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【大リーグ】松井 日米通算1500得点!! 6番降格に発奮、意地の二塁打も2011年5月3日 紙面から
偉業達成だ!! アスレチックスの松井秀喜外野手(36)が1日(日本時間2日)、レンジャーズ戦の3回に自らの左翼線適時二塁打で出塁後、後続打者の安打で本塁へ生還し、日米通算1500得点を達成した。日本では王貞治氏ら4人が、日米通算ではイチロー外野手(37)に次ぐ2人目の快挙。チームは序盤から打線がかみ合いレ軍に7−2と快勝し、勝率5割復帰。松井の偉業に花を添えた。 ペニントンの中前打で松井がゆっくりと三塁から生還する。何事もなかったようにチームメートとベンチでハイタッチ。その直後、電光掲示板に日米通算1500得点達成の文字が浮かび上がり、1万5000人のファンから大きな拍手で祝福された。 その松井は「正直(感想は)あまりない。チームに点を入れるという意味では大事なこと、これからも増やしたい」と偉業達成にも平然としたもの。ただ自力での得点は日米通算本塁打の495点とあって「ずっとすばらしい打線に恵まれてきた結果」と巨人、ヤンキース、エンゼルスと同僚達への感謝の気持ちは忘れなかった。 もちろん、背番号55が積み重ねた数字に周囲は称賛を惜しまない。松井の他にチームで唯一、年間100得点の経験があるデヘススはその偉大さを痛感。「打点を挙げる打者であるマツイがこれだけの得点を挙げているのはすごいことだ」と驚きの声を上げた。 この日、3勝目を挙げた先発ゴンザレスは記者会見で「言っておきたいことがある」と自ら切り出し「素晴らしいことだ」と絶賛。ゲレン監督も「長年にわたって活躍を続けてきた証し」と賛辞をおくった。 打撃では16試合ぶりの6番降格にタイムリー二塁打で意地を見せた。3回無死二塁の第2打席。見送れば完全にボールという81マイル(約130キロ)の落ちる球にうまく合わせ、広く開いた三塁線を破る“らしく”ない芸術的な一打だ。「ボール球に当てたような感じ。いいところに飛んでラッキー」。月も変わってツキも変わった。出場5試合ぶりの打点を挙げ、松井が得点を挙げた試合もこれで7戦6勝。チームも勝率5割に復帰し、松井が5月反攻に突入する。 PR情報
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