障がい者、高齢者の外出促す
東京都多摩市のNPO法人ジャパン・トラベルボランティア・ネットワーク(JTVN)が、障がい者、高齢者、闘病者などに役立つ日本旅行サイトの「ほほほネット」を立ち上げた。
これを受けて多摩市は、4月の下旬から外出先でも同サイトへとアクセスできる仕組みとして、JTVNより提供された「iPad」を市内の公共施設2箇所に設置し、訪問者が閲覧できるサービスを開始した。
市内の市民団体も協力
同サイトは外出困難者の旅行ガイドの作成などを行っているJTVNが、総務省からから平成22年度の「地域ICT利活用広域連携事業」に採択されたことを受けて構築したもの。サイト内では役立つ旅ガイドなどを閲覧することが可能になっている。
車椅子利用者が利用することも考え、直感的に利用できるつくりになっている。市内の市民団体「自立ステーションつばさ」とNPO法人「ハンディキャブゆづり葉」も現地調査に協力している。
現在のサイトコンテンツは「旅のしかた100場面」と、現地の観光情報「現地編」。現地編は現在は鳥取県と多摩市のみの情報のみとなっているが、今後は対象地域を拡大するという。
多摩市内のiPadの設置場所は、聖蹟桜ヶ丘駅前の多摩市市民活動情報センターと、永山駅近くの永山公民館。鳥取県では観光案内所11箇所に設置されている。
ほほほネット多摩市