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◆巨人4x―3阪神(4日・東京ドーム) 原巨人が伏兵の一振りで今季本拠地初勝利を挙げた。同点の9回無死一、三塁で途中出場の実松が阪神の守護神・藤川から自身初のサヨナラ打。約3年ぶり、移籍後3本目の安打がチームを救う一打となった。小笠原は3打数1安打で、2000安打に王手をかけた。実松は日本ハム時代からの同僚で、弟分が大記録達成の前祝いを果たした形だ。5日は沢村が東京Dで初先発する。
打った瞬間、一塁ベンチに向かって右拳を挙げ、絶叫した。実松は一塁ベースを回ると、ナインにもみくちゃにされ、ペットボトルに入った水を次々とかけられた。ユニホームの上着はズボンから飛び出し、髪の毛はずぶぬれだ。「頭の中は真っ白だった。打球が抜けたのが見えた瞬間、ヨッシャーと思った」。自身初のサヨナラ打に、興奮で息が上がっていた。
同点の9回無死一、三塁。マウンドには代わったばかりの藤川。原監督には「サインもないし思い切っていけ」と背中を押された。2球続けて直球をファウル。3球目の外角低めのフォークボールを左手一本で左中間へ運んだ。「(狙いは)直球一本。速いなと思ったけど、振れる球は全部振ったろうと思った」。頭の中にスクイズもあったという指揮官は「ファンの前でプレーできて感激しているし喜びを感じている。見事な打撃でした」と本拠地初勝利を喜んだ。
2月の宮崎キャンプ最終日。実松は沖縄2次キャンプのメンバーに内定していたが、紅白戦で2戦連続安打を放った加藤に逆転され、直前で2軍落ち。だが、心は折れなかった。1軍に帯同する田中大ら若手にはこまめに電話を入れ「元気でやっているか?」などと激励。後輩の良き兄貴分は静かに出番を待った。「自分をアピールできる願ってもないチャンス。緊張はしなかった」。今季初打席で大仕事をやってのけた。
先発の駒不足で中継ぎの金刃を3年ぶりに先発で送り出したが、初回に3失点。その裏には、1死一、二塁でラミレスの飛球を二塁手・平野は減灯の影響からか見失い、右前に落ちたが、一塁塁審の西本は捕球体勢に入ったとしてインフィールドフライを宣告した。1死満塁のはずが2死二、三塁と場面は変わり結局、無得点。原監督は「インフィールドフライは野手が落下点に入ったらOKを出すもの」と猛抗議したが判定は覆らなかった。決していい流れではなかっただけに、大きな白星だ。
ヒーローは移籍後初のお立ち台で「(興奮で)覚えていません」と5度繰り返し、「ベンチ裏に戻ったら映像をすぐ見返します」とファンの爆笑を誘った。ベンチでは後輩の田中大、橋本、金刃らが残り、自分のことのように喜んでいた。借金は1に減った。伏兵の一振りでもぎとった勝利で、巻き返しへ弾みがついた。
(2011年5月5日06時05分 スポーツ報知)
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