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[ライフ]ニュース トピック:ペット・いきもの
大阪・箕面のサルが消えた?
2011.5.4 22:37
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もともと、箕面に生息する野生のサルは昭和29年、大阪市立大の生態研究のため餌付けされるようになった。30年には箕面山自然動物園が開園し、大都市近郊での生息は珍しいとして31年に国の天然記念物に指定。市もかつては観光資源として活用し、サル用のせんべいも売られていた。
箕面大滝周辺の遊歩道で土産店を経営する関係者は「箕面といえば、サルを連想する人も多い。餌目当てに出没して迷惑をかける厄介者だけど、まったく姿を現さないと観光客が残念がることもある」と複雑な表情だった。
箕面山ニホンザル保護管理委員会会長の金澤忠博・大阪大教授(比較発達心理学)の話 「条例の施行で人間とサルとが適度な距離を保つ本来の姿をようやく取り戻した。今後もサルは観光資源ではなく、保護対象動物として考えていくべきだ」
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