国会議員などの辞任表明 不正疑惑で金IOC副会長
【ソウル9日共同】不正疑惑で韓国検察当局の捜査を受けている国際オリンピック委員会(IOC)の金雲龍副会長は9日、ソウルで記者会見し、さまざまな疑惑の責任を取って国会議員や世界テコンドー連盟総裁などの職を辞任することを明らかにした。
ただIOC副会長の職に関しては、辞任の意向を示さなかった。
会見で金副会長は「私のスポーツ外交活動に関して、多くの物議が引き起こされたことに責任を感じる」とし「真偽は別にして、私の不徳で国民の皆さんに迷惑を掛けたことを謝罪する」と述べた。
金副会長は検察捜査の中で、南北スポーツ交流のため北朝鮮に110万ドル(約1億2000万円)を支援したとの疑惑や、2001年に立候補したIOC会長選のために多額の資金を集めた疑いが浮上。韓国メディアによると、世界テコンドー連盟の後援金を流用した疑惑もあり、検察当局は横領や外為法違反などの疑いで捜査を続けている。
【共同通信】
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