生肉のユッケなどを食べた男の子が食中毒で死亡した問題で、死亡した男の子2人は富山県と福井県の焼肉店で食事をしていましたが、新たに神奈川県内の同じ系列の店でも、食事をした子供を含む少なくとも6人が食中毒とみられる症状を訴えていることが新たに分かりました。
焼肉店を経営する「フーズ・フォーラス」によると、体調不良となったのは、横浜市旭区の「焼肉酒家えびす横浜上白根店」で食事をした2人と藤沢市の「焼肉酒家えびす藤沢湘南台店」で食事をした4人です。この6人には子供も含まれ、下痢やおう吐などの症状を訴えているということです。横浜市などは、すでにこれらの店に立ち入り調査をしていて、食材の納品状況や伝票なども調べています。同じ系列の富山県と福井県の店ではユッケなどを食べた男の子2人が死亡していて、警察が業務上過失致死傷の疑いで捜査に乗り出しています。
相談に来た人:「熱はそこまでないんですけど、頭痛と吐き気と、おなかが痛いのと」
「焼肉酒家えびす」で食事をした客に食中毒が相次いでいることを受け、富山県は3日から県内5カ所の保健所などに窓口を設置し、健康相談を始めました。富山県では、体調を崩した場合、検便をするよう勧めています。