NZ地震:隊員らビル倒壊現場で黙とう がれき撤去終了

2011年3月6日 19時56分 更新:3月6日 23時4分

倒壊したCTVビル前で黙とうする日本の国際緊急援助隊員ら=ニュージーランド・クライストチャーチで2011年3月6日午前(国際緊急援助隊提供)
倒壊したCTVビル前で黙とうする日本の国際緊急援助隊員ら=ニュージーランド・クライストチャーチで2011年3月6日午前(国際緊急援助隊提供)

 【クライストチャーチ矢野純一】ニュージーランド・クライストチャーチ付近で起きた地震で、地元災害対策本部は6日、死亡が確認された平内さんと、依然として安否不明の日本人留学生27人がいたとみられる市中心部のCTVビル倒壊現場での遺留品捜索やがれき撤去作業が終了したと発表した。作業を続けてきた日本の国際緊急援助隊第2陣の隊員とニュージーランド側の責任者らが小雨の中、エレベーター棟を残して更地になった現場で黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。

 沼田行雄・援助隊団長は「涙が止まらなかった。生存者を1人でも救出すべく最大限の努力をしたが、かなわなかった」と無念さをかみしめた。

 地元警察当局は6日、地震の犠牲者が166人になったと発表。身元確認作業が終了するまで数カ月かかるとの見通しを示した。

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