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【グラニュース】


永井奪うぞ先制弾

2011年5月3日 紙面から

練習の合間に玉田(右)、小川(左)と話し込む永井=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスの新人FW永井謙佑(22)=福岡大=が先制パンチで、チームの苦境をはねのける。4日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ、杭州緑城(中国)戦(瑞穂陸)に向けてグランパスは2日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで約1時間練習を行ったが、勝てば1次リーグ突破が決まる試合に、ケネディが負傷欠場。故障者続出で不確定要素は多いなか、永井はチームを波に乗せる先制ゴールにこだわった。

 またも主力が戦列を離れた。金崎、吉村、闘莉王に続いて、ケネディも離脱。それでも永井は自分の役割に集中してピッチに向かう。

 「先制点が取りたいですね。誰が出るかは僕には分からないですから」

 1次リーグ突破へ向けて、チームに勢いをつけるゴールを狙っている。空中戦に強いケネディ不在で、戦い方は明確になった。激しい練習の合間、永井は、玉田、小川と何やら打ち合わせ。高さと強さを武器にする杭州に対して、小回りの効いた攻撃で対抗する準備を進めた。

 アウェーでの初戦(3月1日)は0−2で完敗。途中出場した永井は「5分くらいしか出ていないので、ハッキリしたイメージはないけど、ガツガツくる感じで、スピードはそれほどでもなかった」と話す。ちなみに永井の出場時間は25分。Jを驚かすスピードスターは、時間の感覚も超越している。

 J1初ゴールはまだないが、ACLではすでに2得点。2点目を決めた19日のFCソウル戦では敵地でケネディを欠きながら2−0の快勝。地上戦のイメージがあるうえに、玉田の復帰も、永井には心強い。「オレが前を向いたら全部、前に行け」と助言を受け、1人残った純然なストライカーはゴールへの欲を強くした。

 中国でたたきのめされた借りを返して1次リーグ突破。そんな筋書きは、永井の先制パンチから始まる。 (木本邦彦)

◆ケネディが肉離れ

 名古屋グランパスは2日、FWジョシュア・ケネディ(28)が左足ふくらはぎの肉離れで全治10日間と診断されたと発表した。ケネディは4月29日の川崎戦(瑞穂陸)で同箇所を負傷した。また同30日に第3子(男子)が誕生したことも発表された。

 

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