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【プロ野球】

井口 通算10本目の満塁弾 成瀬を救った7打点

2011年5月4日 紙面から

◆ロッテ10−5西武

 ロッテ打線が獅子を一気に粉砕した。浅村の失策で3点差とした直後の6回2死満塁。3番・井口が外角高めの直球に泳ぎながらも、バットの芯でとらえた。通算10本目のグランドスラムとなる逆転2号。7回にも3号3ラン。7打点の荒稼ぎで、チームを単独3位へと導いた。

 「最高の結果になってよかった」と満足げな井口。1試合7打点は、ホワイトソックス時代の2006年以来5年ぶりだが「打点はチームのものだから」と控えめだった。

 成瀬は5回までに5失点。苦しい展開と思えたが、井口の考えは全く違っていた。誰かの失敗は誰かが補うのが、ロッテの“和”。「ここまで成瀬に助けられているので今度は助けたい」。誰よりもチームを思う男は、闘志で満ちあふれていた。「甘い球はどんどん振っていこうと思っていた」。その魂がバットにこもっていた。西武ドームでの4点差逆転は、日本一の出発点となった昨季のCSファーストステージ第1戦と同じ吉兆だ。その再現を狙う井口からは「最後までしっかりと仕事ができれば」と頼もしい限りの言葉が口を突いた。 (川越亮太)

 

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