sun microsystems IT Pro Special
Focus on Business Innovation
ソニーグローバルソリューションズ株式会社 URL http://www.sonygs.co.jp/
概要 システム導入の背景 Sunを導入した理由 システム導入の効果
「キャパシティ・マネジメント・ソリューション」による共用プラットフォーム

ソニーグローバルソリューションズ株式会社は、ソニーグループを主要な取引先とした、情報システムの設計、開発、導入および提供を行うITサービスプロバイダーである。同社は、データセンター・サービスの迅速な提供と、インフラ・コストの低減を推進するため、「プラットフォームの共用化」というコンセプトを掲げ、実行している。
このコンセプトを支えるのが、サン・マイクロシステムズ/サン・マイクロシステムズ・ファイナンスのサーバ製品と、予備サーバの事前設置を可能とする「キャパシティ・マネジメント・ソリューション」である。

今後の展開

サンのソリューションで評価されたのは、もちろんキャパシティ・マネジメント・ソリューションだけではない。「Webサーバとして、安価なIAサーバを選ぶ企業が多いが、サンのSPARCサーバは、性能や信頼性だけでなく、価格競争力も十分備えていると感じた」と山下氏は言う。

また、ソニーグループは、前述のようにJavaベースのシステム開発を推進している。それも、サン製品が選択された要因の1つだ。Javaの開発元ということでサンの製品が選択されたわけである。加えて、グループ各社の社内システムでは独自開発の認証アプリケーションを利用している。このアプリケーションは、Sun Java System Web Serverと他のWebサーバの両者に対応しているものだが、ホスティング・サービスには、低コストと高い信頼性が求められる。

大橋由美恵氏

写真3:
ソニーグローバルソリューションズ株式会社
ネットワークサービス事業部
大橋由美恵氏

さて、同社がプラットフォームの共用化を実施してから一年半以上が経過した。ネットワークサービス事業部の大橋由美恵氏(写真3)は、共用プラットフォームの現状と今後の展望について次のように述べる。

「グループ各社からは、現在のサービス内容に満足しているという声が届いているが、各社のニーズは当然、日々変わっている。共用プラットフォームに何が必要となるか。サーバに限らず、ストレージも含めて全体のプランニングが必要になると認識している」

ソニーグループ内の基幹システムは同社が開発し、ホスティング・サービスをしている。その後同社では、グループのB2BやB2Cなどのシステムにも共用プラットフォームを展開している。この分野はシステム構築でグループ外のIT企業との競争があるため、共用プラットフォームは、サービス企業として同社がグループ外のIT企業と戦ううえで大きな武器となると期待される。

同社の価値をフルに提供する基盤、それが共用プラットフォームである。そのコンセプトを基軸に据えつつ、同社では、「技術革新に応じて、常に顧客にとって最良のソリューションとなるよう、プラットフォームを随時、見直していく」(近藤氏)という。革新を続けるソニーグループ。そのソニーをITインフラ構築によって支える同社も、常に革新を追求してやまない。

サンのエントリーレベル・サーバ群
サンのハイエンド・サーバ群

成功事例
成功事例一覧

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ソリューション




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本記事は株式会社IDGジャパン発行の月刊サンワールド2003年9月号より抜粋し、一部修正を加えたものです。


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