国際【グローバルインタビュー】「日本が領土失ったのは正当な罰」 露タス通信、ゴロブニン東京支局長+(3/3ページ)(2011.5.4 18:00

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【グローバルインタビュー】
「日本が領土失ったのは正当な罰」 露タス通信、ゴロブニン東京支局長

2011.5.4 18:00 (3/3ページ)

 -これまでの領土交渉史で、「ここは解決の好機だった」と思える時期があったと考えるか

 「最大のチャンスは、ゴルバチョフ時代の終わりごろから、エリツィン時代の初めまでだろう。もうちょっと日本側が弾力的に振る舞えば、例えばドイツのように積極的に振る舞えば、状況は違っていたのでは。当時、ロシアの予算も厳しい状況だった。もうちょっと思い切った協力ができれば、状況は変わっていたのではないか。また、人間的なつながりづくりも必要だった。米国のアドバイスを受け、エリツィン・橋本間では関係を作ったが、すでにエリツィンは病気で、改革の機運も弱くなっていた。その結果、チャンスを失った。

 ただ理解すべきは、今後ロシアのどの政権であっても、今の日本側の立場を受け入れることはできないだろうということだ。国内の保守派であれ、改革派であれ、受け入れられない。それは国の敗北につながるからだ。妥協が必要だ。

 ただ今の日本では、(そのような交渉を行うほど)政権に余裕がない。力もない。しっかりとした、強い政府が生まれてくる可能性も低いだろう。

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