「“触れること”は体に触れるというだけではなく、例えば人としての基礎づくりである家族の触れ合いだったり、連帯感を生み出す地域の触れ合いなど、かなり広い意味をもちます。その中で人に直接触れるということは、とどのつまり皮膚に触れることなのですが、皮膚に触れることによってまず自律神経が働きます。
さらに好きな人と触れ合い、喜びの感情がわくと緊張がほぐれ、免疫機能が高まります。逆に嫌いな人や嫌な部位に触れられると、体も心も不快になる。触れることのメリットを得るには、触れ合うことによってリラックスできる環境をつくるのが理想。つまり、触れていて気持ちのいい人と触れ合うのが最高なんです」(川嶋先生)
また、触れることのプロであるエステティシャンの立場から、「お母さんに抱っこされずに育った人は心がすさんでいくといわれるほど、触れることは心を通じ合わせる意味でも人間にとって絶対必要な行為ですよね。これは私の場合ですが、もう肉体的に無理なくらい疲れていても、不思議なことに、施術を受ける人に集中すると明るい気分になるんです。触れることで孤独を感じない。これもスキンシップの温かみなんですね。
触れることは人との繋がりの原点だと、仕事を通しても感じます。自分でマッサージするのと人にやってもらうのでは、気持ちよさが違いますよね。実際に医学的にも人からマッサージを受けるとリラックスホルモンがたくさん分泌されることがわかっています。エッセンシャルオイルにしても、人につけてもらうと効果が高まるんですよ」(鈴木さん)
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