2011年3月5日 6時10分 更新:3月5日 6時24分
昨年12月に全線開通した東北新幹線東京-新青森間(713.7キロ)に5日、新型車両E5系「はやぶさ」がデビューした。
新青森駅では三村申吾知事らによるテープカットが行われた。午前6時10分、乗客を乗せた東京行き上り一番列車「はやぶさ4号」が発車した。
「はやぶさ」にはファーストクラスに当たる「グランクラス」(18席)が設けられていることが特徴。背もたれが45度曲がる電動式シートや、専任のアテンダントによる飲食のもてなしがある。グランクラスを含む定員は1編成(10両)で計731人。
「はやぶさ」は東京-新青森間を最高時速300キロで走り、「はやて」よりも10分早い最短3時間10分で結ぶ。東京-新青森間を1日2往復、東京-仙台間を1往復する。13年春には最高速度を国内最速の時速320キロに引き上げ、東京-新青森間を最短3時間5分で結ぶ。【山本佳孝、高橋真志】