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福井県の「―えびす」チェーン店でもユッケで食中毒死

 富山県砺波市の「焼肉酒家えびす」砺波店で、ユッケを食べた男児(6)が腸管出血性大腸菌「O111」に感染、4月29日に死亡した事件で、福井市の同チェーン店でも男児が死亡し、O111が検出されていたことが1日、分かった。

 福井県などによると、この男児は下痢や腹痛を訴え4月21日に入院。27日ごろ腎機能が低下する溶血性尿毒症症候群(HUS)で重症になり、死亡した。発症前「―えびす」福井渕店で食事。家族に異常はないが、県は感染との関連を調べている。同県警も従業員から事情を聞いた。

 また、砺波店で食中毒を引き起こしたと見られるユッケは、厚労省が定めた生食用食肉の衛生基準を満たしていなかったことが富山県などの調査で判明。「―えびす」を経営するフーズ・フォーラス社(金沢市)に牛肉を販売する都内の食肉卸業者は「生食用としては販売していなかった」。フ社も「生食用ではないと認識していた。国の基準に強制力はなく、会社として生でも食べられると判断した」と説明した。

 フ社が経営する富山県高岡市の店でもユッケを食べた客が症状を訴え、砺波店を含め計19人が重症になっており、同県警も砺波店に立ち入って従業員に事情を聞いた。

 「―えびす」は4月18日放送の日テレ系「人生が変わる1分間の深イイ話」で紹介されたばかり。「1皿100円」の安値に加え、テーブルごとに担当がつくなど「お客さんそれぞれに合わせた心配り」のサービスに、島田紳助ら10人全員が「深イイ~」と「心のレバー」を押していた。フ社はホームページでグループ全20店舗の営業停止を発表。「和牛ユッケ」を食べて症状がある人に、保健所への相談を呼びかけている。

(2011年5月2日11時58分  スポーツ報知)

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