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トラック借り燃料調達支援 宮城へ渡り救援活動「人も資金も足りない」

2011年3月18日(金)11時16分配信 琉球新報 

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          濱口明英さん [ 拡大 ]

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 東日本大震災の被災地を支援するため県内でダイビングショップなどを運営する海坊主(那覇市)の薗田大典代表(29)=那覇市=とスタッフの濱口明英さん(32)=同=が14日から大津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町に入り、トラックで近隣県から薬や燃料を調達するなど救援活動を続けている。
 「被災者の要望に応えるための人も資金も足りない」と沖縄からの支援を求めている。
 薗田さんは兵庫県出身で中学時代に阪神大震災を経験した。11日の震災を受け「被災地で少しでも力になりたい」と翌12日に濱口さんと東京へ。陸路で2日間かけて被災地へ入った。
 南三陸町の避難所は約650人が身を寄せる。16日から雪が降り、気温は氷点下。ストーブが数台あるが「避難所内も着込んでいないと寒い」。沖縄出身者はいないようだという。
 2人は行政の対策本部と協力し、栃木県などでトラック2台を借り、燃料約200リットルを調達。近隣県の薬局から薬を確保し、薪となる木材も集めた。
 物資調達などで100万円以上を自己負担している。海坊主が運営する「那覇オーシャンダイバーズ」のブログで被災地の状況を発信し、義援金も募っている。
 薗田さんは「灯油が足りず、18日以降は暖を取れなくなる恐れがある。自衛隊や消防は、被災者の要望にきめ細かく応える余裕はないようだ。厳しい冷え込みの中で物資も人も足りない状況。沖縄からも被災地に直接届く何らかの支援が必要だ」と訴えた。

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