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【サッカー】横浜M・渡辺 レッズ戦5戦5発2011年5月4日 紙面から
◆J1第9節 浦和0−2横浜M各地で7試合を行い、東日本大震災後2度目のホーム開催となった仙台が福岡に1−0で競り勝ち、再開後3連勝で首位に立った。後半33分にFW赤嶺真吾(27)が決勝点を挙げた。横浜MはFW渡辺千真(24)のゴールなどで、浦和を2−0で下した。唯一全勝だった前節首位の柏は山形に1−2で競り負けた。川崎は磐田を下し、再開後初白星となった。 なぜか「入るような気がした」という。0−1で迎えた後半25分、MF中村俊のニアのFKに吸い寄せられるように、FW渡辺の頭が合う。横浜M入団以来、何と浦和戦で5戦5発目。“レッズキラー”のヘッドが勝敗を決めた。 J再開以来、序盤で守りを固めて後半に勝負を仕掛ける横浜Mの戦術は定着してきた。それだけに求められていたのはFWのゴール。渡辺のFW陣今季初ゴールに続き、後半のロスタイムには途中出場の大黒がカウンターからダメ押しの一発を決め、木村監督は「先制も2点目もイメージ通り。FWも取ったし、もっとリズムが良くなる」と豪快に笑った。 ルーキーイヤーには13ゴールを挙げ、新人王を獲得し、10年には1試合だけ代表歴もある渡辺だが昨年は伸び悩み、出場機会も減った。「正直悔しかったし、何でと思った」と昨年を振り返る。 しかし、「苦しい時ほど強くなれる」と前向きに練習に打ち込んだ。両足、頭と弱点のない天性のゴールセンスにポストプレーさえできれば、すぐにでもステップアップのチャンスはある。 「リーグ戦では20ゴールが目標。それから代表にも選ばれるようにがんばりたい。レッズ戦? あのレッズサポーターの応援がやってやろうという気になる」と言う。 アウェーの大観衆を力に変えるストライカーが、スタンドのザッケローニ監督に強烈に存在をアピールしてみせた。 (荒川敬則) PR情報
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