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【政治】

「ミスター年金」が再始動 長妻氏の勉強会発足へ

2011年5月4日 19時33分

 長妻昭前厚生労働相を代表とする勉強会「あるべき社会保障と財源を考える会」が、民主党内で10日に発足する。衆参の厚労委員会所属議員が中心で、社会保障と税の一体改革「集中検討会議」(議長・菅直人首相)が6月に改革案をまとめる前に見解を示す方針だ。

 さらに、長妻氏が厚労相時代から提唱していた「少子高齢社会を克服する日本モデル」に関する研究会も同じ日にスタート。菅内閣の支持率低迷で、「ポスト菅」が取り沙汰される中、“ミスター年金”として政権交代に貢献した長妻氏が再始動する。

 党内では仙谷由人代表代行(官房副長官)が会長の「社会保障と税の抜本改革調査会」が一体改革の議論を進めており、参加者の一人は「勉強会は仙谷調査会の補完的な役割」(中堅)と説明。しかし、菅改造内閣での長妻氏の退任、党筆頭副幹事長への“降格”の背景に、仙谷氏の存在が指摘されており、今回の勉強会は“意趣返し”ではないかと見る向きもある。

 勉強会は、17人の国会議員が呼び掛け人となっている。案内の文書で、東日本大震災の復旧・復興財源向けの消費税率引き上げについては、景気を悪化させ、財政難を招き、社会保障財源の減少につながる可能性があるとして慎重な立場を明らかにしている。

(共同)
 

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