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【サッカー】

レアル敗退 またも判定に泣く?

2011年5月5日 紙面から

◇欧州CL準決勝・第2戦

 決勝進出をライバルに阻まれたレアルの怒りの矛先は、第1戦に続いてまたもレフェリーの判定に向けられた。GKカシリャスは「レフェリーは自分たちを銃殺した。チャンスを盗み取り、決勝から追い出した」と辛辣(しんらつ)だった。

 その場面は後半1分。FWイグアインの“先制”ゴールが、その直前のFWロナルドのファウルで取り消された。ロナルドはバルサDFピケと交錯して倒れたが、その一連の動きの中でバルサMFマスケラーノの足を引っかけた、とされた。

 信じられないという表情で主審を見詰めるロナルド。カシリャスはテレビカメラに向かって、右手で頬をたたくポーズ(恥知らずの意味)をしてみせた。

 先制していれば、まだ十分に勝機もあった試合。第1戦でMFペペの退場に異議を唱えて退席処分となったモウリーニョ監督に代わって第2戦の指揮を執ったカランカ・コーチは「モウリーニョの言う通り、われわれが勝ち抜けるのは不可能だった」と憤慨。

 ロナルドも「この試合はミッション・インポッシブル“4”だ。バルサは偉大なチームだが、第1戦では退場者を出し、今日はゴールを取り消された。その背後には何かがある」と審判批判を繰り返した。

 

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