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【大相撲】

八百長防止で携帯禁止や監視強化 今場所から

2011年5月4日 21時03分

 記者会見に臨む日本相撲協会の放駒理事長(中央)ら=4日午後、東京・両国国技館

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 日本相撲協会は4日、東京・両国国技館で臨時の理事会と評議員会を開き、大相撲新生委員会から提言を受けた八百長防止案を基に、十両以上の力士や付け人の支度部屋への携帯電話の持ち込みを禁止するなどの再発防止策を決めた。新たな公傷制度については継続審議することになった。

 再発防止策は技量審査場所(8日初日・両国国技館)から実施される。八百長をチェックする監察委員会は審判部と連絡を取り合って必要に応じて会議を開く。監察委員は東西の支度部屋に2人ずつと、土俵近くに1人が配置される。

 各部屋の師匠や力士への第1回研修を30日に行う。土俵の周囲で観戦する維持員らがマークシート方式で力士の敢闘精神を評価する案は、9月の秋場所での実施を目指して調整する方針。

 また、八百長問題で十両以上の定員70人のうち17人が引退、解雇されたことを受け、7月に予定する名古屋場所では、幕内と十両の定員を2人ずつ減らすことも決めた。幕下から関取に昇進するのは少なくとも13人となる。秋場所からは70人に戻す。

 放駒理事長(元大関魁傑)は、本場所の再開条件としていた八百長問題の解明、処分、再発防止の「3点セット」について「まだ携帯(の解析)というのはあるが、それ以外の部分ではそろってきたと考えている」と話した。

(共同)
 

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