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焼き肉チェーン、ユッケ自粛次々 生肉食中毒の影響で(2/2ページ)

2011年5月5日3時11分

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 だが、食中毒の発覚後、客から「店でユッケを食べたが大丈夫か」という問い合わせが多数寄せられたため、提供をやめた。広報担当者は「根強いニーズがあるが、安全基準に対する国の動きを見極めてから再開したい」と話す。

 「えびす」のユッケは1皿280円だが、「安楽亭」では1皿780円。広報担当者は「ユッケ用の肉は、加熱用の肉より仕入れ値が高く、衛生管理にコストもかかる」とも話した。

 都内の高級焼き肉店では、2日からユッケの販売を停止した。担当者は「専用の包丁、まな板を使い、消費期限は開封から3時間とするなど厳格な基準を設け、第三者機関による定期検査も行っている。ただ、お客様の不安もあり、更に高い基準にするまで見合わせている」という。

 これに対し、販売を続ける店もある。

 大阪府内で10店舗を展開する別の焼き肉チェーンでは、4日もユッケを提供した。全店舗を統括するマネジャーによると、「えびす」と異なり、国産牛を一頭丸ごと仕入れ、店でさばく。「外部に衛生管理をまかせておらず、万全だ」

 また、大阪、兵庫両府県に7店舗を構える焼き肉チェーンは2日からユッケ、生レバーなどの生肉料理を注文した客に、店員が「小さなお子さんには食べさせないで」と注意を呼びかけている。副社長(45)は「今後も衛生管理に万全を期したい」と話すが、販売自粛も検討している。

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