中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

中田 第2の故郷で「どや」 ダルに白星プレゼント三塁打

2011年5月4日 紙面から

◆日本ハム6−3オリックス

 ダルビッシュが逃げ切れず延長に突入。10回2死満塁、中田がオリックスの守護神・岸田から放った打球は右翼手の頭上を越える走者一掃の三塁打。三塁で右手を大きく突き上げた中田は、大阪桐蔭高時代を過ごした“故郷”大阪で堂々のどや顔を見せた。

 「意地でもランナーをかえすつもりで打席に立ちました。同点とされて苦しい状況で点を取れてうれしかった」。ヒーローインタビューで顔を紅潮させた。「右方向への打撃は、キャンプ中からやってきたことなので結果が出てうれしい」。ダルビッシュに3勝目をプレゼントできたと聞かされると「勝ち星がついたんですか? 気迫あふれる投球をしていたので1点でも多く取りたかった」と喜んだ。

 8回まで2安打、1失点だったダルビッシュが9回2死から突然乱れた。代打ヘスマン、バルディリスに連続適時打を浴び同点にされた。詰めが甘かったことに、ダルビッシュは「甘い球はほかの回にもあったし、それを打たれるか、打たれないか」だと振り返り「きょうの収穫は何もない」とした。弟分の中田にいつも厳しいエースも「逆方向に打てたのがチーム打撃ということ。チームのためにしっかり動けるようになっている」と少しだけほめた。

 終わってみれば、エースに白星がつき、期待の中田が殊勲打で、引き分けをはさんで3連勝で首位をキープ。梨田監督は「ダルビッシュは6連戦の頭だし、完投してくれればと思った。中田はいいスイングをしていた。少し成長している(2人の)信頼関係が出てくるのでは」と目尻を下げていた。 (後藤慎一)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ