男子総合2位のメダル(左)と男子フリー2位のメダルを手に笑顔を見せる小塚崇彦=成田空港で
|
|
フィギュアスケートの世界選手権で男子の銀メダルを獲得した小塚崇彦(22)=トヨタ自動車=ら4選手が3日、大会が行われたモスクワから成田空港着の航空機で帰国。小塚は東日本大震災の被災者への“恩返し”を約束した。
「今回の演技で勇気づけられたというメールをたくさんもらった。スポーツ選手で本当に良かった。チャリティーショーではその気持ちを届けたいし、被災地にも行けたらいい」と小塚。今回獲得した賞金も「何らかの形で送りたい。寄付というよりは、何か買って直接的な物で支援できたらいい」と被災地で役立ててもらうつもりだ。
まずはその第一歩として、7日に愛知県豊橋市で行われるチャリティーショーに出演することから始める。「ちょっとずつ積み重ねてきたことが花開いた。もっともっと上を向いて突き進んでピークをソチ(五輪)に合わせたい。フリーで4回転ジャンプを2回跳べるようにしたい」と意気込む来季、そしてソチ五輪へ、つかの間のオフも銀メダリストとして行動し、飛躍への糧とする。 (川村庸介)
この記事を印刷する