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'11/5/5

交通反則金、不払い増加

 交通違反の反則金を払わない人が広島県内で増えている。昨年1年間の不納付件数は約7千件。反則切符を切った22万6千件の3・1%にあたる。これを受け、県警はことし、呼び出しを無視する悪質なケースについて道交法違反容疑の逮捕を増やす方針を固めた。

 県警交通指導課によると、2010年に速度違反や一時停止違反などで反則切符を交付したのは約22万6千件。うち約7千件が不納付という。05年以降、反則切符の交付、不納付の両件数ともに年々増加。不納付率は2・6〜3・1%とほぼ横ばいが続く。

 不納付者には電話連絡や呼び出し状を送って出頭を求めている。しかし、呼び出しを無視した回数が多い▽複数の交通違反をし、かつ呼び出しを無視し続けている▽時効が近づいている―など悪質なケースに対しては、公平な取り締まりや時効(3年)による逃げ得阻止のため、逮捕に踏み切ることにした。

 県警は「呼び出し時『今は支払えない』『忙しくて出頭できない』と説明すれば日程を調整できる。呼び出しを無視することが問題」と強調する。



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