「WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(7日、大阪府立体育会館)
挑戦者のダニエル・ディアス(ニカラグア)、王者・亀田興毅(亀田)が2日、大阪市内と東京都内で、それぞれ予備検診を受けた。ディアスは身長で7・9センチ、リーチで9センチ上回るなど、体格で圧倒。3階級王者からのタイトル奪取に自信をみなぎらせた。
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ディアスは、どこまでも自信があるようだ。予備検診を終えた挑戦者は、「王者より上回っているところ?全部だ。オレの方が強いね」と、不敵に言い放った。亀田のお株を奪う“絶口調”ぶりに、表情には余裕すら漂っていた。
予備検診では、身長で7・9センチ、リーチでは9センチも上回った。「ニカラグアにいたときから、自分の方が身長が高く、リーチも長いと知っていた。(亀田の方に)ハンディがあると思うね」。胸囲で14・6センチ、胸部の厚さで3・8センチ下回ったものの、全般で有利とにらんだ。
世界ランク14位のディアスは以前、スーパーバンタム級で世界ランクに入っていた実績を持つ。本人によると、09年に死去した母国の英雄で、3階級王者でもあるアレックス・アルゲリョに師事したこともあるという。当時については「6年前くらいのこと。教わった内容?それは…いろいろだ」。トップシークレットと言わんばかりに、詳細については明らかにしなかった。
亀田対策については「(亀田は)ビデオで見たが、試合によって違う。いろいろできるすごいボクサーだ」と、けむに巻いた。「5月7日には、ぼくが王者になる。ぼくの名前が世界に広がるだろう」。有利な体格差も手伝ってか、最後まで自信満々だった。
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