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平和・民主主義

2011年5月 3日 18:38

原発の全廃、自然と共存できる新エネルギーを 憲法集会に2400人

20110503-01.jpg 憲法記念日の3日、「生かそう憲法 守ろう9条 5・3憲法集会in京都」が京都市左京区の京都会館第一ホールで開かれ、2400人を超える府民が参加しました。主催は「憲法9条京都の会」。
 同会世話人の黒木順子・守ろう憲法と平和きょうとネット代表幹事があいさつ。憲法前文を読みあげ、「憲法の精神が被災地でこそ生かされるべき」と述べました。

 同会代表世話人で哲学者の梅原猛氏が「九条への思い」と題して講演。梅原氏は、特攻隊の口頭試問で戦闘機の名前を言えなかったため非国民と言われて落第したことや名古屋の三菱発動機の工場で勤労奉仕として働いていた際の空襲など自身の戦争体験を語り、「戦争を二度と起こしてはならない、それゆえに憲法9条の思想を歓迎した。呼びかけ人になったのも強い反戦の思いからである」と話しました。
 また、東京電力福島第一原発事故について、15年前に反原発という立場を明らかにしたことに触れ、20数年かけてでも原発の全廃にむけた運動をすすめ、太陽や風力などの自然エネルギーの開発を進めるべきだと強調。「生きとし生けるものすべてが太陽、風の恩恵を多く受けている。国民が望めば、自然と共存できる新エネルギーを開発できるはず。その国を作るために力を尽くしたい。そして被災した人々の尊い助け合いの心は、利他の心みなぎる聖徳太子の目指した和の国でもある。その実現のために残る人生を捧げたい」と述べました。

 同会代表世話人で安斎科学・平和事務所長の安斎育郎氏が、東京電力福島第一原発事故の現状や原因、核廃絶に向けた世界の流れなどについて解説し、「今、憲法9条は国を超えて平和運動のありようとして求められている。憲法9条の実現を願うだけでなく、国のありようを主権者として変えていくこと、その実現にむけ、一緒に歩んで行きたい」と話しました。

 舞台では大蔵流狂言役者の茂山あきら、茂、童司による「二人大名」が演じられました。
二人の大名が通りがかりの男を太刀で脅して強引にお供にしようとしたところが、逆に脅され立場が逆転してしまうという物語で、会場からは大きな笑いが起こりました。

 集会後、参加者らは下京区の四条河原町までパレードを行い、それぞれ「原発に依存しない社会を」「自然エネルギーで暮らそう」「米軍の思いやり予算を被災者に回しますと言えないのか あ菅首相」などのプラカードを手に市民にアピールしました。

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