九州新幹線:「みずほ」「さくら」 車両製造急ピッチ

2011年3月9日 11時39分 更新:3月9日 12時51分

山陽・九州新幹線の全線開業を控え、製造が進むN700系の新型車両=神戸市兵庫区で2011年3月9日、大西岳彦撮影
山陽・九州新幹線の全線開業を控え、製造が進むN700系の新型車両=神戸市兵庫区で2011年3月9日、大西岳彦撮影

 九州新幹線の全線開業(12日)に伴う、山陽新幹線との直通運転開始まであと3日。川崎重工業兵庫工場(神戸市兵庫区)では、大阪と鹿児島を直結する「みずほ」「さくら」の車両製造が急ピッチで進んでいる。

 車両は、東海道新幹線「のぞみ」などに使われているN700系の新型車両。JR西によると、1編成8両で、開業時はJR西が9編成、JR九州が10編成の計19編成で運行を始める。「みずほ」は新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本に停車し、新大阪-鹿児島中央間の所要時間は最短で3時間45分。「さくら」はさらに停車駅が増える。JR西は来年春までにさらに10編成を追加する予定にしており、川崎重工業などが現在、追加分の製造を進めている。

 工場内では9日、長い鼻(約10メートル)が特徴的な先頭車両の骨組みにアルミ合金製の板を溶接する作業などが行われた。担当者は「曲線の多い先頭部分の板の曲げ具合は熟練の技術が必要。つるっとした滑らかな表面になるようこだわっている」と話していた。【牧野宏美】

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