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【サッカー】鹿島 決勝T進出 興梠、公約通りの2発2011年5月4日 紙面から
◇ACL1次L<第5戦>サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は3日、各地で1次リーグ第5戦を行い、H組の鹿島は東京・国立競技場で上海申花(中国)と対戦し、FW興梠慎三(24)の2ゴールで2−0で快勝した。同組の水原(韓国)がシドニー(オーストラリア)に3−1で勝ち、鹿島と水原はともに勝ち点9で2位以内が確定、決勝トーナメント進出を決めた。G組のC大阪はアウェーでアレマ(インドネシア)を4−0で下し、勝ち点9で2位。G組の全北(韓国)は山東(中国)に2−1で勝ち、同12で1次リーグを突破した。 宣言した通りの活躍だ。鹿島のFW興梠がチームを勝利に導き、1次リーグ突破に近づけた。 前日の公式会見で「あくまで1位通過が目標なので、上海申花戦は大量得点が必要」とゴール量産を誓った興梠。先制ゴールは前半32分に生まれた。 左サイドからのMF小笠原のFKに反応。相手GKの前に体を滑り込ませてジャンプし、わずかに頭でボールに触れ、コースを変えた。「誰も触れなくても入るように蹴ったが、あれは(興梠)慎三の野性の勘でしたね」と、MF小笠原もうならせる先制点を決めてみせた。 実は、29日の福岡戦後から、体のだるさを訴えていた。「熱はないけど、ノドが…」と、体調不良の状態のままピッチに立った。試合中は徹底マークを受け、何度もピッチに倒された。後半14分には倒された相手の足を軽く蹴り、大会2枚目の警告を受け、次節のシドニーFC戦(10日)は出場停止が決定。ベンチ前のオリベイラ監督に怒鳴られる失態も演じていた。 「1枚もらっている状況を忘れ、チームに迷惑かけてしまった。監督に怒られて落ち着いた」。反省した興梠は後半35分に、MFフェリペガブリエルのシュートのこぼれ球を左足で押し込んで追加点。MF本山、FWカルロン、FW田代らケガ人続出のチームに貴重な白星をもたらした。 「昨年はベスト16で負けたので、今年は決勝にたどり着きたい」と勝ち上がりに強い意欲を見せる一方、「まだJリーグでは点を取っていないので、そっちも早く取りたい」とも。公約通りの勝利後も、興梠は貪欲な姿勢を変えることはなかった。 (相原俊之) PR情報
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