ライフユッケ販売、中止か継続か 消費者に不安の声 業者の対応分かれる+(1/2ページ)(2011.5.5 00:40

  • [PR]

[ライフ]ニュース

  • メッセ
  • 印刷

ユッケ販売、中止か継続か 消費者に不安の声 業者の対応分かれる

2011.5.5 00:40 (1/2ページ)
 食中毒で死亡した女性が食事をした「焼肉酒家えびす砺波店」の入り口の張り紙=4日午前、富山県砺波市

クリックして拡大する

 食中毒で死亡した女性が食事をした「焼肉酒家えびす砺波店」の入り口の張り紙=4日午前、富山県砺波市

 3人目の死者が出たユッケが原因と見られる集団食中毒。消費者には不安の声が広がり、大手焼き肉チェーン店を中心にユッケの販売を中止する動きも現れている。人気商品として、当たり前に提供されてきた生肉。「リスク」が改めてクローズアップされた。

 多くの焼肉店やキムチ店が軒を連ねる東京・上野。夜にもなると、通りには焼肉の香ばしい匂いが漂う。

 焼肉店の店先でメニューを眺めていた千葉県船橋市の無職の男性(60)は「普段から生肉はあまり食べないが、あんなに基準がいい加減だとは知らなかった」と驚いた様子。

 8歳と5歳の娘を連れて、焼肉店で食事をした東京都世田谷区の主婦、杉崎由起子さん(46)は、「ニュースを見て生肉は注文しなかった。やはり生肉は怖い」と話していた。

 不安の声を受け、関東地方を中心に焼き肉店252店を展開する「安楽亭」(さいたま市)は、3日からユッケの販売を中止した。同社によると、ユッケについて3回にわたって検査するなど独自の衛生基準を徹底しているが、「それでも不安を感じたお客さまから問い合わせがあった。人気メニューだが、遺憾ながら中止した」という。

 焼き肉チェーン店「焼肉屋さかい」などを運営する「さかい」(名古屋市)も2日から全143店で販売を取りやめている。

このニュースの写真

 食中毒で死亡した女性が食事をした「焼肉酒家えびす砺波店」の入り口の張り紙=4日午前、富山県砺波市

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital