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神戸で「5・3集会」 「つるしあげ社会を問う」

2011年5月4日1時39分

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写真:5・3集会のパネルディスカッションで話す堀江貴文元ライブドア社長(右端)=3日、神戸市中央区、日吉健吾撮影拡大5・3集会のパネルディスカッションで話す堀江貴文元ライブドア社長(右端)=3日、神戸市中央区、日吉健吾撮影

 朝日新聞阪神支局襲撃事件を機に始まった「言論の自由を考える5・3集会」(朝日新聞労働組合主催)が3日、神戸市中央区の神戸朝日ホールであった。テーマは「次は誰だ『つるしあげ社会』を問う」。メディアや世論が雪崩を打って個人を糾弾する社会について意見が交わされた。

 旧ライブドアをめぐる粉飾決算事件で懲役2年6カ月の実刑判決を受け、最高裁に先月25日付で上告を棄却された堀江貴文元同社長(38)=最高裁に異議申し立て中=もパネリストとして参加。事件をめぐるマスコミの報道について「集団リンチのようなつるしあげだった」と振り返った。

 大阪地検特捜部の証拠改ざん事件をスクープした朝日新聞の板橋洋佳(ひろよし)記者(34)は「検察の横暴の事実を見つけることも担当者の存在意義と思い、取材にあたった」と述べ、TBS「報道特集」キャスターの金平茂紀氏(57)は「マスコミ内の人の想像力が劣化している」と指摘した。映画監督の森達也氏(54)は「報道は加害性があると認識し、なぜ伝えなくてはならないかを考えなくてはいけない」と語った。

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