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ECO-DRAM

2011年5月2日

エルピーダメモリ株式会社

世界に先駆け、25nmプロセスDRAMを開発

世界最小チップを実現した2GビットDDR3 SDRAM

25nmプロセスDRAM

エルピーダメモリ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長兼CEO:坂本幸雄 以下、エルピーダ)は、このたび、DRAMの世界最先端プロセスとなる25nmプロセスを採用した2GビットDDR3 SDRAMを開発いたしました。最先端微細加工技術を用いることで、世界最小のチップサイズを実現しています。

このたび、開発に成功しました25nm DRAMプロセス技術は1ビットに用いるセル面積を当社30nm比30%縮小する微細加工技術です。この微細加工技術を用いた2GビットDDR3 SDRAMのウェハあたりのチップ取得数は、当社30nmプロセス品比で約30%増加しています。消費電流も当社30nmプロセス品から、さらに低減(動作時約15%減、待機時約20%減)しており、PCやデジタル家電機器の消費電力低減に貢献するエコフレンドリーDRAMとなっています。また、この25nmプロセスの開発にあたっては、当社30nmプロセスからの構造変更を最小にして、量産時の新たな投資にかかる費用の抑制を図りました。

本年末までにはこの25nmプロセスを用いた4GビットDDR3 SDRAMの量産も予定しており、この製品では30nmプロセス比44%の取得数増加が見込まれております。さらに、この25nmプロセスは当社の注力するMobile RAMTMへの展開も予定しています。

このたび開発した25nmプロセス2GビットDDR3 SDRAMはDDR3-1866(1866Mbps)以上の超高速動作をサポート、また低電圧(1.35V)高速版のDDR3L-1600(1600Mbps)にも対応いたします。
 新製品のサンプル出荷、量産開始とも2011年7月を予定しています。

エルピーダはDRAMのテクノロジーリーダーとして、今後も引き続き、設計およびプロセス技術の革新を進め、高速、低消費電力、低コストのDRAMを製品化してまいります。

新製品の主な仕様
品名 EDJ2104BFSE/EDJ2108BFSE
製造プロセス 25nm CMOS
容量 2Gビット
データ幅 ×4ビット/×8ビット
ピンあたりデータ転送レート 1866Mbps以上
電源電圧(VDD) 1.5V、1.35V(低電圧版)
動作温度範囲(TC) 0〜95℃

以上

Mobile RAMはエルピーダメモリ株式会社の商標です。

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