円キャリートレードとは、金利の安い円を借りて、高金利通貨に投資することですが、この円キャリードレードが最近復活しそうだという観測があります。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5733
円キャリートレードのリスクは、借りた円が値上がりして(円高になって)返済時に損失を出すことですが、現在のような日銀の金融緩和がまだまだ長期に続きそうだという予測が成り立つ場合、リスクは小さくなります。
さらに、現在は、日本だけが金融を緩和する方向に動いていて、アメリカ、ヨーロッパ、中国など海外の国々は、インフレ懸念から金融引き締めに動いているために、なおさら、円キャリートレードには好環境になってきています。
さて円キャリートレードが復活し、盛んになれば、どのようなことが起こるでしょうか。
恐らく、アメリカの金融緩和第二弾(QE2)と同じ効果があるでしょう。 つまり、借りた円は、石油、食糧といった現物資産の投機資金に流れるということです。 こういう動きが盛んになれば、石油、食糧などが高騰し、アメリカが直面している状況と同様に、日本も、輸入価格の高騰から、インフレ圧力が掛ることになります。
つまり、日本だけ金融緩和に動くことは、金融が自由化された世界においては、それを是正する方向に外力が働くことになるわけです。 従って、日銀が金融緩和を、続けることには、次第にインフレ圧力というブレーキが掛ってくるでしょう。
日銀は難しい舵取りをしなくてはならなくなります。 どこで、ゼロ金利政策を止めるのか、出口戦略を今のうちに練っておく必要があるでしょう。
2 ■無題
いくつかの資源は、使えば減り、いずれは無くなるものです。目先の資源高を恐れていても、長期的にはどの道、資源入手難、不可能になるんです。
また、金融緩和で資源が高騰しても、デメリットを被るのはそれを購入する必要のある外国も同様です。
結局、代替資源の開発を政府が支援していくほかないかと。
3 ■おや、これは驚いたな
「一向に構わないですから」と書いておきながら痛いところ衝かれた不都合なコメントはやっぱり削除するんだね。そりゃ博士号ともあろう者が職務中に他人のブログ荒らしまくってアクセス禁止まで喰らった なんて事がばれたら恥ずかしいもんね。
しかし不思議なもんだ。ブログの書き方が分からずに「分かりません、教えて下さい。」と書いていた人が他人のコメント削除の方法、アクセス禁止にする方法を知っているとは・・・・
てっきり「他人のコメント削除やアクセス禁止の仕方が分かりません。教えて下さい。」なんて間抜けな質問でもしてくるのかと思ってたんだがね
1 ■円キャリー圧力
例の『国債スレスレ団』は、この『円キャリートレード』と『円』の国際通貨としての信用度、為替取引という世界最大のギャンブルの視点を『あえて見ない』やり方を取ることが多いですよね。
為替トレードの世界ほどポディショントークが蔓延している鉄火場は他にはありません。
もう既に日本は通貨的には鎖国政策を採用したくても、させてもらえない状況であることもスルーしています。
いま世界中の政府内での課題は、『いかに自国民をなだめて暴動に向かわせないか』なのかもしれないですね。
その点については今までの日本政府ならば、かなりサービス満点な方策を維持できていました。
でも今後は国民負担増の方向へ舵を切らざるをえないでしょう。
何しろ地方債のファイナンスは震災前の時点で既に首都の東京都以外はズタボロな現状なのですから。