2011年3月18日
顧客決済不足金に関する損失発生の見込みについて
平成23年3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震以後の国内株式相場の急落等に伴い、当社の今期業績に重要な影響を及ぼす可能性のある事象が発生しましたので、以下の通りお知らせいたします。
記
1. 発生した事実の概要
東北地方太平洋沖地震以降の国内株価指数の急落等、相場環境の急変に伴い、上場先物・オプション取引、株式信用取引および為替証拠金取引に係る当社顧客の決済損に関し、預かり証拠金等を超える不足金が合計約39億円発生いたしました。
2. 当社業績に与える影響
当該不足金につきましては、本日時点のものであり、該当顧客の当社預かり資産の売却代金または該当顧客からの入金等により返済されますが、これらにより速やかに返済されない不足金残高については、該当顧客からの今後の返済可能性を個別に勘案し、所定の貸倒引当金繰入れ処理による損失計上を平成23年3月末に実施する予定です。
なお、当社の平成22年12月末の純資産額は348億円、自己資本規制比率は620%と、それぞれ高い水準を維持しておりますので、当社財務基盤に問題はありません。
以上
(参考)当社の主な経営成績及び財政状態(累計)
(百万円) | 営業収益 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 自己資本 規制比率 |
23年3月期第3四半期 | 10,253 | 2,999 | 1,992 | 34,818 | 620% |
22年3月期 | 15,084 | 4,905 | 3,092 | 35,664 | 638% |