最終更新:2011年5月5日(木) 12時5分
1号機・原子炉建屋内部の作業始まる
原子炉建屋の内部に2か月ぶりに作業員が入ります。福島第一原発の1号機では、原子炉建屋内部の放射性物質の濃度を下げる装置を稼働させるための作業が始まっています。
作業が最も進んでいる1号機では、原子炉建屋の内部で作業員が復旧工事を出来るようにするため「排風器」と呼ばれる放射性物質の濃度を下げる装置の設置作業が進められています。
1号機では地震の翌日の3月12日に起きた水素爆発のため、原子炉建屋の内部に多くの放射性物質が漂っているとみられることから作業員が中に入れずにいましたが、5日は午前10時半から通常の防護服に加え、空気ボンベを装着した作業員がほぼ2か月ぶりに原子炉建屋へ向かっています。
5日の作業がうまくいけば、「排風機」と呼ばれる装置を数日間運転して放射性物質の濃度を下げて原子炉建屋の内部に作業員が入り、本格的な復旧作業を始めることが可能になります。
東京電力では、1号機の燃料を冷やすために現在は1時間あたり6トン注入している水の量を8トンに増量した上で、その後、原子炉をさらに安定的に冷却するための循環型の熱交換器を設置する作業を今週末にも始めたい考えです。(05日11:19)
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