熊田の起用は、亀田プロモーションの社長でもある興毅がテレビ番組の収録で本人と知り合い、直談判して実現した。今回のタイトルマッチは会場内で募金活動などを行う「東日本大震災チャリティーマッチ」と銘打たれており、趣旨に賛同した熊田は二つ返事、しかもノーギャラで快諾したという。ボクシングのラウンドガールを芸能人が務めるのは珍しい。もちろん、初体験の熊田は「チャリティーへの“絆”の思いに感銘しました。少しでもお役に立てればと思います」とやる気満々。果たしてどんなコスチュームでリングに現れるか、ボクシングファンでなくても注目だ。
一方の興毅は「同じ気持ちを持っている者同士、力を合わせて大阪から被災地に力を送りたい。熊田さんがリングに花を添えてくれてうれしい」と大喜び。今回の試合は3階級制覇を達成後、初めての試合で、しかも故郷凱旋(がいせん)マッチ。熊田のおとこ気ならぬ“女気”に応えるためにも、絶対に負けられない試合になった。 (竹下陽二)
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