東京国立近代美術館
Film東京国立近代美術館フィルムセンター
MOMAT TOP
Exhibition 展覧会情報
《花のような》 2004年
《花のような》 2004年

ガラス★高橋禎彦展

TAKAHASHI YOSHIHIKO GOES TO THE GLASS
2011.3.1-5.8
会場

東京国立近代美術館 工芸館

会期

2011年3月1日(火)~5月8日(日)

開館時間

10:00-17:00
(入館は閉館30分前まで)

休館日

月曜日(3月21日(月・祝)、3月28日、4月4日、5月2日は開館)、3月22日(火)

観覧料

一般200円(100円) 大学生70円(40円)
※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。

高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
※それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢のわかるもの、障害者手帳をご提示ください。

※お得な観覧券「MOMATパスポート」でご覧いただけます。
キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示で無料ご覧いただけます。

無料観覧日

3月6日(日)、4月3日(日)、5月1日(日)

主催

東京国立近代美術館

《うごくもの》 2004年
《うごくもの》 2004年
《花のような》 2004年
《花のような》 2004年


高橋禎彦(1958- )は多摩美術大学でガラス制作を学び、ドイツ・ラインバッハで研鑽を積みました。1985年神奈川県に工房設立、以後、個展やグループ展を中心に活動を展開し、現代を代表するガラス作家として国内外で高く評価されています。
これまで高橋は、キャスト(鋳造)や被せガラス、フューミング、サンドブラストなど、さまざまな技法を駆使してガラスの魅力を引き出してきました。しかし、なんといっても高橋の作品を特徴づけているのは、その高い技量と表現力で定評のある宙吹きによる制作ではないでしょうか。ふっくらとしたフォルムはいかにも軽やかで、ちょっと押したら変形しそうな滑らかな曲面でつくられています。でも実際の制作工程のなかでは、高温で溶けたガラスに触れることはできません。熱く、ドロドロとしたガラス種を金属の竿の先に巻き取り、少しずつ空気を吹き入れながらイメージをかたちにしていきますが、ガラスが冷え固まるまでの時間はごくわずか。ユニークで、見ているとウキウキするようなフォルムには、そんな制作工程のライブ感が息づいているのです。
このような高橋の仕事には、長らく戦後の工芸界で検証されてきた“器物vs.オブジェ”という図式は当てはまらないようです。一枚の皿や一個のコップを生みだす作業のなかで見出した造形の根源は、自由な創作にしっかりとした骨格を与え、枠組みに囚われない感性は、器のフォルムをより洗練させました。あるいは、形式による分類はもはや意味をなさないことを、高橋の挑戦は教えてくれているのかもしれません。
本展では高橋禎彦が手がけた1980年代から最新作までを並べ、工芸における造形思考の“進行形”をご紹介します。

(Photograph©Saiki Taku)

《Arc》 1993年
《Arc》 1993年
同時開催 所蔵作品展 近代工芸の名品

国内外の染織、陶磁、ガラス、漆工、木竹工、金工等の工芸およびデザインに関する工芸館の所蔵作品中から、名品を選りすぐり展示いたします。

前田昭博
《白瓷面取壺》 1996年
前田昭博
《白瓷面取壺》 1996年
アクセル・ルーカス
《無題》 2000年
アクセル・ルーカス
《無題》 2000年
田嶋悦子
《Cornucopia 02-XI》 2002年
田嶋悦子
《Cornucopia 02-XI》 2002年

『ガラス★高橋禎彦展』
ショップにてカタログ好評発売中!

2011年刊行/A4変形版94ページ
価格 1,200円(税込)

カタログ目録情報

*郵送でもご購入いただけます。
購入方法についてはこちら

■高橋 禎彦 ( 出品作家 )

日程: 2011年3月6日(日)
2011年4月17日(日)
時間: 14:00-15:00

※申込不要、参加無料(要観覧券)。

■当館研究員によるギャラリー・トーク
当館研究員が鑑賞のポイントを分かりやすく解説します。

日程: 2011年4月24日(日)
時間: 14:00-15:00

※申込不要、参加無料(要観覧券)。


■工芸館ガイドスタッフによる 「タッチ&トーク」

日程:会期中の毎週水・土曜日
時間:14:00-15:00

※申込不要、参加無料(要観覧券)。

当館の人気プログラム〈タッチ&トーク〉では、工芸館ガイドスタッフが展覧会のみどころやさまざまなエピソードをご紹介し、鑑賞のポイントを分かりやすく解説します。
〈タッチコーナー〉では、陶芸、漆芸、ガラス作品など、実際に工芸作品に触れていただく機会をもうけています。つるつる、ざらざら、軽い!など、目で見ただけではわからない重さや質感を体験いただけます。


詳細はこちら>>

Touch&Talk: Tour with our English speaking staff

【事前申込制/Reservation required】

‘Touch’corner: a staff explains about the technique of Lacquerware.
‘Touch’corner: a staff explains about the technique of Lacquerware.
Particitpants share their inspiration from the work in the gallery.
Particitpants share their inspiration from the work in the gallery.


■March 19 (Sat. )
Starting at 15:30  (until about 16:30)

Due to the earthquake/tusnami catastrophy in Japan the Touch&Talk on March 19th is cancelled.

■April 16 (Sat. )
Starting at 13:00  (until about 14:00)

‘Touch and Talk’, a special event related to the exhibition “TAKAHASHI YOSHIHIKO GOES TO THE GLASS.”In this event, participants can take a close look at works of some renowned artists including Takahashi’s works, and view the materials and techniques used in the ‘Touch’ section. The ‘Talk’ part will give interesting information about certain art pieces of the exhibition.Limited to 20 persons per ‘Touch&Talk.’

日本人の方のご参加もお待ちしています

This event is free of charge for visitors of “TAKAHASHI YOSHIHIKO GOES TO THE GLASS” exhibition.

■Reservation / Information:
cg-edu#momat.go.jp(E-mail) or 03-3211-7783(FAX.)
*Please change "#" in the mail address into "@" and transmit.

Calendar 展覧会・イベントカレンダー
Calendar 展覧会・イベントカレンダー
The National Museum of Modern Art, Tokyo