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【グラニュース】


玉田で突破 きょう瑞穂で杭州戦

2011年5月4日 紙面から

FK練習でシュートを放つ玉田(右)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスは3日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の杭州緑城(中国)戦(4日、瑞穂陸)に備え練習した。勝てば1次リーグ突破が決まる大切な一戦。先月29日の川崎戦(瑞穂陸)で2ゴールを挙げ、右膝痛からの復帰初戦を飾ったFW玉田圭司(31)が、アウェーで敗れた杭州へのリベンジを誓った。

 FK練習で、ゴールマウスを見据えた玉田が左足を振り切ると、ボールはきれいな弧を描いて右隅に吸い込まれた。3月終わりから苦しみ続けた右膝痛から解き放たれたレフティーは、会心の笑みを浮かべた。

 勝てば1次リーグ突破が決まる決戦を前に、リハビリ中のMFダニルソン、吉村に加えて、長身FWケネディと守備の要DF闘莉王がけがでメンバーを外れた。「自分もけがで戦列を離れていたが、その間ほかの選手が頑張ってくれた。誰が出ても結果を出さないとダメ」。玉田自身もケネディも欠場したアウェーのFCソウル戦を挙げ、「ケネディがいなくても勝った実績もある」と、不安はないと強調した。

 ACL初戦となった3月1日の杭州戦(アウェー)は0−2と完敗。フィジカル面の強さだけでなく、足元の技術も肌で感じた。それでも個々の能力で負けていないという自負がある。川崎戦で初めて一緒に先発したルーキーFW永井は本調子ではなかったが、「あのスピードは相手の脅威になる」と、玉田は太鼓判を押した。ケネディの高さを欠いても、それぞれの特長を発揮することが第一だと考えている。

 「杭州は強い。敬意は払うけど、アジアのナンバーワンは日本だと思う」。日本の力を見せるためにも、1次リーグで2度も負けるわけにはいかない。「僕がゴールを決めればチームが勝つ確率も高くなる。得点はいつでも狙っている。ホームで力の差を見せたい」。J1王者のプライドを胸に、玉田が2試合連続得点でグランパスを決勝ラウンドへと導く。 (伊東朋子)

 【アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)】 2002年にスタートしたアジア・ナンバーワンクラブを決める大会。今大会には、日本からJ1優勝の名古屋グランパスのほか、2位のG大阪、3位のC大阪、天皇杯優勝の鹿島が出場。32チームが8組に分かれて1次リーグを行い、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出する。移動などの負担を軽減するため、東西アジア各4組に分かれて、ホームアンドアウェー方式で実施。決勝は11月に行われる。優勝チームは12月のクラブW杯に出場する。

 

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